白銀葦

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「パンパスグラス」という異国情緒の名も悪くないけれど「白銀葦」はより深く秋を感じさせる。早いもので変わってもう4年目になる朝の路の秋にシロガネヨシが優しい。あたりにはムクドリやオナガやヒヨドリも棲んでいる。すれ違うだけの犬たちがみんな挨拶をしてくれる。Long Ago Far Away。

柴栗

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長谷川逸子さんのgalleryIHAで開かれた「建築的冒険者の遺伝子」出版記念パーティーには89歳の槇文彦さんも出席されてスピーチ。元気をいただいた。本に再掲された氏の論考「漂うモダニズム」は読みごたえがある。長谷川さんが用意してくださったおつまみは食べるのが躊躇われるかわいさ。添えられていた秋をおみやげにさせていただきました。小さな空間に大学同期4人というのもおかし。思わぬ縁も見つかりました。稔り多い佳き夕べ。

小値賀島から

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小値賀ぶらぶら 8。ブログを読んでくれた「おぢかアイランドツーリズム」の方からいただいた丁寧なメールに追伸が添えられていた。
「小値賀島にも1つだけ教会はございます。ただ外観は普通のお家で、中に祭壇がありマリア様は野崎島の教会のものです。小値賀にもごくわずかですが信者さんがおり、日曜日にはミサが行われています。見学も可能ですので、次回は是非行かれてみてください。」
確かに教会建築はないけれど肝心なことは見誤っていたということだ。それはそれとしてこんな気持ちのこもった応答には再訪で応えるしかないな(笑)。写真は小値賀の野崎島で出会った、名も知らぬ蜘蛛蝉を糸巻きにするノ圖。

グッドデザイン賞

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神宮前の集合住宅[alley]がグッドデザイン賞を受賞しました。お世話になった方々に感謝。

檻犬

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仲條正義さんは天衣無縫自由自在だがかわいい犬はいない。

紐猫

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上野公園にはペット連れもたくさんだが紐猫は珍しい。

法隆寺宝物館

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秋分の日の上野公園は家族連れがたくさんいて思いどおりには歩けないくらい賑わっていた。怖ろしい不穏なうねりとは分かれて、小さな漣のような日々のしあわせもある、幸せな休日のみんなの都市公園。群れる人々からはほど遠い法隆寺宝物館は静かで建築は凛としていた。設計谷口吉生。この建築の成果が京都国立博物館平成知新館に結実しているのだと思う。ほの暗い展示空間が外に開かれた明るいホールと併存する建築の本質は、スケールが小さいということが幸いして、むしろ宝物館の方に強く表れているように感じた。国家の尊大さは控えめな方がいい。写真撮影可もうれしい。ダイニングテラスの固定された丸テーブルのワインも美しかった。ここは白。

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kinoshita
木下道郎 ・ 建築家
詳しくはworkshop-kino.com

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