ついに足場が取れ全貌が姿を現しました。期待どおりです。灯りも入り始めて夜の眺めもチェックしました。[laatikko]ができあがっていくプロセスはクライアントの
家づくりブログで詳しく紹介されています。

重森三玲の東福寺の庭から、円柱状に刻み込まれた石。重森三玲美術館の裏手の坪庭にも同様なものが置かれていました。

2008年1月4日の[doglog]にアップしたインドのハワマハルの写真が「世界のエアラインガイド」というテレビ番組で使われました。制作会社の人がネット検索をしていて発見したのでしょう、電話で連絡があり、ハワマハルほか数点のデータをお送りしました。撮影者のクレジットも入っています。ブログがこのような形で展開していくのはとてもうれしいことです。というわけで、今日はハワマハル「風の宮殿」の[doglog]未公開写真。壁面の砂岩を透かし彫りにして造られている窓のアップです。

非常勤講師をしている日大生産工学部居住空間コースの最優秀作品選考会から相原さんの作品「下町上町」。エントリーされた今年度の自信作の中から学年に関係なく20作品を選び、公開審査を経て「宮脇賞」1作品を選びます。すべて投票により決めていきます。自分の担当した作品のことは当然内容もよくわかっていますし思い入れもありますから票を入れたくなるのは人情というもの。「身内」への投票に偏り過ぎないように内規を自ら定めるところが「大人」ですが、最優秀作品への1票を全体の空気を無視して自らのこだわりに従って「身内」に投じてしまったところは「子供」です。20人近くが一日かけて真剣に議論し真剣に選んだあとに授賞式と祝宴。「身内」の作品がゲストクリティックの山本理顕さんの個人賞に選ばれたのが嬉しかった。充実した一日が幕を閉じたのは朝の3時近くでした。

昨晩は「仲條服部八丁目心中」のオープニングへ。1933年生まれの仲條正義さんと1964年生まれの服部一成さんのバトルは見ごたえがありました。鏡開きに続いて立錐の余地もないほどの会場でコロッケに稲荷寿司で桝酒。二次会は資生堂パーラーでカレー・パーティ。建築の世界のパーティとはかなり趣が違います。
[上高田の家]にフィンランド語で「箱」を意味する[laatikko]という名前がつきました。1月25日のお披露目を目指して現場は休日返上で進んでいます。「ファインフロア」という商品名の穴のあいた金属製の足場板の取り付けが完了し、外部と内部の間に位置する曖昧な領域が姿を現しました。この「中間領域」は幅が1.8mしかない狭い遊歩道に細長く寄り添う敷地の持ち味を最大限に活かすために考案したものです。2階建てのこの小さな住宅では、部屋以外はすべて外部空間になっていて、そこには光も風も視線もちょうど半分くらい透過する「ファインフロア」が取り付けられ、屋外だけれども部屋の延長のような空間になっています。諸室をつなぐ廊下と階段が屋外になっているわけですから、便利で快適とは言えないかもしれませんが、敷地の狭さを補って余りある豊かなユニークな空間を獲得することができました。条件の悪い敷地でも建築家と力を合わせればなんとかなる、いい例になっていると思います。

クウの歯がグラついていることを基が発見して、餌をドライフードから缶詰に切り替えました。おいしそうな食事のようすに、自分の食事はとっくに済ませてしまっているフクが強い関心を示しています。わざと目をそらしていますが気持ちは完全にお皿に向いていますね。この後、クウは餌を少し食べ残して姿を消し、フクだけがそこに残りました。私がいる限りは決して手を出さないのは老いてもさすがラブラドールです。

[春日町の家]。住みながらの改築の一期工事がほぼ完成しました。片手では数え切れない神さまもほとんどが落ち着かれました。しめ縄に榊。90年の時が流れ続けていた空間にきっちりとおさまっています。今まで外で暮らしていた柴犬のルラちゃんも新居にできるタタキ仕上げの土間が棲家になる予定です。
