事務所が西新宿二軒家に移ってから10年になるのですが歩いて5分界隈に未踏のエリアがあることに気付きました。方南通りの南側で十二社通りの西側。住宅ばかりと思っていた界隈に食べ物屋があったのです。新しいランチスポット開拓の帰りに出会ったのがこのなんとも不思議な建設用の足場で囲われた家屋。目を引くことだけは確かですが意図がよくわからない不思議な建物です。


オーブンレンジと食洗機があって床暖もあるからおそらく居心地がいいのでしょう。ここいらはこの2頭のお気に入り。くるっとまるまった様子は島のように見えなくもありません。島の周りにそれぞれのテリトリーという意味での島もあるのでしょう。平和を保つための距離はきちんと計られているようです。

光が丘に設計中の小さな集合住宅。3階建てでフラット3戸。敷地に年1000個はなるという大きな夏蜜柑の木があります。その夏蜜柑の木から摘まれた夏蜜柑のこども。かわいいですね。


国立で進行中の現場の階段に、足場板の孔を抜けた明りが面白い模様を作り出していました。この日はちょうど一橋大学の入試で改札を出たところから、クラブ勧誘・アパート斡旋の不動産屋・予備校などたくさんの人々が群がっていて、私にまでKitKat入りのちらしの袋が配られました。大学受験の朝の言い知れない緊張感は今でもからだのどこかが記憶しています。なぜかこの写真の儚く柔らかな光と影は、あの頃よく聴いていたPatternsという曲を思い起こさせます。Paul Simon1966年の作品で、夕暮れの街灯が部屋の壁につくる影から語り始め、patternsという言葉を鍵に人生の繰り返しのせつなさを綴っていく佳作。黒いビニールに刻まれていた次の曲はCloudy。何度も聴いたなあ。ちなみにPatternsが録音された1966年夏、Bob DylanはBlonde On Blonde発表直後で7月にバイク事故を起こし暫く隠遁。両者ともプロデューサーはTom WilsonからBob Johnstonに変わったばかりでした。

強い春の風が吹いて、やっと冬にお別れ。母と食べる魚を買いに街に出たら、お店はすっかり雛祭りモード。桃の小枝、道明寺、そして地蛤にまで手が出てしまいました。千葉産の倍はする三重産とは言え、我が家では禁制品ですが、60を過ぎた二人の食膳にのぼるのはよしかな。悲しい世の中になったものですが、楽しく飲みました。写真は近所の紅梅。特に朝の陽に映えています。


ひまつぶし。お隣の斎藤輝彦さんの仕事仲間の縁で
斎藤ネコのライブに2012年に出かけた時にはまったく気がつかなかったのですが、彼の演奏をなんと1986年に聴いていました。斎藤ネコは当時Killing Timeというバンドのメンバーとして 私たちのワークショップが設計した[heartland]で演奏していたのです。1986年から3年間六本木で時限開業した[heartland] は新商品ハートランド・ビールの単なるパイロット・ショップではなく、合わせて音楽やアートなどの情報を発信しました。HEARTLAND DISK DISPATCHというレーベルがつくられKilling Timeの3曲入りカセットが発表されました。[doghouse library]を探してみたらちゃんとありました。懐かしいなあ。でも再生装置が身近にはありません。

