デリーの南南西750kmにあるアーメダバードはイスラム文化圏の都市です。ホテルの冷蔵庫にすらビールはありません。酒類は外国人専用のちょっと怪しい販売所で面倒な書類を提出して入手することになります。ここに近代建築の名作がたくさん。
まずは、ル・コルビジェのサラバイ邸。アーメダバード市街、塀で囲まれた、孔雀もいる大きな森の中に、外と内が継ぎ目なく繋がったおおらかな家。外の明るさと見事なコントラストをなす内部のほの暗さ。気候風土にしっくりと馴染んでいるのがさすがだと思いました。素人写真ではなかなか写し取ることができない空気のようなものがあります。
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アプローチから中に入ったところの見返し。
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この写真では内部は実際よりも暗く写っています。
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生活も内外の区別が曖昧なようです。屋外のデイベッド。気持ちいいでしょうね。
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ダイニング。外も内も結局は繋がってしまいます。
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見送ってくれたガネーシャ。インドでは、いたるところに置かれています。
朝食後のひととき、珍しくフクとクウとハヤがそろっています。この時間は朝陽が部屋の中まで差し込み、植物も輝いて見えます。やっぱりもう春、ですね。
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起床時刻6時10分。犬の散歩から帰ってくるともうかなり明るくなっています。久しぶりの雨のおかげで、ドッグハウスの中庭もしっとりしています。雨水から啓蟄。節気の語感がぴったりのように感じます。
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「わたしの餌はおとうさんの部屋の箱階段の途中にあります。一段が40cmもあるので犬たちは上がってこられません。子供たちも勝手には入ってこないので、わたしにとって最も安全な場所のひとつです。おとうさんが最近夢中になっているThe Other Side of The MirrorというDVDが右手に見えます。60年代のフォークフェスティヴァルに出演したボブ・ディランの伝説的演奏の記録です。左手は横尾忠則デザインのサンタナのLP、その左はミルトン・グレーザーがデザインしたポスターのミニチュアだそうです。よごしたりしないようにわたしも気をつけています。」
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外は激しい風が吹き荒れていましたが、中には春の日差しが。こちらはどんどん成長を続けています。
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強風が吹き荒れ、気温急降下。激しい春一番でした。仕事場から見上げるパークタワーが砂埃で霞んでしまいました。黄砂ではなかったようですね。
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[鵠沼海岸の家]のご主人、相澤雅人さんが
ステラシネマの特集に登場。映画予告編製作の興味深いインタビューです。
ワークショップのパートナーの一人、北山恒さんの妹さん「やっこちゃん」がボリビアから里帰り。十数年ぶりの再会となりました。時は20年から30年逆戻り。楽しい一夜でした。お土産にいただいたボリビアの岩塩の自然な赤みがきれいです。
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デリーのフマユーン廟。建築そのものも素晴らしいのですが、四分庭園のみごとな幾何学に目がいってしまいます。こうしてゲートを通して対象を見るときには水路が軸線を強調します。
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四分庭園は田の字型を水路によって構成するのが特色です。水源の傾斜した赤砂岩には模様が浮き出ていて、流れる水に趣をあたえます。
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内部の廟はやはり暗く、ジャーリーを通しての明かりが印象的です。
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アプローチの脇にあった修復中の塀の向こうに建築物が見え、思わず誘い込まれてしまいます。
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おかあさんの実家で使っていたテレビを見る人のための椅子が家に来ました。人がいない昼間はフクちゃんは専用のソファ、クウちゃんはデイベッドの下の隙間で眠っていて、この椅子はいつも空いています。ちょっと寝そべってみるととても気持ちがよくて、僕のお気に入りの場所になりました。ちょっと大人になった感じでしょ。
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事務所までは新宿駅西口から歩いて通っています。15分くらい。歩く歩道のある地下道は暗い雰囲気ですが、新宿中央公園は意外に気持ちいい。片隅に熊野神社。紅梅が鮮やかでした。
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熱海の現場に根切り底の確認に行ってきました。ちょうど梅が満開。梅園を訪れる車でちょっとした渋滞が起きていました。現場で見かけた鳥は春を告げているようです。
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冬晴れが続いています。寒さの中でドッグハウスの植物はしっかりと春の支度をしています。ジューンベリーです。
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トライドッグのママから直美に犬クッキーが届きました。かわいいでしょ。
トライドッグは犬いっぱいの楽しいブログです。
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BRUTUS 2月15発売号の特集は「犬のこと」。この写真とともにちょっとコメントが載っています。楽しい一冊になっています。
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インドではたくさんの動物が街で暮らしています。
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犬は多いが猫は稀、ラクダ、猿、山羊、ロバ、リス、ニワトリ、インコ、孔雀、いろいろいましたが、一番はヒンドゥー教で神聖視されている牛。居住エリアにはところどころに餌場があって、みんなで世話をしているのだそうです。
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車と人と牛と。
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リードをつけられて散歩しているような犬はほとんどいません。人と犬が同じような感じです。
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人、動物、宗教、貧富。なんでも共存してしまうのがインドなのでしょうか。
明日15日。ついに日出時刻が6時20分台になります。起床時刻10分繰り上げ。これから4月いっぱいまでは、ほぼ一週間毎に10分ずつ繰り上がっていって5月1日には4時40分。早起き、たいへんだぁ。でも4時20分台(6月中心の39日間)で打ち止めです。7時の朝食時の中庭は日増しに明るくなってきています。
今朝はオイルサーディン。2月14日でした。
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7時少し前。上水を万助橋まで歩いて戻ってきたところで振り返ると、陽は木立の上にまできていて、ほとんど真正面からの朝陽。朝日の出る方位も時刻同様どんどん変わっています。
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「僕の面倒をみてくれるはずだった彼女は、僕が時々部屋の中でおしっこをするせいか、そう時間が経たないうちに興味がうすくなってしまいました。それで朝はおとうさんが散歩に連れて行ってくれています。僕の何倍も大きいフクちゃんと一緒に歩くのもまったく平気です。野良猫に攻撃を仕掛ける時などはフクちゃんが一緒だと安心です。でも猫が開き直って、チビるほど怖い目にあったこともあります。」
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「ドッグハウス」が建つ前の家でできた瓢箪が、直美のものつくり仲間のご縁で、
金井一郎さんの植物ランプになって戻ってきました。スピーカーになっている瓢箪も見たことがあります、なかなか面白い植物ですね。
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瓢箪そのものの姿もよくわかる昼間の写真です。背景の物体は犬のフク。
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今年5回目の雪。中学生の娘が参加するので特に盛り上がっていた三鷹駅伝は中止。24年前、私たちが結婚した冬も同じようにたびたび、ですがはるかに激しく、雪が降りました。当日の大雪を思い出します。我が家は2月はお祝いラッシュ。誕生日2つに結婚記念日。そして今年は合格祝い、のはずです。
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寒い日が続いています。地球温暖化のせいか天候が不順で、平年値にどれほどの意味があるかはわかりませんが、東京の日平均気温が一番低いのは1月27日から2月2日の5.4℃。2月3日節分に5.5℃に上がると逆戻りすることなく徐々に上がり続けて、今日は5.8℃。日出時刻だけでなく気温の上でも春に向かっているということなのですね。で、部屋の中にも小さな春。
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ところで気象庁の平年値は何故か1971年から2000年の平均。ここ数年の変化はまったく反映していない値です。
アーグラにある3つの世界遺産の一つ。16世紀にアーグラの近郊に新たに作られた小都市。赤砂岩で造られた建築が集まって町を形成しています。石を組積ではなく木の軸組みのように扱っているのが建築的特色です。
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木の小屋でもなく、石積の家でもなく、独特の佇まいが美しいと思いました。
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修復作業も行われていました。犬は寝ているだけのようです。
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イスラム・ハーン廟内部。この暗さ故にジャーリーからの明かりが効果的です。
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フレームとしてのこの開口部。明暗の対比に惹かれました。
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「困ったなあ。昨日もパラパラ雪が降るし、天気予報のおじさんは週末にまた雪が振るかもと言っています。イヌたち等は喜んでいますが私はイヤです。日曜日にはおとうさんの部屋からみんなの部屋に移るのにこんなに苦労してしまいました。ハンディキャップもあるしね。」
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葉がここまで大きくなりました。よく見ると双葉の分かれ目のところに小さな芽が出ています。
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アロニアの赤い実が雪景色の中で目立っていました。
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目ざとく飛んできた鳥。遠くからのショットはかなりブレてしまいました。
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敢えて屋根に雪止めをつけなかったので、屋根の雪はそこそこに雪崩のように落ちてきます。子供たちが出動して、犬式かまくらが出来上がりました。
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中の明かりがきいています。
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節分の鬼を置いてみました。
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気象庁も予報に苦労していたようですが、朝起きてみると、思ったよりしっかりした雪。しかもどんどん降り続いています。で、早めに散歩。
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疾走する犬橇?
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足跡は大小こんなに違います。
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今度はmemo誌の撮影が
[al domino]のオーナー・ユニットでありました。この家ではすべての部屋が2層吹抜けの「土間」に直接つながるように配置されています。窓の大部分は「土間」に集約され、風通しがよく明るい「家族の広場」のような空間になっています。前回は建築の中にセットされたオブジェに近寄り過ぎてしまったので、今回は全体の雰囲気を写真に写し撮ろうと視点を変えてみました。
ソファのある部屋から「土間」を見たところ。白いタイルとチーク床を5本引きのガラス戸で仕切ると「土間」はより屋外的になります。
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「土間」にある階段はスケスケ。吹抜けの抜けの良さを強めていますが、おかげで犬のモモちゃんは自力では階段を上がれません。
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デリーの南南東200kmにある古都アーグラにはタージ・マハルはじめ三つの世界遺産があります。その一つ、アーグラ城。赤砂岩でできています。
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アーグラのホテルで出会った盛大な結婚式。楽隊、照明隊を引き連れて街を踊り歩いた後、朝まで続く祝宴となるのだそうです。ホテルの広大な庭が宴会のためにショウアップされていました。
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アーグラ近郊シカンドラにあるアクバル廟。正方形の平面を四分割した庭園も美しい。これは楼門。
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アクバル廟内部。ジャーリーを通して差し込む光が印象的でした。
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