銀河鉄道の夜

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最近届いたお気に入り1。宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」のアニメは細野晴臣の音楽も含めて昔からのお気に入りでCDもDVDも段ボール箱のどこかにある。これは去年暮れに出た特別版で未発表音源が加わった2枚組CD。

濱鷸鴨

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動きのない鴨類の中をハマシギがちょこちょこと動き回っている。セイタカシギと比べてもかなり小さいハマシギと並ぶとカモは大きい。

鷸鴨鴨

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水に浮いておそらく眠っていたに違いない鴨類は暫くはじっと立ちすくんでいる。彼らを横目に先ずは鷸類が元気に歩き回る。とりわけセイタカシギの脚運びは軽やかだ。

鴨鴨鴨

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谷津干潟の潮の満ち干は2本の小さな川だけを経由しているので2時間くらいの時間差があるし狭くなっている部分の潮の流れはかなり速い。潮が引き始めると干潟はにわかににぎやかになる。

故立川談志

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退任展レセプションが終わると会場からあふれ出しそうだった人々は思い思いの二次会へ散った。私たちは室伏さんに誘われて彼の設計したmille nuitsに行った。RCの塔状住居の半地下部分に埋め込まれたコンパクトなバーはカウンターが巧みに湾曲していて客がみなまとまってしまう。3年前の今頃まだできて間もない時に行った時にはここで出会った阿部さんと語り合った。今度は1995年に竣工したワークショップ解散後最初の住宅のクライアントと十数年ぶりに再会した。不思議な縁。そう言えばその家に故立川談志師匠を案内して暫し二人で語り合ったこともあった。彼との家づくりは結局実現しなかった。懐かしいうたかた。

藝大美術館

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野口昌夫さんに誘われて藝大退任展のレセプションにも顔を出した。さすが藝大、宮田亮平、日比野克彦といった建築の外のスターのスピーチもあって華やかだ。90歳を超えた槇さんが出席されていたのに感心。laatikko訪問記を書いてくれた中山英之さんとお話しできたのもよかった。彼はスタッフの杉山の卒業制作を建築士会の優秀作選考会で推してくれたという縁もある。会場になっている学食がある藝大美術館の設計は六角鬼丈1999年。奇しくも1月12日に逝去されたばかり。会の冒頭に黙祷を捧げた。

岡田信一郎

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藝大の退任展に行った。ハイサイドライトがある天井の高い純白の空間にさぞかし費用がかかただろうと感心する巨大抽象オブジェが並ぶ2階が北川原温。備品の椅子や机で構成された薄暗い空間でレクチュアの動画を映写する1階がトムヘネガン。現代建築を俯瞰するトムの始点が記録されたカタログspeculationsをゲット。ザハをlandという章に収めてしまうところが大人だ。西洋的視点の近代建築史としてはかなり視野が広いと言える。会場は藝大美術館陳列館。建築の設計は岡田信一郎1929年。1986年にワークショップとしてリノベ設計したHeartlandつた館は彼の作品。私が通っていた頃の日比谷高校もそうだったそうだ。どちらも現存せず。意外な縁。そう言えば「探検バクモン」で今の日比谷高校の授業風景を見たがあの頃との共通点が少なくないことに驚いた。


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木下道郎 ・ 建築家
詳しくはworkshop-kino.com

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