鉄道懐逝

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勝沼ぶらぶら5。帰路のかいじは超繁忙期にしか姿を見せない「グレードアップあずさ色」の189系。懐かしい。現行かいじの間の抜けたカラーリングとは違って旅気分がいっぱい。ラッキー。この手の話に唯一合いの手を入れてくれていたワークショップOBの太田憲治さんが53歳で逝去された。最近は会ってはいなかったがフェイスブックでは時々コメントを交換していた。猫、花、空、鉄道、好みは意外に共通項が多い。彼が好きだった中山美穂がある建築家の家で映画を撮影していて公開されたら大喜びだったはずなのに先に逝ってしまった。さみしい。今夜が通夜。冷たい雨になる。
 

夕闇霧塔

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勝沼ぶらぶら4。フルーツパークからは勝沼の東側の山並みが見える。うまくすればその向こうに富士山。霧煙る夕闇にホテルの塔に灯がともるとトスカーナのように見えなくもない。

鴉樹樹鴉

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勝沼ぶらぶら3。フルーツパークの銀杏の樹で距離を置いて羽根を休める鴉二羽が絵になっている。時々羽繕いをしたりしながら少なくとも10分以上気を通わせていた。番に違いない。

束杭鋼管

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勝沼ぶらぶら2。 シャトー・メルシャン[wine gallery]。束杭をデザインモチーフとした鋼管が等間隔に並ぶ。葡萄棚が繁って、居心地の良いテラス空間に育っている。

葡萄畑杭

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勝沼ぶらぶら1。1日目:曇り時々晴れ、2日目:雨。予報は雨だったから少しは晴れ男気分。収穫がほとんど終わった葡萄畑の葉はまだ赤くなる手前。棚を支える束杭の連続が印象的。

フルーツパーク

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勝沼を取り囲む山並みの西側に「フルーツパーク」という果物を主題にした公園がある。建築の設計は長谷川逸子。木下道郎ワークショップの初期のスタッフが現場担当だったという縁もある。その少し上にある日の出の1時間前から開くので有名な「ほったらかし温泉」には何度か行っているのだが公園は通り過ぎるだけだった。gallery IHAで長谷川さんとの距離が縮まったということもあって、宿を公園内の富士屋ホテルにして「フルーツパーク」を初体験。全国的に雨が続く中、半日だけだが奇跡的に雨が上がり青空まで垣間見えたのはラッキー。なだらかな緑の斜面に紅や黄が混じって秋の風景。遠くの山々の隙間には霧が群れて美しい。白い線材で構成されたガラスのドームは地形との融和を試みてはいるのだがいくらかの景観的軋轢を発生させている。ドームの一つで遊ぶ子供たちは楽しそう。実が豊富なだけに鳥もたくさんいて楽しい時間を過ごすことができた。勝沼はいいところだ。ちなみに「えきねっと」だと特急指定券+乗車券が35%OFFで購入できるので、快速ホリデービューやまなしと大差はない。ただし一番安いのは青春18きっぷ。

千夜 猫街

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銀ブラの締めは室伏さん設計の[mille nuits]のはずだったのだが閉まっていて大ぶりな野良猫だけが迎えてくれた。代わりに行ったアナログバー[nica]でかけてくれたディランのI Shall Be Releasedの音が素晴らしかった。以前のように邦楽がたくさんあるわけではないのだが、ほとんど忘れかけていたアン・サリーの新盤Bon Tempsに出会えたのは収穫。Hirth MartinezのAltogether Aloneの次が「瀬戸の花嫁」。Amazon扱いがなくてまだ届かない。

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kinoshita
木下道郎 ・ 建築家
詳しくはworkshop-kino.com

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