酒石 シチリア 四季島
勝沼逍遥。「勝沼ワイナリー」で店長に薦められて急遽「丸藤葡萄酒」を訪ねることにした。勝沼は日本のワインづくりの原点と言える場所で、歴史ある醸造所も多い。ここも1890年創業で見学した施設の特に地下部分には永い歴史が刻み込まれている。壜貯蔵庫の壁には無数の酒石が付着してきらきらしているのだが、もともと貯酒のためのコンクリートタンクだったのをリニューアルしたからだそうだ。ここではびっくりするような出会いがあった。なんと施設見学一行数名の一人がこの5月のシチリアの旅のメンバーだったのだ。念のため申し添えておくとシチリアは建築の旅でワインの旅ではない。たいがいのワイナリーでワインは飲めるけれど食事まで提供してくれるところはそう多くはない。ランチは葡萄畑を数分歩いて「ルミエール」のレストランへ。グルテンフリーにも細やかに対応してくれる。甲州をマセラシオン醸造した「オレンジワイン」がぴったりのランチだった。豪華列車「四季島」1泊2日クルーズは塩山で途中下車してここでワインセミナーだそうだ。参考までに最廉価室で2人64万円、雲の上だ。往路の車窓に多数群がっていた撮り鉄のターゲットは「四季島」だったのだ。次は塩山停車中の「四季島」をカメラに収めよう(笑)。