水 椋鳥

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暑さが和む鴨川を渡り水を浴びる椋鳥がうれしい独り歩き

東福寺から京阪で三条に出て十二段家の茶漬けに向かう道すがら。一人でも、ランチでも、旅先では日常には流されない(笑)。

鴉 鹿池

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池の淵で涼を取る鹿に歩み寄る独り鴉に心は緩む

2011年の同じ大仏池で水浴びをする鹿たち。今年は水辺で寝そべっていた。

影 椋鳥

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葉陰に潜む椋鳥の凛々しき影にふたり涼む

奈良二月堂から降りてきた池のほとりで出会った椋鳥。一人でいるより出会いの機会は増える。

燕 室生

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山合の青田に群れる山燕一羽留まって語る

ダニ・カラヴァンの公園がある室生山上から少し降りた美しい青田で燕の群れに出会った。里の燕とはどこか違っているような気がする。電線にこんなにたくさん燕が並ぶのは珍しい。
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奈良鹿

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奈良ホテルに泊まった。荒池とのあいだの庭を歩くと鹿に出会う。天井高4mを超える落ち着いた寝室。行き届いたサービス。居心地が良かった。夜は街中にロウソクが灯る燈火会。日中は酷暑で二月堂界隈を歩いているのは外国人ばかり。学生たちとの宴には彼女たちの20期上の先輩も参加してくれた。二人でついに設計事務所を始めるとのこと。おめでとう。二次会で飲んでいるうちに彼女たちがフジロックのボブ・ディランで一緒だったことがわかった。うれしい。

隧道

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峠を挟むフジロックと法師温泉という硬軟、新旧の取り合わせはおもしろかった。車だとわずか7kmの距離でごく自然におさまるのだが、公共交通機関頼みとなるとたいへんな迂回を余儀なくされる。どうせ遠いのだから峠を越える鉄道は新幹線12分ではなく上越線78分を選んだ。清水トンネルのループを体験しようと先頭部に陣取りカメラを構えたもののよくわからないうちに地中駅の土合に停車。後で調べたらループがあるのは上りで、下りは清水トンネルより低いところを長く貫通する新清水トンネル。犬智慧だったわけだが、13,500mの長い隧道と不思議な地中駅もよかった。こっちのルートを選んだおかげでディランともだちのIさんと再会できたのもよかった。いずれにせよローカル線は楽しい。

室生寺

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室生川を挟んでダニカラヴァンと向かい合うように室生寺がある。公園を横ぎる緯線「太陽の道」は室生寺金堂を通る。階段ごとに向きを変え視界を分節しながら連続する750段はよくできているが、猛暑の中ではからだには厳しかった。ここの五重の塔は美しい。

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kinoshita
木下道郎 ・ 建築家
詳しくはworkshop-kino.com

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