Carnivora Canidae

180828.jpg
180828a.jpg180828b.jpg
At the zoo #4。21年間にも及ぶ犬と一緒の暮らしに突然終止符を打ってから4年半になる。身近に犬がいないものだから写真ではすっかり鳥おじさんになっているが、犬が好きだ。オオカミは犬からもろもろを削ぎ落とした原型で犬そのものだなあと暫し見入ってしまった。どちらも食肉目イヌ科Carnivora Canidae。隣の柵のモンゴルウマに向かっての遠吠えがよかったなあ。ふたりともずっと犬を飼っていたことがあってかつ猫も飼っていたことがあるのでなにかと気心が通じやすいのかもしれない。

Carnivora Ailuridae

180827a.jpg180827b.jpg
180827c.jpg180827d.jpg
At the zoo #3。動きが活発な動物は見ていて楽しい。酷暑がようやく下火になったということもあるのかレッサーパンダは元気に枝を渡り歩いていた。超人気のパンダは食肉目クマ科Carnivora Ursidaeで、明らかに名前負けしているこちらは食肉目レッサーパンダ科Carnivora Ailuridae。名前ほどには近しくない。英語ではlesserを嫌ってred panda、wah(チベット語でキツネを意味するwaに由来)、firefoxなどとも呼ばれているとwikiにあった。中国語の小猫熊にあやかってネコグマと呼ぶのがいいかも。
 

Diprotodontia Macropodidae

180826.jpg
180826a.jpg180826b.jpg
At the zoo #2。カラスはかわいい。カンガルーの領域に自由自在に入り込んできて遊んでいる。一方のカンガルーのほうもカラスごときは目に入らないのだが若い個体がひとり身を固くして暫し局所的な緊張が片方向に走った。子育てを経験した者にとって動物園は避けて通れない必殺アイテムなのだが、その時の主役は動物ではなく子供。こうしてゆっくり静かにしかも平日に来てみるとまた違ったものが見えてくるのかもしれない。カンガルー、双前歯目カンガルー科Diprotodontia Macropodidae。

Diprotodontia Phascolarctidae

180825.jpg
At the zoo #1。宮脇さんの設計した高幡不動の住宅地は多摩動物公園に隣接しているので、何十年振りかな、寄り道をしてみた。最初に来たのは50数年前で、1958年開園のおそらく2,3年後。家族の他に大阪から上京した叔母と一緒だったように記憶しているが定かではない。通り雨に会ったことだけは確かに記憶している。もう少し大きくなって思春期も過ぎたころの記憶の中に映画「卒業」(1967)のダスティン・ホフマンとキャサリン・ロスの動物園デートがある。ポール・サイモンがあのシーンのために書いたAt the Zooはロマンティックではないので結局使われなかった。監督は賢い。映画にも歌にもコアラは出てこない。コアラ、双前歯目コアラ科Diprotodontia Phascolarctidae。

集住

180824a.jpg180824b.jpg
180824c.jpg180824d.jpg
高幡不動にある宮脇さん設計の住宅地「高幡鹿島台ガーデン54」(1984年)「フォレステージ高幡鹿島台」(1998年)を見学した。京王線の高幡不動駅から1.5km標高差60mの丘の上にある。周辺一帯は方形に区画割りされた典型的住宅分譲地。長期的ビジョンを持つ計画と目の前の経済原則優先の即物的計画との差はこうして20年以上が経過すると歴然だ。見学とは言え、ただ通り過ぎただけなので、印象に残った写真を少し。細やかなデザインコードも効いているのだが、公道と私有地のあいだに挟まれた共有地の存在は大きいと思う。この仕事は建築家の職能のひとつだろう。

驟雨

180823.jpg
旧岩崎邸庭園和館には通り雨を遣り過ごす座敷があって雨脚が弱まるまで暫しにぎわっていた。辛抱強く待ってやっと思うように撮れた。

shower

180822.jpg
通り雨を避けられそうもないので旧岩崎邸庭園で遣り過ごそうと計ってそのとおりになった。滝のような雨なのだが思うようには撮れない。

Profile

image
kinoshita
木下道郎 ・ 建築家
詳しくはworkshop-kino.com

New Entries

Comments

Categories

Archives(4185)

Link

Search

Library

Counter

25305127