聖俗

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富士吉田からの快晴の冬日の芙蓉。午後になって陽が北側に回り込み凍った雪が輝いています。それにしても電信柱なんとかならないものでしょうか。聖なる山と俗世界の対比、鮮やか過ぎませんか。

瞬陽 

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いつもの朝より早い時刻にここを通り抜けるのは富士吉田へでかける日。この日はちょうど正面から朝陽が差し込んで幻想的な絵になりました。カメラは思ったより冷静に「幻想」を記録してしまいました。

鶫鶫

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群れている鶫も基本は番い。仲睦まじい朝陽の中。

「境界の家」

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日大生産工学部卒制審査会から伏見祐介さんの「境界の家」。フクイチ原発災害で移住を余儀なくされた実体験に基づく郡山市街の被災家族用集合住宅。卒論のテーマとした「境界」を手掛かりに個性的な建築にまとめ上げている。アブストラクトから引用すれば「建物の内側へと閉じたものに変わってしまった生活を送る被災者の意識を外に向ける」ことが主題。背景にある事件についても多くを語らず「境界」の出自を解き明かさない淡々としたプレゼンテーションは残念。端正な模型を美しいと感じるだけでなく注意深く読まないと、コモンデッキの2階の境界面が尋常でないことを見落としてしまう。見かけとは裏腹の強烈な建築なのである。私と伊礼先生が持ち点6点の極大4点を投じ、泉先生が感動的な応援コメントをして、なんとか3位に滑り込んだ。建築にも未来がなくはないと思わせてくれる出来事だった。正直に告白すると、最初のエスキスの拙いプランに出会った時にはこういう展開は想像できず、設定から原発移住を外して「境界」に専念することを勧めてしまっている。当人の決意の深さと力量を読み誤っていたのだ。教える者としての未熟さを深く反省している。だからなおさら、うれしい。ありがとう。

犬も歩けば

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市ヶ谷から二十騎町を抜けて柳町への散策で出会った変な建物。好きなわけではありませんが、力が入っていることは認めます。これくらいの大きさだったら許せるかな。

lunetteのコーヒー豆

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シェフの後輩宇野朗さんのオーダー焙煎豆を分けていただきました。

ozのパン・コンプレ

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近所のおいしいもの2題。プルーンとクリームチーズが入っています。

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kinoshita
木下道郎 ・ 建築家
詳しくはworkshop-kino.com

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