river flows

天竜川の河口。青い海に砂がつくる模様が面白い。社会科で習ったとおりだなあ。流域の大地に降り積もったセシウムも混ざっているのだろうなあ。魚は困っているだろうなあ。同じ便の同じ席でも日によって航路も違い雲も違い飽きることはありません。
The river flows
It flows to the sea
Wherever that river goes
That's where I want to be
Bob Dylanが紙ナフキンに書きなぐったこの詞がもとになってRoger McGuinnがBallad Of Easy Riderを書き上げたと言われています。
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やっと春かな

ハヤだけとの散歩にも慣れてきました。訓練されたフクの歩きに合わせる必要がなくなって、かなり気ままに寄り道をするものだから、どうにもリズムが悪いのですが、こちらが余所見をするには好都合。歩速も以前よりはゆっくりとぷらぷら散歩を楽しんでいます。こうして写真のために止まっても犬に引かれてぶれるようなこともありません。
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daybed dreamer

家が昼間のあいだひっそりとしていてハヤにとってはかなり淋しいはずなので夜は一緒にと居間のデイベッドで寝ることにしました。私が「ねぐら」にしているロフトへは1段40cmの箱階段?で登るのでハヤは上がってこれないのです。穴倉のようなロフトとは正反対ののびやかな空間。外を体感しながらの就寝も味わい深いものなのですが、すぐ眠りに落ちてしまって楽しんでいる間はありません。デイベッドは拡げてベッドモードになっています。デイベッドの下の「ねぐら」から出てきたクウが外に出してくれと言っています。
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we are not alone

やっと天気も春になって、気持ちのいい朝になりました。鳥の囀りが心地よいこの静けさは普段とあまり変わりがありません。普段でも子供たちが個人棟から姿を現すまでの時間、猫のクウが家の内外を走り回っています。先ずはみんなそろって朝陽を浴びて。上の方に小さく見える緑の物体がハヤのお気に入りのワニ型おもちゃ。これで遊んでやるのはもう少し落ち着いてからです。
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alone in [doghouse]

[doghouse]でのおよそ6年になる暮らしで初めての独り留守番。そんなに広い空間ではないのに一人には広い。ハヤとクウがいるので正しくはひとりではありませんが、とにかく趣が違います。ハヤは異変に気付いたのか、昨晩は神経が咎っていました。写真は平常時に撮られた僕は独りという感じが漂っている一枚。犬猫の世話以外の家の仕事はほとんど見当たらないし、あまり遅く帰るわけにもいかないので、時間はたくさんあります。どうしようかなあ。いえ、たかだか2泊3日です。
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photo by naomi kinoshita

ちょっと後悔

おいしい写真が続いていますが、仕事の合間のできごとです。この日曜日は午前中に西荻窪で打ち合わせがあったのでこれ幸いと「鞍馬」へ。柚子の香りの冷たいとろろ蕎麦。地鎮祭の日取りも決まって一杯、は思いとどまりました。家に戻ってもフクはいないし、子供たちも遊んでくれないのだから、しっかり飲んでもよかったのになあ。
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いい仕事を続ける

長崎の気まぐれな料理屋さん。夜は予約のみで気が向いたときにだけ昼開けるのはいい仕事を続けるため、だそう。見習わなくっちゃ。で、取材拒否でもあります。その心構えが料理に伝わっています。おかげでこの前から3カ月も経ってしまっていたので思い切って暖簾のない扉を開けてみたら、暖かく迎えてくれて、賄いの「白子のコキール」までごちそうになりました。ラッキー。いつもどおりの感動の極めつけは「ヒラメのお澄まし」。ヒラメの出汁にフランスの岩塩、あさつき、ユズ一片。みごとでした。写真は賄いの方。ほどよく炒めた玉葱にホタテのスープそして白子。
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旧い友と

高校を卒業してから42年。同じクラスの9人が集まりました。東京で魚を楽しむならここが一番と私が気に入っている小さなお店。大将もいつもより力が入って、みんなも喜んでくれて、話にも花が咲き、盛り上がりました。持つべきものは友。幸せな時間でした。伊勢海老もりっぱでした。
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五島が呼んでいる

長崎在住の「お元さん」が五島から鬼鯖寿司を持ち帰ってくれました。鮨飯と同じ厚さの豪快な〆鯖は酢軽めの絶品。「いづう」とも別格です。五島列島酒造の焼酎島限定「五島麦」がぴたっとはまりました。長崎まで行っても普段は食せない至福の海の幸。五島にも行かなくっちゃ。
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瞬く間の空の上

居住空間デザインコースの謝恩会で帰りが遅くなるなどして3時過ぎに床に着くと、珍しく猫のクウが一緒。毛布の中に入れてやりましたが、私は一瞬にして眠りにつき、次の場面は明け方クウに起こされる之圖でした。おかげでたいへん眠いフライトなのに上空も快晴。富士山、天竜川、南アルプス、京都、博多、霧島。目を閉じる暇なく長崎に着陸。やっぱり絵は富士山かな。手前の方形の人工的地形は東富士演習場。
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rainy day cat

標高80mの長崎の現場への途中、斜行エレベーターから垂直エレベーターへ乗り継ぐあたりは、野良猫がたくさん。猫も雨は嫌いなようだけれどこれで雨宿りになっているのかなあ。仲間とはぐれて寂しいのかなあ。
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ふるさと

美しい国土にそれぞれのふるさと。長崎からの帰りの飛行機からの眺め。御前崎、駿河湾、三保の松原そして富士山。きれいだなあ。左下の海辺のエリアが浜岡原発。運転休止中とはいえ、たくさんの核燃料が使用済核燃料と共に水の中に潜んでいます。
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George Jackson

黒人活動家George Jackson が1971年8月21日に監獄で射殺された3ヶ月後に発売されたBob Dylanのシングル盤は両面” George Jackson”でテイク違い。アコースティック版の方は正規盤としては欧州Essential限定版に収録されて廃盤になっていましたが、今年になってコンピレーションListen Whitey! Sounds of Black Power 1967-74に収録されました。ブラックパワーをテーマにした同名の書籍のサウンドトラック?で、黒人の音楽とスピーチのほかJohn LennonのAngelaも収録されています。
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courtesy of Amazon

街を歩けば

一週間の締めの打ち合わせが首尾よく終わり三鷹に戻ってきた宵の口にお疲れさまのギネス・パイント。CRTに流れるPatti SmithとのデュエットのDark Eyesがうれしい。別の止まり木で顔なじみとワインを一杯。ぶらりと歩いて[doghouse]の横丁へ折れたところで生垣の前で立ち話の二人。雨が降りそうなので雛が巣立つ間際の鳩の巣に傘をかけたとのこと。思わず「ありがとう」。翌朝の案の定の雨の散歩で立ち寄ってみると大きな雛が母鳩を待ちわびているところでした。いい街だなあ。120318.jpg

doghouse morning

フクが天国に行って2ヶ月。晴れでも雨でも、寒くても暗くても、毎朝6時に散歩していた「いつも」は過ぎてしまった想い出になりました。この写真は2006年3月、9歳の春。中庭に出した専用のソファで朝の空気を満喫しています。
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緩い間 暖かい時

私の膝の上が大好きなハヤ。向こうは体温38℃だから冬はとても暖か。うっかり落ちないようにこちらは姿勢を保ちます。虚ろな視線の先にはクウ。別に警戒するわけでもなくテーブル下の指定席で床暖を取っています。
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sakura

長崎、龍馬の道で早くも咲いている桜。ソメイヨシノのように見受けられますが特別な種類なのでしょうか。塀と歩道に使われている地の石がほとんど白に近い仄かな桜色を引き立てています。
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やっと武蔵

長崎。行きつけの「武蔵」は海が荒れたりして地魚が入らないと店を閉めてしまいます。夜市内に着いて定宿への道すがら、小さな赤い提灯の灯りを認めた時の歓びは格別なものがあります。今回はおよそ一月ぶりの「武蔵」。魚はアラカブを選んで、先ずは刺身を出来たばかりの自家製塩で。頭と骨は唐揚げにまわして、味噌汁は旬のアオサと初めての黒貝。地のムール貝といったところでしょうか。いい出汁が出ていました。そうそう有明海のアゲマキも塩焼きでいただきました。
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timeball

長崎の海が見える丘の上に1911年から1947年まで報時測候所が建っていたのだそうです。市史に載っていない話でした。しかもその「報時」の方法が驚きです。高さ27mのポールに引き上げられた直径2mの赤い球が正午に正確に落下するのだそうです。正午に空砲ドンというのは耳にしたことがありましたが、球がドスンはびっくり。timeball(報時球)、なんだかいい響きの単語ですね。
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檸檬はるか椪柑

3・11。あえて集会等には行かず久しぶりに[doghouse]で過ごしました。うっかりテレビがついていて、式典や特番が苦しみ続けている人々にまた新たな負担を強いている有様を横目で見てしまいました。それはそれとして、東日本を廃墟にしてしまう可能性もないとは言えない数多の使用済み(ばかりではない)核燃料が、いまだに野ざらしに近い壊れかけたプールで息をひそめている事実をどのように捉えればいいのでしょう。せめて写真だけでも明るく、長崎から宅配した檸檬、はるか、椪柑。おいしそうな色だなあ。
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Nino Rota

コントラバスの斎藤輝彦さんに誘われて斎藤ネコのライブへ。「ハナシガイ」と名付けられた太田恵資、斎藤ネコの気ままなヴァイオリン・ユニットに会田桃子、中西俊博、篠崎正嗣を加えたヴァイオリン5本の競演。ワインを飲みながらしゃべくりつつ弾きまくるのには先ず驚きましたが、いくつもの感動的なインプロヴィゼーションを楽しませてもらいました。会田桃子さんの情熱的なヴァイオリン、よかった。会場の下北沢アレイ・ホールはほとんど女性で満席。目についたきれいな人のひとりは元ピンクレディのミーちゃんでした。写真のCDは斎藤輝彦さんのリサイタルで出会ったNino RotaのDivertimento Concertante per Contrabasso。感動を反芻したくてAmazonで探索しゲットしました。ジャケットにも惹かれました。当日の演奏のようなピアノとのデュオではなくオーケストラ版です。Nino Rota、映画音楽の作曲家としてしか認識していませんでしたが、こういう才能もあったのですね。
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courtesy of Amazon

ふらっとロンドンではなく

雨や放射性物質が降っていない限りは事務所から新宿駅までの十数分の道のりを歩いています。中央公園と地下道のおかげで歩行のペースを阻害する信号が途中ひとつしかないのでかなりハイペースでとばせるのです。公園からの橋を渡るところで珍しい車両を発見。西新宿とは思えない絵になりました。
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why don’t you write me

メールという利器のおかげでビジネス以外の手紙やハガキにお目にかかる機会はほとんどなくなりましたが、最近続けて届いた気持ちのこもった2通のうちのひとつの切手がまた素晴らしい。1995年の世界獣医学大会記念のラブラドール。これは知らなかった。もうすぐ2カ月になるなあ。手書きの文字に切手に消印、はちょっと邪魔だけど、いいですね。
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雪に負けぬ花

[doghouse]では屋根に積もった雪が中庭に落ちてくるので花壇の植物はたいへん。先日の雪ではフェイジョアの枝が折れてしまいました。植えたばかりの水仙の上にもどさりと雪が落ちて全滅と思いきやたくましく生き延びていました。助けてあげようと雪を手で取り除いた時に傷めてしまったほかは無傷。雪が自然に溶けるまで待つのが正解でした。自然のしくみはよくできているなあ。
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treform

新大塚の賃貸集合住宅treformを見学。W棟(西沢立衛)、N棟(小川晋一)、E棟(千葉学)の3棟からなる一つの建築で企画はtpo。事業用賃貸としてたいへんよくできた企画であることは間違いありませんが、延床面積5,600u101ユニットの大型集合住宅であるにもかかわらず共用空間は最低限に抑えられていて、建築家の意欲的提案は鋼鉄の扉で仕切られた私的空間に限定されてしまっています。建築家の個性をファッションとして捉えるという意味においてまさに典型的な「デザイナーズ・マンション」。集まって住むということに関してもう少し挑戦的でもよかったのではと、自分自身のことを棚に上げて、つい思ってしまいました。3種類用意された最先端モードの中ではN棟のミニマリズムが一番印象的でした。ランドスケープではW棟のスタイルがクールなのでしょう。とにかく勉強になりました。W棟のルーフバルコニー等の面白そうなところを見学できなかったのは残念。
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猫に豆苗

豆苗がすくすく伸びています。食べてもおいしいけれど元気な優しい緑が目にもうれしい。同類のカイワレを嫌う猫類を知っているけれど、豆苗はどうかな。
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小さいハヤ

フクが抜けた穴をなんとかハヤが埋めてくれています。夜は猫とは少し離れて大きなクッションに沈み込んで一匹で眠ります。小さいとは言ってももう大人ですものね。夜中にトイレに起きた時のちょっとした生き物の気配はいいものです。昨晩はたくさんの教え子が[doghouse]を見学にやってきてみんなで遊んでくれたから大はしゃぎ。お散歩も彼女たちと行きました。
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豊かな時間

三鷹芸文で斎藤輝彦さんのコントラバス・リサイタル。ボッテジーニ主体の小曲を中心とした今までの選曲とはがらっと変わって大曲5曲というプログラム。私にとってもピアノの吉岡裕子さんにとっても初めての曲ばかり。どれもコントラバスの持ち味をいかした難曲で、超絶技巧と芳醇な弦の響きの繰り返しにコントラバスを堪能しました。斎藤さんの意欲的姿勢に拍手。17世紀生まれのマルチエッロに始まってモーツァルト、ボッテジーニ、ヒンデミット、ニーノ・ロータと年代順に続く幅広い選曲構成も良かったと思います。斎藤さんの「解説(のようなもの)」が実によくできていて、ご指南どおりしっかりと読み込んだおかげもあって、それぞれの曲の面白さもそれなりに理解しました。豊かな音楽の後[calvet]で萌黄と藍茜を空けて時間を合わせ、駅前に移動して演奏者を迎えての打ち上げの開宴。盛り上がりました。三鷹駅でみんなを見送った後、斎藤さんと二人で[barn]のギネスで締め。おかげでブログのアップがこの時間になってしまいました。
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桃の節句に

長崎では桃の節句に桃カステラ。ただでも甘さが苦手なカステラを覆う厚い砂糖膜を敬遠していましたが、食べてみたらおいしいもの。手作りの季節感、気に入りました。地元の方に尋ねると人それぞれのお薦めが返ってきて、ランク付けは難しいようです。これはかなり地元色の濃い松貴堂製です。梅寿軒ではお雛様用にこんな飾り菓子もつくられていました。楽しい。一番下は明治時代からお店に伝わる雛什器。かわいい。
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大空に

斎藤輝彦さんのコントラバス・リサイタル。いよいよ明日です。ピアノ伴奏の吉岡裕子さんのブログがリサイタルのツボを的確に表しているようなので引用させていただきます。

『今年は、伴奏させていただく私にとって、初めての曲ばかりです。ヒンデミット:コントラバス・ソナタ、モーツァルト:協奏曲、ニーノ・ロータの:ディヴェルティメント・コンチェルタンテなど大曲が並びます。モーツァルトの協奏曲は、「ファゴット協奏曲」が原曲です。イタリアの作曲家、ニーノ・ロータの曲はコンチェルトのようで、伴奏もとても派手です。上記の曲目では、ヒンデミット以外、オケ版が原曲。日々、オーケストラをイメージしながらの練習を重ねています。ちらしには載っていませんが、ボッテジーニ作曲のファンタジア「清教徒(ベッリーニのオペラより)」も演奏予定です。響きの素晴らしい三鷹市芸術文化センター風のホールで、今年も意欲的な斎藤さんの演奏を聴いてみませんか?』

ボッテジーニが聴けるのも楽しみだな。写真は無現の大空を飛ぶ2機の旅客機。感動してシャッターを切ったけれど、人の眼で見えるほどには写っていないから、ただの空ですね。
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spring has come

ふるさとの須磨からイカナゴの釘煮が届きました。春ですね。あのあたりでは解禁日を待って近くの浜に上がったイカナゴを家で煮るのが昔からの習慣になっていました。東日本で漁れる魚類、甲殻類、貝類は子供達には食べさせないようにしていますが瀬戸内海の小魚はどうなのでしょう。釘煮は甘いので実はちょっと苦手でしたが、歳のせいでしょうか、ふるさとの春の味覚として、しっかり酒の肴として楽しめるようになってきているので、辛口の常温の酒とあわせて私の肴にしてしまいましょう。イカナゴ(玉筋魚、鮊子、如何子)、スズキ目 イカナゴ科Ammodytes personatus。Wikipedia等によれば、稚魚はコオナゴ、シンコ。成長したものはオオナゴ、メロウド、フルセ 、カマスゴ、カナギなどの呼び名があるそう。キビナゴは別種でニシン目ニシン科。これをカナギと呼ぶ地方もあるようです。
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white but ugly

長崎から戻ってきたら雪。相模湾上空から雲の中に突入して接地の直前まで視界ゼロ。けっこう揺れる不穏なフライトでした。見えないのはつらい。西新宿二軒家も真っ白だけどスカイラインがあまりにもみじめで絵にならないなあ。
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kinoshita
木下道郎 ・ 建築家
詳しくはworkshop-kino.com

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