treform

新大塚の賃貸集合住宅treformを見学。W棟(西沢立衛)、N棟(小川晋一)、E棟(千葉学)の3棟からなる一つの建築で企画はtpo。事業用賃貸としてたいへんよくできた企画であることは間違いありませんが、延床面積5,600u101ユニットの大型集合住宅であるにもかかわらず共用空間は最低限に抑えられていて、建築家の意欲的提案は鋼鉄の扉で仕切られた私的空間に限定されてしまっています。建築家の個性をファッションとして捉えるという意味においてまさに典型的な「デザイナーズ・マンション」。集まって住むということに関してもう少し挑戦的でもよかったのではと、自分自身のことを棚に上げて、つい思ってしまいました。3種類用意された最先端モードの中ではN棟のミニマリズムが一番印象的でした。ランドスケープではW棟のスタイルがクールなのでしょう。とにかく勉強になりました。W棟のルーフバルコニー等の面白そうなところを見学できなかったのは残念。
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2012/03/07(Wed) 07:12:43 | doglog

Re:treform

事業を企画する側が経済原則を優先するのは当然のことだと思いますが、もう少し長いスパンで考えていけると街も進化するのではないでしょうか。
guest(2012/03/11(Sun) 08:17:38)

Re:treform

私も見にいきました。共用部分はなんとかもっと工夫できたのではないか、と思っていたので共感しました。もしかしたら、”集まって住もう”のメンバーで同様のことをやったらどうなるだろう・・・などと想像しました。

guest(2012/03/11(Sun) 08:00:16)
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木下道郎 ・ 建築家
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