横浜散歩から3。飛行機が一機、麒麟たちの遥か向こうを渡って行った。
横浜散歩から2。犬連れも多い赤レンガ倉庫。日本語では赤レンガだが英語ではyellow brick。
横浜散歩から1。山下町界隈をぶらぶら。旧い港町の名残が景観に魅力を与えている。queenの青が効いている。
自然の神秘の模様を写し撮る新宿御苑の温室での楽しみ
歩くのが好きな鳥セキレイの動きはちょっと千鳥足だったり
新宿御苑の楽しみのひとつはさまざまの鳥たちとの出会い
内房線の五井から上総中野まで房総半島の里山を養老川沿いに走り抜ける小湊鐵道。誕生寺のある外房の安房小湊までの鉄道免許を取得していたことからこの社名となっている。2015年からは上総牛久から養老渓谷の間を「トロッコ列車」が走っている。蒸気機関車風のディーゼル機関車が牽引する観光列車なので少し躊躇いもあったが乗ってみてよかった。窓がない車輛で風に吹かれながらゆっくり走る里山は格別だった。経営の難しいローカル線を地域起こしで黒字にしようと
小湊鐵道はさまざまな企業努力をしている。その一つがトロッコ列車
「サトトロ号」で
「大人のヨルトロ号」と称する涼風ビール列車もある。ちなみに2017年度グッドデザイン賞を受賞している。車内放送が地元車掌による地域解説なのもうれしい。世界一大きいトイレ、陶芸家が自宅庭につくったミニチュアトロッコ列車、大銀杏など話題にもこと欠かない。この地域は土質が柔らかく、蛇行している川を土を掘って短絡させる「川回し」が伝統技術となっているのだそうだ。ケニヤなどで水不足を解消するために使われている井戸掘削技術「上総掘り」はこの地域の天然ガス掘り技術が原点にある。筍、茸、米、野菜、柿などの産地でもあり外房の漁港も近いので地のものも美味しい。ホームでは地元の人たちがお弁当、茸汁、地酒などを売っている。地域の個性を広く識ってもらうことは大切なことだと思う。「サトトロ号」、いいネーミングだ。
上総の旅 10。大原の静かな漁港に漂う魚の不思議な姿
上総の旅 9。菊に蟷螂がいるよと教えられる大多喜城
上総の旅 8。杉玉の下に熊立つ木戸泉酒造に出会う大原
上総の旅 3。小湊鐵道の終点上総中野からは「いすみ鉄道」。木更津⇔大原の木原線が未成に終わり国鉄・JRがもてあましていた赤字路線を引き継いだ公営に近い線。ちなみに木更津側はまだ久留米線として残っている。放っておけば廃線になったところを経営努力でなんとか存続に持ち込んだ点は評価できるが、地域とは無縁のグローバルなキャラクターに縋りついたところは私には疑問。城下町大多喜という上総随一と言っていい地域資源を活かし切れていない。車内アナウンスも人気プロによる録音だ。おかげで地域との密着度が小湊鐵道ほどではなくなっていると思う。いすみ鉄道の5.6%の株を持つ小湊鐵道に統合した方が地域のためかもしれない。ともあれ黄色と緑の車輛が里を長閑に走っていく様はいいものだ。
上総の旅 2。「新宿さざなみ」は五井で降りて小湊鐵道に。「トロッコ列車」は鐵道の守備範囲外なので避けようかとは思ったのだが付き合ってくれそうなので挑戦。秋晴れに違いないだろうと窓なしの開放車輛を予約。子連れが大勢を占めている中に独りで乗るとしたらちょっと自意識が昂るおそれもある。蒸気機関車風なのが悲しいところなのだが天気が良かったせいもあって風に吹かれて味わう里の風景は期待以上だった。各駅に停止し通常の半分くらいの速度でしかも地元愛あふれる解説付きだから、地元がよく見える。世界一大きいトイレ、陶芸家が自宅庭につくったミニチュアトロッコ列車、大銀杏など話題にもこと欠かない。合間に上総伝統の「川回し」のことも話す。里見駅ホームでは地元の人たちがお弁当、茸汁、地酒などを売っている。いい地域鉄道だ。
上総の旅 1。えきねっとの35%割を利用して往復とも新宿発着の特急。左の「新宿さざなみ」は257系で「かいじ」と同じ車体とは思えない仕上がり。やはりデザインは重要なのだ。右の「新宿わかしお」は255系。榮久庵憲司のGKのデザインで1993年に房総ビューエクスプレスとして登場している。ここで青と黄の房総カラーが定着したのだろうか。当時の「房総バケーション」という小泉今日子のCMの爽やかさが記憶に残っている。彼女が唄う「しおかぜが〜よんでいる〜」は市販されなかったが今ならyoutubeで聞ける。この頃の時差通勤CM「電車は走る〜」もやはり彼女の唄だった。どちらも好きだった。こういうはなしに深く相槌をうってくれていた太田憲治さんはもういない。
阿部勤さんの「中心のある家」2度目の訪問。台風に伴う激しい雨だったのだが阿部さんの「雨が似合う家なんですよ」の一言で雨が私のメモリーから消えた。2人とも晴れ男なのだ。家の中心にある正方形の平面の空間をほどよく分節された小空間がぐるりと取り囲んでいる。不思議な回遊性があるから見て回るのが楽しい。ところどころに吹き抜けもあるので家中に散らばった私たちに一つのまとまりができる。宴が進んでくるといくつもの小さな集まりが物陰にある。チベットの寺院と空間構成の共通点があるのだそうだ。彼方では大日如来が鎮座している中心に此方ではメキシコの太陽神の絨毯が敷かれている。空間の魅力もさることながらそこに場所を占めているさまざまなモノが重要な役割を果たしている。川崎毅の陶芸の街、レゴのサヴォア邸、田中潤作のぶらさがり棒、専用台に据え付けられたハモンセラーノ、トルコで駱駝の背に掛ける布袋。私も29年前の旅でこれを買って[doghouse]に置き忘れてきた。好きなモノに囲まれた暮らしは居心地がよく空間は楽しい。今回は居住の学生たちもアルテックOGも一緒でひときわ楽しかった。早く[bigdog house]を片付けよう。
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勝沼ぶらぶら 9。甲斐ワイナリーの小さなワインバーに置かれていたさまざまな鳥のオブジェの一つ。
集合住宅を見学に行った先に犬がいることはまずないけれど鳥はどこにでもいる。コンデジでそれを捉えるのもまた愉し。
近江八幡の駅から船着き場までうっかり歩いてしまったのは距離の読み違い。途すがら出会ったおそらく椋鳥のシルエット。
西山卯三が描いた漫画の一コマ。かなり犬的な猫。大昔の「アッちゃん」とか「クリちゃん」とかはこんなタッチだった。仕事至上主義で頭をのほほんとしているうちにこんなに道を外れてしまった。
「二軒家アパートメンツ」の階段は私たちが専有して使っている。屋外だけれども屋根はかかっていて猫にとっては居心地の良い空間なのだろう。