three giraffes

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横浜散歩から3。飛行機が一機、麒麟たちの遥か向こうを渡って行った。

brick warehouse

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横浜散歩から2。犬連れも多い赤レンガ倉庫。日本語では赤レンガだが英語ではyellow brick。

king queen

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横浜散歩から1。山下町界隈をぶらぶら。旧い港町の名残が景観に魅力を与えている。queenの青が効いている。

old friends

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40年来の友と飲む日が続いた。水曜日、法政大学建築フォーラム2017「建築史の可能性への挑戦」第6回「都市東京の近未来 新たな都市居住のイメージ」の打ち上げに混ぜていただいて北山恒さん野口昌夫さんと。北山さんのいつもながらの刺激的な論考に「江戸東京センター」という機関が新たに加わった。戦略的行動力に感服する。隣にいたアーキネットの織山さんとは仕事は棚に上げて犬の話で盛り上がった。翌日はzo設計の30周年パーティーで明日館へ。ビールがハートランドだったのもうれしい。居住デザインコースの大先輩中山繁信さんと語り奥様と飲んだ。板谷龍二郎さんがブルースを演った。帰りに谷内田章夫さん板谷さんとディラン・バーpolkadotsへ。80年前後にBob Dylanがキリスト教に改宗していたころのライブ音源を聴いた。私が彼の音楽からもっとも遠ざかっていた時期だが、今頃日の目を見た音源を聴くと、詞は胡散臭いけれど情念ほとばしる音楽は刺激的だ。このころ私は結婚パーティーを開いていてその立会人は板谷さん。その宴でみんなで唄ったI Shall Be Releasedで彼はハープを吹いてくれた。司会は谷内田さん。今は学生たちとゼミ旅行中で土曜にはイサムノグチ庭園美術館を訪ねた。北山さん谷内田さんと90年代に来て以来3度目だが、来る度に違ったものが見える。彫刻庭園の丘の頂きに置かれた卵状の石にはノグチの生前赤い線が描かれていて遺言で二つに割ったのだそう。彼の魂が卵に宿っているのだろう。1982年にはブルックリンのアトリエで彼と会っている。遠い昔からのことが昨日のことのように駆け抜けて行った。新しい友も加わって、人生はなかなか楽しい。Paul SimonのOld Friendsのように公園のベンチで独り佇むような情景はまだ先だ。
 

滴波紋

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瞬きを切り撮って見えてくるひとつひとつの時の重み

葉模様

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自然の神秘の模様を写し撮る新宿御苑の温室での楽しみ

鶺鴒歩

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歩くのが好きな鳥セキレイの動きはちょっと千鳥足だったり

水辺鵜

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新宿御苑の楽しみのひとつはさまざまの鳥たちとの出会い

菊三様

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艶やかな菊に触れて想い出す過ぎ去りし年の深き秋

秋並木

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新宿御苑の晩秋の並木で撮影をする二人は仕事かな

里山鐵道

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内房線の五井から上総中野まで房総半島の里山を養老川沿いに走り抜ける小湊鐵道。誕生寺のある外房の安房小湊までの鉄道免許を取得していたことからこの社名となっている。2015年からは上総牛久から養老渓谷の間を「トロッコ列車」が走っている。蒸気機関車風のディーゼル機関車が牽引する観光列車なので少し躊躇いもあったが乗ってみてよかった。窓がない車輛で風に吹かれながらゆっくり走る里山は格別だった。経営の難しいローカル線を地域起こしで黒字にしようと小湊鐵道はさまざまな企業努力をしている。その一つがトロッコ列車「サトトロ号」「大人のヨルトロ号」と称する涼風ビール列車もある。ちなみに2017年度グッドデザイン賞を受賞している。車内放送が地元車掌による地域解説なのもうれしい。世界一大きいトイレ、陶芸家が自宅庭につくったミニチュアトロッコ列車、大銀杏など話題にもこと欠かない。この地域は土質が柔らかく、蛇行している川を土を掘って短絡させる「川回し」が伝統技術となっているのだそうだ。ケニヤなどで水不足を解消するために使われている井戸掘削技術「上総掘り」はこの地域の天然ガス掘り技術が原点にある。筍、茸、米、野菜、柿などの産地でもあり外房の漁港も近いので地のものも美味しい。ホームでは地元の人たちがお弁当、茸汁、地酒などを売っている。地域の個性を広く識ってもらうことは大切なことだと思う。「サトトロ号」、いいネーミングだ。

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寄り添う影あってこその暮れゆく秋の芒

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どこまで白に近づくと白菊と呼ばれるのだろう

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雨上がりの葉の上の滴はいくつあるのだろうか

漁港魚

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上総の旅 10。大原の静かな漁港に漂う魚の不思議な姿

菊蟷螂

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上総の旅 9。菊に蟷螂がいるよと教えられる大多喜城

酒蔵熊

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上総の旅 8。杉玉の下に熊立つ木戸泉酒造に出会う大原

まるがやつ

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上総の旅 7。旅の主題は古民家民宿「まるがやつ」。敷地は大多喜駅から3km。平地一面に広がる水田地帯の北の端にあって背後には柿園と森がある。広大な敷地に建つ元茅葺の古民家を減築修復改装してKAYA、蔵を改装してKURAとしてそれぞれ一棟貸しの宿泊施設としている。居住空間コースの1期生が企画・設計だけではなく経営までしている。行動力に脱帽。担当が18期生の教え子。応援も兼ねてKURAの方に泊まりに行った。こちらは中村好文さん設計で担当は4期生。厚い壁のKURAの中は別世界で深夜に降ったという雨にも気づかずに静かな夜を過ごした。隣のKAYAには6人組の女性陣が泊まりにきていたのだが気配すら感じなかった。中村さんらしい優しい柔らかい空間が、永い時を経た荒々しい空間に抱きかかえられている。ちょっと急な階段を上るのをさりげなく支える握り柱、入口から飛び込む視線を心地よく遮る藁入りアクリル複層板、味噌樽を使ったシャワータブなど技の宝庫。勉強になりました。夜の間接光も美しかったけれど朝の柔らかい自然光も気持ちよかった。いい時間を過ごしました。城下町大多喜も合わせて「まるがやつ」を体験されることをお勧めします。都心からの高速道路の便もいいしドライブでのアクセスが一般的なのだろうが、私は上総の里山を走り抜ける鉄道の旅を強くお勧めする。外房から回って大原の朝市で魚貝海老などを仕入れて来るとさらに楽しいだろう。

大多喜町役場

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上総の旅 6。今井兼次の設計によって1959年に建った大多喜町役場を2011年に千葉学さんが増築している。土曜の夕刻で中には入れなかったし日が落ちかけていた。60年近い歳月を経た建築の荒々しい力強さが街の寂しさも弱々しい光も呑み込んでしまっている。新しくできた建築はその状況に呑み込まれてしまっていると感じた。軸線を強調した増築計画のダイアグラムは明解で力強い。

小江戸大多喜

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上総の旅 5。かつて城下町の中心だった通りには渡辺家住宅、豊乃鶴酒造、大屋旅館など名残がぽつぽつとある。一方建て替えられた末に空き家となった老朽建築も少なくない。新しく建ったものの方が街の寂しさを受け止めにくいようだ。こういう状況での設計は建築家の腕が問われる。難しいがやり甲斐のある仕事だろう。大多喜小学校(1997年)は日大生産工学部の講師仲間の小島広行さん。カーンのバスハウスの面影もあって、並の公立小学校の水準は超えている。遠くに写っているのが大多喜城。

大多喜鉄道館

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上総の旅 4。大多喜は歴史のある城下町。1912年には大原⇔大多喜に人車軌道が開通し1930年に国鉄木原線が大多喜まで開業している。早くから鉄路と縁があったせいかどうか、鉄道模型のジオラマが置かれ鉄道関係の標識などが陳列された「房総中央鉄道館」がある。唐突な踏切標識に誘引されてしまった。模型を運転させてもらえるようで何人かの大人が自らの世界に浸り込んでいた。あぶない。

夷隅鉄道

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上総の旅 3。小湊鐵道の終点上総中野からは「いすみ鉄道」。木更津⇔大原の木原線が未成に終わり国鉄・JRがもてあましていた赤字路線を引き継いだ公営に近い線。ちなみに木更津側はまだ久留米線として残っている。放っておけば廃線になったところを経営努力でなんとか存続に持ち込んだ点は評価できるが、地域とは無縁のグローバルなキャラクターに縋りついたところは私には疑問。城下町大多喜という上総随一と言っていい地域資源を活かし切れていない。車内アナウンスも人気プロによる録音だ。おかげで地域との密着度が小湊鐵道ほどではなくなっていると思う。いすみ鉄道の5.6%の株を持つ小湊鐵道に統合した方が地域のためかもしれない。ともあれ黄色と緑の車輛が里を長閑に走っていく様はいいものだ。

小湊鐵道


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上総の旅 2。「新宿さざなみ」は五井で降りて小湊鐵道に。「トロッコ列車」は鐵道の守備範囲外なので避けようかとは思ったのだが付き合ってくれそうなので挑戦。秋晴れに違いないだろうと窓なしの開放車輛を予約。子連れが大勢を占めている中に独りで乗るとしたらちょっと自意識が昂るおそれもある。蒸気機関車風なのが悲しいところなのだが天気が良かったせいもあって風に吹かれて味わう里の風景は期待以上だった。各駅に停止し通常の半分くらいの速度でしかも地元愛あふれる解説付きだから、地元がよく見える。世界一大きいトイレ、陶芸家が自宅庭につくったミニチュアトロッコ列車、大銀杏など話題にもこと欠かない。合間に上総伝統の「川回し」のことも話す。里見駅ホームでは地元の人たちがお弁当、茸汁、地酒などを売っている。いい地域鉄道だ。

房総特急

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上総の旅 1。えきねっとの35%割を利用して往復とも新宿発着の特急。左の「新宿さざなみ」は257系で「かいじ」と同じ車体とは思えない仕上がり。やはりデザインは重要なのだ。右の「新宿わかしお」は255系。榮久庵憲司のGKのデザインで1993年に房総ビューエクスプレスとして登場している。ここで青と黄の房総カラーが定着したのだろうか。当時の「房総バケーション」という小泉今日子のCMの爽やかさが記憶に残っている。彼女が唄う「しおかぜが〜よんでいる〜」は市販されなかったが今ならyoutubeで聞ける。この頃の時差通勤CM「電車は走る〜」もやはり彼女の唄だった。どちらも好きだった。こういうはなしに深く相槌をうってくれていた太田憲治さんはもういない。

「中心のある家」

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阿部勤さんの「中心のある家」2度目の訪問。台風に伴う激しい雨だったのだが阿部さんの「雨が似合う家なんですよ」の一言で雨が私のメモリーから消えた。2人とも晴れ男なのだ。家の中心にある正方形の平面の空間をほどよく分節された小空間がぐるりと取り囲んでいる。不思議な回遊性があるから見て回るのが楽しい。ところどころに吹き抜けもあるので家中に散らばった私たちに一つのまとまりができる。宴が進んでくるといくつもの小さな集まりが物陰にある。チベットの寺院と空間構成の共通点があるのだそうだ。彼方では大日如来が鎮座している中心に此方ではメキシコの太陽神の絨毯が敷かれている。空間の魅力もさることながらそこに場所を占めているさまざまなモノが重要な役割を果たしている。川崎毅の陶芸の街、レゴのサヴォア邸、田中潤作のぶらさがり棒、専用台に据え付けられたハモンセラーノ、トルコで駱駝の背に掛ける布袋。私も29年前の旅でこれを買って[doghouse]に置き忘れてきた。好きなモノに囲まれた暮らしは居心地がよく空間は楽しい。今回は居住の学生たちもアルテックOGも一緒でひときわ楽しかった。早く[bigdog house]を片付けよう。fbのmichio kinoshitaアカウントにほかの写真を8枚アップしています。

雄鶏稲藁

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勝沼ぶらぶら 9。甲斐ワイナリーの小さなワインバーに置かれていたさまざまな鳥のオブジェの一つ。

線線線鳥

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集合住宅を見学に行った先に犬がいることはまずないけれど鳥はどこにでもいる。コンデジでそれを捉えるのもまた愉し。

鳥鳥鳥鳥

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近江八幡の駅から船着き場までうっかり歩いてしまったのは距離の読み違い。途すがら出会ったおそらく椋鳥のシルエット。

飯男魚猫

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西山卯三が描いた漫画の一コマ。かなり犬的な猫。大昔の「アッちゃん」とか「クリちゃん」とかはこんなタッチだった。仕事至上主義で頭をのほほんとしているうちにこんなに道を外れてしまった。

床格子猫

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「二軒家アパートメンツ」の階段は私たちが専有して使っている。屋外だけれども屋根はかかっていて猫にとっては居心地の良い空間なのだろう。

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kinoshita
木下道郎 ・ 建築家
詳しくはworkshop-kino.com

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