[doghouse]に珍しくバッタ出現。風呂場で発見しました。シャンプーのボトルごと中庭に引っ張り出して撮影。向きを変えようとしたら、キチッというような音と共に跳ねて姿が見えなくなりました。Wikiで調べてみたらオンブバッタのようです。負飛蝗、バッタ目オンブバッタ科Atractomorpha Lata。
三鷹で最近亡くなった独り暮らしの方が飼っていたボルゾイ7歳が独りぼっちになってしまいました。で、里親を探しています。おだやかな優しいコです。[doghouse]も候補には上がったのですが、弱虫のハヤは大騒ぎになるだろうし、老境に入ったフクには気の毒だし、猫もいるし、とても無理です。どなたか、お知り合いの方でも、興味のある方はいらっしゃらないでしょうか。ws@workshop-kino.com宛てにメールをください。犬、ネコ目イヌ科Carnivora Canidae。
長崎の旅2011年8月¶新地の中華街で屋根に並んだ動物たち。鳩が先頭で群れを仕切っています。: 鳩、ハト目ハト科Columbiformes Columbidae。
我が家にふるくからいるネズミ。ホンモノとは違ってなかなか愛嬌があります。クウとも仲良し、のわけはありません。鼠、齧歯目ネズミ科Rodentia Muridae 。
横浜市にいる高校同級生に誘われて
ヨコハマトリエンナーレへ。写真もいろいろ撮りました。街をぶらぶら歩きまわった後は関内で一杯。楽しい一日でした。
ウェグナーのデイベッドの下、仔犬と子供を怖れるふりをしながら自らの場をしっかりと築いている猫のクウ。彼女の視点でシャッターを切ってみました。右手の籠がクウの寝床。ここはクウにとっての前戦です。向こうに敵の姿も写っているけれども、得体の知れない黒幕なんて存在がないから、彼らは幸せです。
奈良京都の旅2011年8月¶夏の盛りに歩きまわって汗をたくさんかいたけれど湿度のせいか東京よりは凌ぎやすかったように感じました。
猿沢の池の脇の流れに浮かんでいるようなお地蔵さま。ファインダーを覗いている脇に手を合わせる人あり。
道端の方の身なりの良さからも街の人の思いがしのばれます。
涼を求めてふと曲がった路地を行く人力車。いい街だなあ。
courtesy of Kodansha
[二軒家アパートメント]仲間の林綾野さんが
[フェルメールの食卓]という本を出しました。名画を手がかりにその時代の食卓を想像してみることで時代の背景を読み取って少しでも名画に近づこうというコンセプト。きちんとレシピが載っている徹底ぶりがうれしい。ロートレック、クレーに続くシリーズなのですが、フェルメールは亡くなった父のお気に入りだったので、より親しみを感じます。たまたま今週末の
情熱大陸で林さんの仕事ぶりが取り上げられるそうです。[二軒家アパートメント]仲間の活躍、うれしい。建物も写っているはずですよ。
細かい雨が絶え間なく降り続く一日。暑さは去ったものの犬の散歩には往生しました。ハヤはまだ部屋にいて、散歩を終えたフクが傍らでまどろんでいます。猫はデイベッドの下。いびきが聞こえてくることもあります。音楽好きの昔からの友人に最近教わったEdwina Hayesを聴きながらの静かな朝の[doghouse]。生ギターの爪弾きをバックにした澄んだ歌声が湿った空気にぴったりでした。霧雨の中スズメたちが庭にやってきてブルーベリーの熟した実を啄みながら囀っています。
狂ったような暑さが激しい雨を境に急降下。いつものような開け放しの[doghouse]になりました。あまりの急激な変化に体はとまどっているようです。街の動物たちはどうでしょう。散歩少なめがずっと続いていた我が家の犬たちを、すっきりしない空模様をパソコンで睨みながら、いつもより早めの夕方からお散歩に誘いました。歳のせいかフクはいつもどおり足どりが重く、どこまで行けるかなという感じでしたが、ちゃかちゃか元気なハヤにつられたのかだんだん調子がでてきて、先ずは久しぶりの玉川上水まで到達。ここまで来るとおそらく臭覚情報が飛躍的に増大するのでしょう、二匹ともギヤが一段上がって道程が賑やかになりました。みんなの好きなおねえさんのいる
coreに挨拶し、
堀部さんの住宅の手前にできたギャラリーでのガラス細工展ではちょっと中にお招きいただいて、ハヤは作家さんと思しき女性に遊んでもらっておおはしゃぎ。お暇して少し行ったところでハヤの足がぴたりと止まって、引き返すことになりました。空も心配だったしね。帰りのフクは軽くギャロップが入るほどで、さっさっと我が家に戻りました。こんなに歩いても汗ひとつかかないくらいの気温のほうがやっぱりいいなあ。ビールはどちらにしても旨いんだし。
締めの写真は秋の色。京都から届いた巨峰の
金平糖です。
奈良京都の旅2011年8月¶燈花会に合わせての興福寺国宝館夜間拝観で
阿修羅像との出会い。みごと。阿修羅の他の乾漆八部衆立像の表情にも見とれました。獅子の冠をかぶった乾闥婆が好きだな。
奈良京都の旅2011年8月¶ちょうど奈良は
燈花会。小さな蠟燭をひとつひとつ灯して幻想的な夜の奈良が創りだされます。徒党を組んで迷子になったのは失態。ゆっくり写真どころではなくなってしまいました。
ひょんなことからひとりDVDで
シングルマン鑑賞。アンプを通した音をJBL4311で大きめに再生するとSN比の高い映画館風の音像になって、構成のしっかりした美しい映像がいっそう引き立ちました。亡くなった同性の恋人が遺した家で悶々と暮らす主人公という設定は私とは縁遠いものですが、John Lautnerという建築家が1949年にカリフォルニアに設計した
Schaffer Residenceが映像の中でごく自然に使われています。親近感のわく、いい住まいです。これが1949年というのも驚き。現在150万ドルで売りに出ているそうです。安い、よね。
all photos by Judith Lautner
天幕の端を垂らす、早朝モードの[doghouse]中庭。仔犬は中にいるので猫はのんびり睡蓮鉢。金魚が死んでから水を入れ替えたからセシウム濃度はそう高くないはず。受験生がいるので家族旅行というわけにはいかずのんびりと家で過ごすのも悪くはありません。みんなが起きてくるまでのあいだヨーヨーマのエンニオ・モリコーネで少しだけ避暑地気分を楽しみました。
[doghouse]の近所のくたびれた家からゴミが運び出されて建て替えかなと見ていたら、外部に白いペンキが塗られ始め、思ったより手間をくってしまったのか、この写真を撮った後何日も経って、一階分だけが塗りあがり骨董屋が開業しました。景気凌ぎの一時的なものなのでしょうが、いきなり閉鎖的な「マンション」に建て替わるよりは地域にとって楽しいように思います。
Madeleine Peyrouxの新作。カバー曲を少なめに、メロディーがキャッチーとは言えない自作曲主体でまとめられ、その分全体のトーンに独特の味わいが生まれています。気に入りました。恒例のDylanカバーのI Threw It All Awayは難しすぎたかな。McCartneyの私の苦手なMartha My Dearは生まれ変わっています。自作のタイトル曲Standing On The Rooftopが伴奏も含め秀逸。ジャケット内側の犬写真もかわいい。
建築の旅で奈良へ。しゃきっと暑く、鹿も泳いでいました。
長崎の旅2011年8月¶たまには安心して魚が食べたいと思い、全国チェーンから限りなく遠そうな、クライアントも未踏査の、渋い居酒屋の暖簾をくぐりました。薄暗いカウンター数席に、偏屈を絵に描いたような風貌の大将、細かい気は微塵も利かないおかみさん。あたりでした。近海の海の幸ばかりではなく、大将の長崎旨いもの情報を堪能。話は盛り上がって、カレー粉まぶし鰺フライまで登場。おかみさんが金蝶ソースを求めに走ってくれて、完璧な長崎の味を楽しみました。みんな、旨かった。そうそう、店の名は「武蔵」。知らなかったのは私たちだけの、その筋には知れた店のようでした。
猫側の柔軟な覇権主義のおかげで「フクのソファ」にフクが戻っています。クウもさしたる不満はない様子で平和に惰眠をむさぼっています。クウは桃子に対する緊張も急速に和らげていて、[doghouse]の火種は仔犬のハヤ絡みに絞られてきました。
盛夏の長崎からのフライトは18時45分の夕暮れ時、機体前方A窓際に席を取り、空からの眺めを堪能しました。ルールには素直な性質なのでデジカメをオンにしたのは諫早湾を過ぎて雲の上に抜けた頃。薄く茜色を帯びた雲は瞬く間に姿を変えて行きます。
雲が切れて国東半島を確認した後に見えてきた瀬戸内海。左の大きめの島が祝島。その右の細長い島の右端が上関原発予定地。右手先にはヒロシマ。飛行機はおそらく愛媛の伊方原発の真上あたり。核兵器による大量殺人を精算しないまま結局は戦後がまだ続いているということです。
大空はゆっくりと青みを失い、美しい色彩のグラデーションを網膜に焼き付け、夜の闇に溶け込んでいきます。知多半島から先は街の灯りで地形を読み取ります。100分の空の旅はあっという間に過ぎてしまいました。
日経金曜日朝刊には「過去の人」吉本隆明の読むに堪えない談話。日経の原発キャンペーンのあざとい手口はなかなか巧妙です。しかし、これは読みたくなかったな。
長崎へ出張。富士山は雲に隠れていましたが瀬戸内海の雲が「夏」でした。長崎は盛夏です。
先ずは五島うどん。アゴだしがおいしい。のっているのはゴボ天。