勝沼のワイン・ギャラリー竣工。手持ちカメラではもう撮影ができない薄暮。携帯で不思議な雰囲気の写真が撮れました。左が築135年の日本最初の葡萄酒醸造所。右が新しい「ワイン・ギャラリー」。新旧の建築物を繋ぐ中庭には葡萄棚を支持する白い円柱が林立し、時の流れを刻む石碑や門柱が点在します。遠景は甲府盆地の山並み、その手前に葡萄畑。幾層もの時空を重ね焼きしたような不思議な写真。絵としてご覧ください。
急峻な山を背に海と向かい合っている街。入江の入口に架かる女神大橋から向こうは外海。その先に大きな世界が繋がっています。
この暑いのに稼働中のオーブンの前で涼をとるフク。ラグのせいもあって、ここがお気に入りの場所。はっきり言って、邪魔、ですが傍にいてくれるのはうれしい。熱くないのかなあ。
3000枚以上もあるスライドをデジタル化する作業が終わりました。読み込んでもらっただけでまだ整理はできていません。行方不明の写真もいくらかあるような気がします。ぼちぼち[doglog]にアップしていこうと思います。1985年のイタリア旅行からの予告編はヴェネツィアの1枚。
勝沼のシャトー・メルシャンの敷地はあたり一面のぶどう畑の中に、130年以上前の「近代産業遺産」と共に、散在しています。中央の大木が茂っているところが日本のワイン産業発祥の地で「宮光園」という史跡公園として整備が進められているところです。
courtesy of Shimizu Corporation
いつものように高尾や大月で乗り換え待ちをするのにも飽きてしまったので、大月の一つ手前の猿橋で15分強の朝の時間をつくり、コンビニで入手したよくできたおにぎりを朝食にしました。鳥の囀り、心地よい風、東に向かうお勤めの人たち、駆け抜けていく列車。午前八時の猿橋の駅の空気の中に、珍しい意匠をまとった保線用車両がおさまっていました。昨日の勝沼も暑かったなあ。36.8℃までいったそうです。
勝沼竣工写真撮影第一弾。快晴猛暑の勝沼、いい撮影ができました。写真はリノベーションのビジター・センターの外観夕景。既存の建物を蔦のためのスクリーンで包みました。茜紫の夕焼けに染まる雲が散る淡い藍色の空にふと浮かぶ三日月に感動。私のカメラでは捉えきれませんでした。いい一日でした。16℃の樽貯蔵庫で冷え切ったからだは35℃の熱気を素直には受け止められませんでしたが。
暑い夏の一日の終わりは渡辺康さん設計の
「百人町酒房」での
沖縄の旅打ち上げ。走り始めたばかりのスカイ・アクセスを横目に日暮里の沖縄物産店で食材を調達し、学生たちが旅の記憶を頼りに腕をふるいました。豚の顔、フー・チャンプルー、ドラゴン・フルーツ、60度の花酒、シクヮーサー搾り汁。スライド・ショーのBGMにはギリシアからペルシア、インド、バリ、台湾ときて琉球へと続く1988年編集の現地録音CD「海のシルクロード」を選びました。奇しくも朝日「うたの旅人」の舞台は沖縄。「戦争の隣で育った少女」。私の沖縄の旅には灰色にマスキングされた部分があります。
暑い夏の一日の始まりは
[laatikko]での取材。2人暮らしに新しい住人が1人増えて彩り豊か。赤ちゃんグッズまでデザイン・トーンが貫かれているのはさすが。植物も少しずつ増えていました。成長が楽しみです。
三鷹、[doghouse]歩3分のcalvet。数種類の国産ワインがグラスで飲める本格的ワインバー。ここで今まで知らなかった日本のぶどうブラッククィーンに出会いました。写真は塩山ワインのBlack Queenと羽曳野の仲村わいん工房のメルロー。つまみも気が利いているし、ワイン通というよりはワイン好きが思いのままにワインを楽しんでいて、いつ寄ってもいい感じで、つい長居をしてしまうのだけが、問題かな。
沖縄の旅¶のラストはこれにしましょう。那覇の街を俯瞰しながら走るモノレール。よく見ると集合住宅のつくりも東京とは少し違っています。
勝沼は今月末竣工。現場は大騒ぎですから、純粋に絵を切り取ることができるアングルは限られています。たくさんの現場写真の中のとりあえずの一枚。写真としてご覧ください。
吊式ブドウ畑の支柱のてっぺんで羽を休める一羽の鳥。何を考えているのでしょう。今日は雨の勝沼へ。中央線の各駅停車をゆっくり乗り継いで行くのが好きです。普段一分単位で乗り換えルートを選んでいるのがウソのよう。10分単位の待ち時間と慣れ合っていくのもなかなか面白いものです。カメラとか本とかお弁当とか、いろいろ楽しみです。
蟷螂
蜥蜴
蜘蛛
蜻蛉
蜉蝣
蚯蚓
蟋蟀
蝦蛄
蝙蝠
虫扁の漢字二つで表記される言葉を集めてみました。虫が意外に広義であることがわかります。気持ち悪い形状のものというのが共通項でしょうか。中にはおいしいものもありますが・・・。写真は勝沼で見つけた名も知れぬ虫。
北山恒さんの下馬の集合住宅見学。彼にしては珍しく見え方にもこだわった建築。有孔折板越しに型硝子に投影される都市の像が印象的でした。八雲の実家に寄って母と一献。結局、三軒茶屋から都立大学まで、梅雨の晴れ間の小遠足になりました。
ディランの熱狂的ファンのことを何故か英語ではbobcatといいます。「有名人と猫」のネットで見つけた珍しい写真。どうも合成のようですが・・・
京劇の張紹成Zhang Shao Chengさんのお話を聞き、型や「変臉(変面)」を間近で見る機会がありました。見栄を切るなど、歌舞伎との共通点も多いようです。基本の手の動きのひとつが流れるように円を描く「雲手(ユンショウ)」。この動きは太極拳と共通だそうです。写真は「変臉」。布製の仮面が目の前で瞬時に次々に変わっていきます。
家の中で人に付きまとっているうるさい仔犬はこんな暑い日には中庭には出てきません。ジューンベリーやアロニエの木陰の地面はちょっと湿っぽいけれどもひやっとしていて気持ちがいいなあ。
暑くなってきたので恒例のハヤの散髪。ふっくらパピヨンが仔山羊のようになりました。意外にかわいい、けれども、犬ともだちははみんなびっくり!
梅雨の緑の中にダリアが一輪。天竺牡丹という名もあるのだそう。温帯モンスーンの猛烈な湿気のせいか、隣のアーティチョークの実は発育不良です。