浪速の味

久しぶりの大阪。Nさんのご指南を仰ぎ旨いものも楽しんでいます。うどんの「はがくれ」。開店直後に行ったのに行列でした。お店お薦めの「きじょうゆ」。葱とおろしを乗せ、すだちを絞り、特製の醤油を「適量」降るところまで、ご主人が準備して、かき混ぜずにそのまま引き上げる要領を丁寧に教えて下さいました。確かにおいしい。オプションのちくわ、南京、半熟タマゴの揚げセットも細やかにおいしい。本当は好物の「きざみ」をイメージして来たのだけれどお薦めに従ってよかった。きざみうどんの写真は梅田ガード下での朝食。これはこれで東京では出ない味。法善寺横丁まで出向いた「点天」のミニ餃子。小さな三角形の薄い餃子はビールのためにつくりだされたかのような食感。新感覚です。ただしお土産としてすでにメジャー。キリンプラザの跡地に登場した趣の異なるスマートなビルには世相を映してHMの行列が出来ていました。少し向こうに正視に堪えないドンキホーテ。大阪えげつない。だからなのか大阪おいしい。極めつけはやはり梅田ガード下の「森清」。二日続けて訪れた私を「おかあさん」が相好を崩して迎えてくれました。おつまみセットは浪速の春の味いっぱいでした。これはいい店です。夜食にたこ焼きも買いました。蛸がしっかりしていたな。お薦めのねぎマヨをはずしたことに少しだけ後悔。
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甲州1975

縁あって35年前の勝沼のヴィンテージが手もとにあったので、週末に事務所で開けてみました。つまみのメインはそのままの野菜に梅塩添え。早くも鰹が出ていたのでバルサミコと醤油で軽く和えてクレソンを山のように合わせました。淡い褐色にまで熟成した甲州を堪能した後に続いたのは概ね日本で生まれたワインでした。35年も熟成したワインは初めての体験。まあ、国産だからと、それほど大きな期待は持っていませんでしたが、筋道を立てて理解しようとする頭を超えて、時の積み重ねの妙味に私は浸ってしまいました。満足。
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basmati rice

インドへの里帰りで年明けからお休みだったcochin nivasが再開しました。今月は台湾への里帰りで吟品がお休み。まぐろ納豆定食に通っていたお店と漬け丼に通っていたお店が相次いでなくなったということもあり、ランチの選択肢が豊かとはいえない今日この頃の二軒家界隈です。昨日はバースマティ・ライス +キーマ・カレー+半熟目玉焼き。三種の混ざり合い加減が絶妙でした。
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犬も歩けば鮪の兜

午前中に事務所に出る用事ができた帰りに、荻窪の魚屋に寄りました。鰊を酢漬け用に三枚におろしてもらって、メインは何がいいかなと楽しんでいる眼にとびこんできたのが、近海本マグロの兜。早く来てよかった。オーブンでこんがり焼いてレモンを絞って、チリのカベルネをぐいぐい。満足。ほかに蕪のスープと定番のポモドーロ。手際良く仕上がりました。
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kinoshita
木下道郎 ・ 建築家
詳しくはworkshop-kino.com

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