実宵

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秋のイチジクとトラディションがジンファンデルと馴染む宵が静かに過ぎる

鳥もいるよ

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長崎の旅6、番外編。長崎の町には猫がたくさん。下の写真は唐人屋敷下の十人町の料理屋の路地突き当りでガラス戸が開くのを待っていた猫。いい街には猫がいっぱい。海も山も近いせいか町中にいろいろな鳥もいます。

幸せな時間

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長崎の旅5。ハイライトはヴィッラでの宴。長崎に設計した高校同期の終の棲家にはゲストハウスもあってそこに泊めていいただけるという幸せ。西新宿に設計した「二軒家アパートメンツ」は珍しくご近所付き合いのある処でその仲間が一緒に長崎を訪ねてくれて「ヴィッラ」で楽しくおいしい宴という幸せ。長崎のなかで「ヴィッラ」が一番、と言ってもらった幸せ。近海の魚の上をワインが飛び交い、高校の時の想い出の写真も続々出てきて、過去の彼方に洗い流してしまっていた「がり勉木下」までもが露になってしまいました(笑)。右下の写真は受験算数はできても数学が何一つ見えていなかったことを教えてくれた恩師岡田先生の名著。私の建築の始まりはこのあたりにあるのかも。

「武蔵」

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長崎の旅4、旨いもの。幾度も通い勝手知る街には旨いものごろごろ。なんと言っても近海の魚が一番かな。今回の「武蔵」はフエダイ、ヒラス、アラカブなど。「岩永梅寿軒」では小菊と朱欒漬。「寿々屋」からはお稲荷さん。「武蔵」は予約の2組がどちらも木下姓という偶然がきっかけでカウンターの3組が盛り上がりました。なんと3組とも目黒区民。おいしいだけではなくにぎやかに楽しい宴になりました。「むら仲」は内緒。

コッコデショ

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長崎の旅3、くんち続き。どれも見ごたえのある踊の中でも技の豪快さではコッコデショが一番。子供とは言え4人も人を乗せた神輿が美しく宙に舞い上がります。桟敷もさることながらこれらの踊が町中を練り歩くのも見もの。各日の締めは家々店々の前で次々に唄い踊る庭先回り。沖縄の伊是名島の家巡りと同じ形式ですがここでは振る舞い酒はありません。一行を先導する帽子に黒服のリーダーが一服している時に少し立ち話をして、くんちにかける熱い思いに触れることができました。お金もかかるようですね。打ち上げは「鍋洗い」と称して、鍋の底まで空っぽにしてしまうのだそうです。楽しそう。

蛇踊り

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長崎くんち。今年の踊町は6。7年毎に番が回ってくるのだそうです。この踊番にかける意気込みはたいへんなもののようです。中でも3匹の蛇踊りが一番見応えがありました。踊は笠鉾、山車、行列で構成されていて、山車にあたる蛇だけではなく鳴り物などの行列の人々の服装も見事な色合いで目を楽しませてくれます。笠鉾は大きな飾りのついた鉾を一人で操って回るのが大技のよう。踊は老若男女の混成で世代を超えて7ねん毎に更新されていくのでしょう。400年の歴史の中で積み重ねられた叡智です。

長崎くんち

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2010年から毎年長崎に通っていながらどうしても体験できなかった長崎最大のお祭り「くんち」に参加することができました。10月7,8,9日の3日間のお祭りは踊場での踊、町中での踊、庭先回りで構成されています。骨折った甲斐あって諏訪神社踊観覧のさじき席を入手することができました。諏訪神社境内に設えられたさじきは山並みと街を背景にしたアンフィシアター。神様に奉納する場ですから緊張感があり街中で見るのとは違った臨場感がありました。祭りへの愛情あふれる年季の入った抑えたMCも見事で「よいやー、よいやー」「もってこい、もってこーい」と盛り上がりました。撒きものが運よく飛んできて蛇踊り手拭をゲット。板敷のさじきは床に傾斜があって普段座り慣れないからだが悲鳴を上げていました。

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kinoshita
木下道郎 ・ 建築家
詳しくはworkshop-kino.com

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