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どこまで白に近づくと白菊と呼ばれるのだろう

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雨上がりの葉の上の滴はいくつあるのだろうか

漁港魚

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上総の旅 10。大原の静かな漁港に漂う魚の不思議な姿

菊蟷螂

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上総の旅 9。菊に蟷螂がいるよと教えられる大多喜城

酒蔵熊

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上総の旅 8。杉玉の下に熊立つ木戸泉酒造に出会う大原

まるがやつ

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上総の旅 7。旅の主題は古民家民宿「まるがやつ」。敷地は大多喜駅から3km。平地一面に広がる水田地帯の北の端にあって背後には柿園と森がある。広大な敷地に建つ元茅葺の古民家を減築修復改装してKAYA、蔵を改装してKURAとしてそれぞれ一棟貸しの宿泊施設としている。居住空間コースの1期生が企画・設計だけではなく経営までしている。行動力に脱帽。担当が18期生の教え子。応援も兼ねてKURAの方に泊まりに行った。こちらは中村好文さん設計で担当は4期生。厚い壁のKURAの中は別世界で深夜に降ったという雨にも気づかずに静かな夜を過ごした。隣のKAYAには6人組の女性陣が泊まりにきていたのだが気配すら感じなかった。中村さんらしい優しい柔らかい空間が、永い時を経た荒々しい空間に抱きかかえられている。ちょっと急な階段を上るのをさりげなく支える握り柱、入口から飛び込む視線を心地よく遮る藁入りアクリル複層板、味噌樽を使ったシャワータブなど技の宝庫。勉強になりました。夜の間接光も美しかったけれど朝の柔らかい自然光も気持ちよかった。いい時間を過ごしました。城下町大多喜も合わせて「まるがやつ」を体験されることをお勧めします。都心からの高速道路の便もいいしドライブでのアクセスが一般的なのだろうが、私は上総の里山を走り抜ける鉄道の旅を強くお勧めする。外房から回って大原の朝市で魚貝海老などを仕入れて来るとさらに楽しいだろう。

大多喜町役場

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上総の旅 6。今井兼次の設計によって1959年に建った大多喜町役場を2011年に千葉学さんが増築している。土曜の夕刻で中には入れなかったし日が落ちかけていた。60年近い歳月を経た建築の荒々しい力強さが街の寂しさも弱々しい光も呑み込んでしまっている。新しくできた建築はその状況に呑み込まれてしまっていると感じた。軸線を強調した増築計画のダイアグラムは明解で力強い。

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kinoshita
木下道郎 ・ 建築家
詳しくはworkshop-kino.com

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