春本番の暖かさ。やっと3月です。ジューンベリーの芽吹きを捉えようと向けたカメラの先の電線に鳥。Tim Hardinの唄でも知られるLeonard Cohenの名曲を連想。彼は禅もたしなむ日本贔屓なのに、過去に来日公演は一度もありません。先日ヘッケルさんと飲んだ時に、呼びたいねと意見が合いました。Bob Dylanは彼の1977年のアルバムDeath of a Ladies' Manに客演しています。

デリーの南南西750kmにあるアーメダバードはイスラム文化圏の都市です。ホテルの冷蔵庫にすらビールはありません。酒類は外国人専用のちょっと怪しい販売所で面倒な書類を提出して入手することになります。ここに近代建築の名作がたくさん。
まずは、ル・コルビジェのサラバイ邸。アーメダバード市街、塀で囲まれた、孔雀もいる大きな森の中に、外と内が継ぎ目なく繋がったおおらかな家。外の明るさと見事なコントラストをなす内部のほの暗さ。気候風土にしっくりと馴染んでいるのがさすがだと思いました。素人写真ではなかなか写し取ることができない空気のようなものがあります。

アプローチから中に入ったところの見返し。

この写真では内部は実際よりも暗く写っています。

生活も内外の区別が曖昧なようです。屋外のデイベッド。気持ちいいでしょうね。

ダイニング。外も内も結局は繋がってしまいます。

見送ってくれたガネーシャ。インドでは、いたるところに置かれています。
朝食後のひととき、珍しくフクとクウとハヤがそろっています。この時間は朝陽が部屋の中まで差し込み、植物も輝いて見えます。やっぱりもう春、ですね。

起床時刻6時10分。犬の散歩から帰ってくるともうかなり明るくなっています。久しぶりの雨のおかげで、ドッグハウスの中庭もしっとりしています。雨水から啓蟄。節気の語感がぴったりのように感じます。

「わたしの餌はおとうさんの部屋の箱階段の途中にあります。一段が40cmもあるので犬たちは上がってこられません。子供たちも勝手には入ってこないので、わたしにとって最も安全な場所のひとつです。おとうさんが最近夢中になっているThe Other Side of The MirrorというDVDが右手に見えます。60年代のフォークフェスティヴァルに出演したボブ・ディランの伝説的演奏の記録です。左手は横尾忠則デザインのサンタナのLP、その左はミルトン・グレーザーがデザインしたポスターのミニチュアだそうです。よごしたりしないようにわたしも気をつけています。」

外は激しい風が吹き荒れていましたが、中には春の日差しが。こちらはどんどん成長を続けています。

強風が吹き荒れ、気温急降下。激しい春一番でした。仕事場から見上げるパークタワーが砂埃で霞んでしまいました。黄砂ではなかったようですね。


[鵠沼海岸の家]のご主人、相澤雅人さんが
ステラシネマの特集に登場。映画予告編製作の興味深いインタビューです。