「お散歩の途中でおとうさんが立ち止まってしまうことがあります。そういう時たいがいはフクちゃんは歩くのを止めて座っていて、おとうさんが僕に何か言います。よくわからないのですが、フクちゃんのマネをして座る姿勢をすると、おとうさんはうれしそうです。その姿勢だと鼻が地面から遠くなるので、僕はイヤです。」

アーメダバード市街を流れるサバルマティー川に面してコルビュジエの繊維業会館があります。対岸の投宿したホテルからの写真です。54年前の竣工時の写真と比べると、周囲の木々が成長し背景に建築群が出現しています。

近くから見ると河に面した東面はこうなっています。前面のグリッド状のコンクリートは日除けでブリーズソレイユと名づけられています。縦横の板状のコンクリートが厚みは薄く奥行きがしっかりとられているのが特色です。東面は川への視線も考慮して縦板は開口部に直角になっています。

内側から見たところです。ブリーズソレイユにもその内側の開口部にもガラスが入っていないので風が抜けていきます。外のような内のような空間ができあがっています。その空間の中にいろいろな部屋が固まりとして置かれています。実に明解です。中央の白い固まりは洗面所。

こちらはコンクリートのテーブル。接客スペースです。やはりオープンエアーですね。

西面の開口部に設けられたブリーズソレイユは太陽の方位に合わせて縦板に角度がつけられています。植物が似合います。

下の階のほうの洗面所。曲面がつくる陰は柔らかく曖昧な感じで趣があります。左の打放し、奥のオイルステインのブラウン、白い塊。巧いですねぇ。

直美が大事にしているバラが生き生きしてきました。日当たりのために中庭を囲っている塀の上に上げてあった鉢より、中庭の「陽だまり」に置いていた鉢のほうが元気がいいそうです。

もう10歳になる
階段収納の家を二世帯住宅に改装しました。上階の家族の空間の中にセットした小さな箱が二つの世帯の結びの領域になっています。ご主人の高橋さんには、私の作品を多数見ていただいていますが、つい最近も「木下の最高作は我が家だ」と評していただいて、かなりうれしくなりました。

「おいしそうだなあ。新芽を食べたことに批難が集まっているようですが、こんなところに置いておくのがいけないのだと、わたしは思います。それに、どんどん新しいのが出てくるようだから、少しくらい食べてもいいんじゃない。」

咲き誇っていたシクラメン。落ちてしまう前に直美が切花にしました。二人のお気に入りのArabiaのプルッシャン・ブルーでしょうか、の前で生き返りました。朝から春の優しい雨が降っています。犬の散歩は5時50分。幸いこの時は小止みで傘なしで手短に済ませました。

蔓がこんなに長く伸びてきました。支柱を立てなくちゃ。
