寒さももうそろそろ緩み始めるはずの雨水。なんだかいい語感で、ほんとうに暖かくなっていきそうな気もします。七十二候では雨が降って土が湿り気を含む、霞がたなびき始める、草木が芽吹き始めると続いていきます。[doghouse]の「外家(そとなか)」のシマトネリコはいつも青々。向こうの落葉樹の新芽の準備が進んでいるのはきっと確かです。

久しぶりに吉祥寺まで買物がてらの散歩。高知県と北海道の野菜が目当て。必ず一緒だったフクがいないのは初めてだけれども、ハヤは大はしゃぎでスイスイ。おかあさんのちょっと長い買物のあいだ外で待っている時に一匹だとさみしいかな。しっかりしなくちゃいけないと思ったわけではないだろうけれどいつもよりいいコにしていました。

長崎。「武蔵」はすっかり馴染みになってしまって、そろそろ腰を上げようとする頃に、まあこれでもと思わぬものが出てくることが多くなっています。これは漁師が舟の上でつまんだという「きびな鍋」。白菜だけが入った熱々の昆布出汁にきびな(キビナゴのことです)を放り込み、頭をつまんで柚子でも橙でもない長崎特有の柑橘類を絞った醤油をちょいとつけ、歯で身をこそぎ食べます。すっと身が骨から剥がれる頃合いが食べ頃。すぐに慣れましたが、ちょっとコツがいります。おいしくて焼酎がひととき止まりました。


コントラバスの斎藤輝彦さんの3月のリサイタルは三鷹芸術文化センターで開かれます。終演後に
[calvet]でワインというのも楽しそうだな。演目は今までとはかなり違うようです。詳しいことはピアノ伴奏の
吉岡裕子さんのブログを見ていただくほうがいいと思います。

フクが逝って1か月。時は今までと変わらずに過ぎて行きます。節分にやってきたフクだから福。お悔やみにいただいた桜の盆栽。暖かくなって花が開くのが楽しみです。

長崎、魚の町の朝陽の中を走り抜ける市電。長崎は海が荒れていて天然ジゲモンの「武蔵」は店を閉めていて、ちょっと慌てましたが、気持ちを切り替えて初めての長崎鮨を探訪しました。思案橋の「志乃多」。握り一人前松竹梅なく千円。カウンター数席のみのちいさな居心地のいい店。いい街だなあ。
