PPMの1967年1月の来日公演を録音して日本のみで発売されたライブ盤が初めてCDになりました。「DELUXEピーター・ポール・アンド・マリー・イン・ジャパン」というひどいタイトルとデザイン以前のジャケットもそのままに紙ジャケ復刻。45年前オンタイムでPPMにのめり込んでいたのがきっかけで私とBob Dylanとの永いつきあいが始まりました。前日に届いた71歳のDylanの新作Tempestが強い刺激と感動を与えてくれているのに対し、PPMは懐かしい以上のなにものでもありませんが、こちらを切り捨てることをしないところが、私なのでしょう。双方に感謝。どちらも合州国産であることについて、今の日本の状況に鑑み、気持ちは複雑。照明は写り込むしTempestのジャケットデザインも最悪で美しさとは縁遠い写真になってしまいました。ところで、今朝の日経今井敬さんの「私の履歴書」の写真。一番左が亡くなった父。この写真も同じ時代。時代は変わる、ですね。

日曜日は久しぶりに[doghouse]でゆっくり。動物たちの様子を楽しみながらためてしまった仕事も進めました。マルがボールをくわえてハヤのところに持っていくのにハヤは逃げてしまったりしていますが、なんとか一緒に遊べるようになってきています。このコたちのせいいっぱいのやり取りを眺めているのは幸せ。夜はカレー好きの息子と一緒にカツオのカレーに挑戦。スリランカで買ってきたカレーリーフはWikiによると大葉月橘または南洋山椒という和名で南インドでよく使われるとのこと。柑橘系の異国の香りが加わったせいかほどよくスリランカ風に仕上がりました。カツオは前日から仕込んだ塩カツオ。これのスライスはワインにぴったりなので、なにも煮込まなくてもいいのではという気もしないではありません。こんどはマグロでやってみよう。ちなみにカレー粉は肉、魚、野菜と3通りにブレンドされたものを使いました。ご飯はホーローの釜で炊いた日本式。

マルのハウス暮らしが長くなったので空模様を睨みながらハウスごと内外を移動。冷房より涼風の方が気持ちいいのは犬も同じ。なんだかのびのび楽しそうです。やっぱりアジアの住まいはこれですね。スリランカから学ぶところ大。新しいハウスは下部のトレーとケージが分離構造になっているので移動が簡単です。フクだったらケージごと持ちあげちゃっただろうけど。

スリランカの旅。シギリヤの大自然に圧倒された私たちを迎えてくれたのは山奥の湖畔の緑に埋もれたかのようなHeritance Kandalama。バワ75歳1994年作のホテル。コロンボとの距離は東京と榛名湖くらいでも、高速道路がないので、体感的にはもっと山奥という感じ。

森の中の長い赤土のアプローチで撒水車を追い越してやっと車寄せに辿りつく。豪壮な建築物の代わりに岩山に挟みこまれたレセプションがいきなり出現したのに、先ずびっくり。西陽を浴びたステージに迎え上げられるかのような華やぎがあります。

向こう側の世界への入り口は洞窟に入り込むような湾曲した通路。美しさに息をのんでしまいます。

そして薄暗い通路を抜けた先の北側のピロティ・テラスでウェルカム・ドリンク。建築は飾りなく質素で、気持ちは周りの大自然に引き寄せられていきます。

建築そのものに強い主張は無く、外壁外側に植物を繁茂させ、岩山を空間に露出させるなど、大自然との同化が主題になっています。予習に眺めていた写真からはこの建築の本質が読み取り切れていませんでした。想定外の感動。ホテルの常識から大きく逸脱した建築を実現させている事業主にも拍手。

ところどころに配置された水も効いていました。
