二馬力の草屋根

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犬たちとの散歩でよく通る玉川上水添いの「風の散歩道」に架かるむらさき橋で撮った桜の木の向こうの進駐軍色の建物はあのスタジオジブリ商品企画部。屋根にずっしりと草が生えています。面白いことを考えるだけでなく、行動に移すところがいい。三鷹市内にある評判の美術館の方の建築ももう少しなんとかならなかったのでしょうか。

知らない街 続き

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昨日のつづき。太田にはプロポーザルの敷地見分を目的に出かけたわけですが、どこに出かけても食べるものにも拘ってしまう私は、真にさえ受けなければ意外に使える食べログ検索で、ランチはとあるうなぎに決めていました。どこの街にだってある寿司もてんぷらもある「うなぎ屋」とは違う専門店のようです。が、廃屋だらけの駅前飲み屋街の一角の廃れる寸前の建物に先ず怯みました。店の前に大書きされた「大正三年カイぎョウ」に気を取り直して暖簾をくぐった瞬間、「しまった!」。さびれた観光地の駅前食堂のような佇まいのうえ、12時だというのに客が一人もいないのです。小上がりで煙草を燻らせていた大将があたたかく迎えてくれて、もう戻るわけにはいきません。腹をくくって、太田に来た理由を話し新しい建築に期待することをうかがうことをきっかけに、同世代の長い話が始まりました。工場で働く教育熱心な親の子供たちが大学まで出してもらって東京に勤めに出て2,3年で戻ってくる町だそう。なるほど、居心地がいいんだ。「図書館?美術館?そんなのもういっぱいあるよ」。「新しいコトが始まるのに立ち会えるのはうれしい」。「俺が求めるのはインターナショナルだな」。お嬢さんは英語学校で出会った先生と国際結婚で今はオーストラリア在住。孫たちと英語で話すのを楽しみに英語を勉強されているそうですが、3・11以降孫たちが日本に来てくれないのが、さみしい。文字に書かれた大きな歴史とは別にそれぞれの小さな歴史がある。建築はそのひとつひとつのためのもの。街歩きの現実に意気消沈していた私に活を入れてくれた貴重な時間でした。捌きたての胆焼き、いけました。蒸さずに焼いた鰻に甘味をおさえたタレ。玉ねぎの入った大ぶりの味噌椀。唐辛子をまぶした木綿豆腐とキャベツなどの素朴な一皿。参りました。三人連れ来客の予告電話が入ったところで、話に区切り。再会を約束して店を後にしました。
I shall return。

知らない街

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浅草から東武の「りょうもう」に乗って群馬県太田へ出かけ、街のようすをちらっと眺めてきました。この日は朝方の曳舟近辺での「人身事故」でダイヤが乱れました。因果関係はありませんが沿線の館林市では殺人事件が発覚。特急で浅草から80分の太田市は富士重工の巨大な工場が市中心部に展開される関東平野有数の工業都市。工場のある一帯は地名がスバル町です。普通の地方都市以上に自動車依存が強いということもあってか、駅の周辺はひっそりとしてしまっていて、北側には空き地や廃屋、南側には夜だけの悲しい看板が目立ちます。軍需産業の中島飛行機が終戦により富士重工に姿を変えスバルとして成長、自動車産業の停滞に伴いGMに吸収され現在はトヨタ傘下という一企業の歴史が街に大きな影を落としているように思います。一時期急速に拡大した雇用をブラジルからの日系移民が埋めたのをきっかけに日系人居住者が増え、外国人比率は約5%。南東に隣接する大泉町は15%。ちなみに話題のアグリフーズ群馬工場は大泉町にあります。[doghouse]のある三鷹からは地理的距離以上に遠いところのようですが、中島飛行機の両拠点であったという妙な縁で繋がっています。2011年10月の小さな旅で登場した世良田も太田市。こちらの旧新田町には日野自動車の新工場が展開されています。帰りは久喜から湘南新宿ラインを選んで、乗り鉄満足の一日でしたが、車中のビールの供が太田焼きそばベビースターというのはちとさみしい。

国鉄車両色鉛筆

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東京新聞で「国鉄車両色鉛筆」の存在を知りました。色鉛筆も鉄道も両方好きな私のために作られたような商品です。カツミという鉄道模型メーカーの製品で文房具屋ではなく鉄道模型店に行かなくては入手できないのですが、ちゃんとあのアマゾンが扱っていて、速やかにゲット。151系のこだまは赤2号クリーム色4号のツートーン、山手線は黄緑5号、総武線は黄5号などと眺めているだけでワクワク。塗り絵素材がダウンロードできるのもうれしい。

カワセミ

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ここのところよく登場する光が丘公園。土日に近くの現場に行くときは平日は閉まっているバードサンクチュアリに立ち寄るのが楽しみ。久しぶりの鳥見物でついにカワセミをカメラに捉えました。

最後の一葉

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ブルーベリーの最後の一葉の赤。一葉になってからかなり永い時が経っています。誘われるように散り揃うのに遅れると、きっかけを見失うものなのでしょう。O・ヘンリー、懐かしいなあ。

鳩の瞬間

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小学生の頃関西から引っ越してきた市川の家の庭に突然現れた鳩は前の住人の伝書鳩で、それがきっかけとなって暫くのあいだ何羽かの鳩を飼っていました。ブームだったのですね。バスで30分ほど離れた隣町まで行ってそこから飛ばしたりして訓練し、何回かは競技会にも出したように微かに記憶しています。あの頃は鳩が群れて空を舞う姿をよく目にしたのですが、これは久しぶり。かなりの望遠ですがなんとか飛翔中の瞬間を捉えました。実際に目にした群れの舞いとはかなり違う印象です。

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kinoshita
木下道郎 ・ 建築家
詳しくはworkshop-kino.com

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