「行徳近郊緑地」の中に入らなくても隣接して遊歩道が整備されていて野鳥が群れている。この遊歩道は「行徳ふれあい周回路」として江戸川に繋がっている。葉が落ちて実が露わになった栴檀の実を啄む鵯の圖。昨夜は1985年に始まったHeartlandの縁の3人で久しぶりに飲んだ。私の建築家人生に計り知れない影響を与えてくれたこの縁で飲む酒が格別なのは当然なのだが、それを超えて楽しい酒だった。
野鳥の楽園「行徳近郊緑地」に行ってみた。東西線の南行徳駅から20分くらい歩いたところにこんな「緑地」があるのが驚きだ。手前には宮内庁鴨場があって古地図を見ると明治初期から猟場になっていてそのころはここから先は海だった。休日のガイドツアーでしか中には入れないそうだがそれでも野鳥の楽園の片鱗を楽しむことができた。
11月30日は父一哉の17回忌。土曜日に私と母が暮らす [bigdog house]に子どもたちや弟などが来てくれて故人の好物だった鴨を肴に酒を飲んだ。8日間の休肝明けとも重なって愉しい宴だった。みんなありがとう。人とのふれあいあっての人生だからこうしたひとつひとつが私にとっては大切だ。こんな風に集える場を遺してくれた父にもあらためて深く感謝したい。
1994年5月に日毎の飲酒記録をexelに集計し始めてもう24年を経過しているからいつの間にかそれなりに重みのあるデータベースができあがっている。月単位の休肝率は2002年7月の.516が最高。年単位の休肝率は.375を3回記録しているが最後は2003年5月。なんとかこれらの記録を更新しようと努力を積み重ねてきたのだが今月はポリープ切除もあって16日休肝で最高率の.533。年率は2009年に.165まで落ち込んだ後徐々に盛り返してついに.386と新記録を達成した。ただそれだけのこと。一方カメラには神田川を可憐に舞飛ぶ鶺鴒が辛うじておさまった。
谷津干潟の枯葦の秋の風情。白い鷺が3羽距離を置いて留まっている。鳥がよく見えるようになってきたのは身近に犬がいなくなったせいばかりではないように思う。
江戸東京たてもの園。しばしばテレビドラマの背景として使われている昭和初期の街並みの夜景は普段は体験できない。武蔵美の建築学科も協力して影絵や映写会も行われていて多くの人々でにぎわっていた。いいイベントだと思う。
江戸東京たてもの園のライトアップ。照明デザインは居住講師仲間の岩井達弥さん。入口で懐中電灯が配られるほどの暗めの照明設定がいい。紅葉と古民家が暗闇の中に浮きあがっている。コンデジまかせで撮ると不自然に明るい映像になってしまうのでスマホが大活躍した。