稀縁

170111.jpg
居住の教育環境の丁寧さは講師仲間の仲がいいからだと思う。製図室には大理石プレートまである立派な厨房があって学生たちが料理をつくってパーティーが開かれる。恒例だけで新入生歓迎会、卒制中間講評、OG会、宮脇賞、謝恩会。会場は違うけれど生産工学部として卒制選考会、卒業謝恩会。ゼミ旅行、京都研修旅行もあってその都度例外なく飲んでいるから仲もよくなる。2015年の京都研修旅行の帰りは「日常派」に引かれてラーメンを食べたあと3人組となって横浜に向かった。他の2人はイタリア文化会館である建築家の受賞パーティーに出るという。私もよく知っている人なので招待はされていないにもかかわらず押しかけることにした。主役の建築家の出身事務所の縁の建築家も大勢いて楽しい時間を過ごした。その縁のなかに運命的とも言える再会があったのだから人生は面白い。逆に言えば縁は紙一重で繋がらないことも多いということだが、実は居住の縁なのだからいずれそのうちに繋がる定めだったのかもしれない。写真はネットの細い縁で偶然辿り着いた京都・妙満寺前町[calvador]から希少カルヴァドス2種。
2017/01/11(Wed) 09:09:45 | doglog
Tittle: Name:

Profile

image
kinoshita
木下道郎 ・ 建築家
詳しくはworkshop-kino.com

New Entries

Comment

Categories

Archives(4185)

Link

Search

Library