高校放送部のOBOG会準備で母校の「如蘭会大会」へ。あの頃の校舎は資料館を残してすっかり建て替わっています。その資料館にはあの頃使っていた38-2トラのテープデッキ。懐かしい。模型の手前の建物が資料館。手前の急な坂道は「遅刻坂」と呼ばれていて、坂の下には今でも2カ月に3回はお世話になっている「パーコー麺」の店がありました。


すっきりしない曇天の下、楽しかった昨夜のお酒の名残をからだの片隅に抱えながら、軽いとは言えない足どりでたどりついた北山恒さんの「祐天寺の集合住宅」。気合の入った建築を体験して、もやもやしていたいろいろが、ほとんど吹き飛びました。よかった。気分も一新、祐天寺駅前の鉄っちゃんのお店を携帯に記録し、足どり軽く八雲の実家に向かいました。


うちの界隈では猫好きで名が通っていた加藤一二三さんが「猫将棋」でマスコミを賑わせています。玉川上水沿いのいつもの犬の散歩道から話題のテラスハウスのほうへちょっと寄り道してみたら、ずーっと今まで建っていた家々が姿を消してしまっていて新しく建築の始まる空き地があって、その向こうに山本有三記念館の目にしたことのなかった姿を認めました。わずかながら昔の武蔵野の面影あり。ここが別荘地だった頃もあったんだなあ。

苧環、オダマキ。キンポウゲ科オダマキ属。いろいろ種類があるようで、これはどちらかと言えばセイヨウオダマキAquilegia vulgariiに近いかな。蕾を一つだけつけている檸檬の樹の下で可憐な花をたのしませてくれています。種子を抱え込んだ花が落ちた後の萼?もかわいい。Wikipediaによれば語源の「苧環」は機織りの際に麻糸をまいたものとのこと。おもしろい言葉ですね。

[doghouse]の前の電線で毛づくろいする山鳩を望遠で捉えました。番い同志で時々場を変わったり一緒にいたりしています。「プオッ」と短い言葉を交わします。

AmazonでJames JoyceのA Portrait of the Artist As a Young Manが送料込\269(どういう仕組みになっているのでしょう)で売られていたので日本語訳を読み始める前に取り寄せました。ちょっと覗いてみると出だしはこんな風です。
Once upon a time and a very good time it was there was a moocow coming down along the road and this moocow that was coming down along the road met a nicens little boy named baby tuckoo….
ガーン。これがワン・センテンス。おそらく造語と思われる3個以外は易しい単語ばかりで、雰囲気はわからなくもありませんし、どうぶつっぽい感じに感じてしまいますが、訳せと言われると私ごときに手に負える代物ではありません。ちなみに丸谷才一の訳文は
むかし むかし、とても たのしい ころのこと、いっぴきの うしもうもうが、みちを やってきました。みちを やってきた、うしもうもうは、くいしんぼぼうやという、かわいい、ちっちゃな、おとこのこに、あいました……
読むのが楽しみになってきました。moocowとtuckooにだけ訳注があります。それはそれとして、ペンギン・ブックスの装丁、かわいいですね。春の色です。
