インターンシップの学生たちを連れて富士ミネラルウォーター[aqua gallery]に。私にとってはギャラリーのインターネット予約による一般公開の初体験でもある。「大自然の中に建つ工場に突き刺さる一直線のギャラリー」という空間特性を活かした、富士山の水への思いを伝えることを主眼にした展示に仕上がっていた。目立った告知をしていないのでまだ来訪者は多くはないそうだが先ずはこれでいいと思う。
[洗足池の集合住宅]が竣工して8月末引渡。高校同期との仕事の縁に感謝。ペントハウスは屋上テラス付のパーティールームになっているから同期で集まれるとうれしいな。自宅から40分緑道を歩いての現場通いも楽しかった。近くの洗足池には鳥もたくさん。
小値賀ぶらぶら 2。[長崎のヴィッラ]のプロジェクトで長崎に足繁く通って、海の先にある五島列島にも興味を持ち福江島までは訪ねていた。上五島の北の端の小値賀に惹かれたのは「おぢかアイランドツーリズム」を主導するAlex Kerrの「方法」に興味を持ったのがきっかけである。上五島が隆起によってできたリアス式海岸線が特色であるのに対し小値賀は海底火山の噴火でできた島で高い山はなく平坦である。小値賀本島では古くから米作が行われ港が発達し海を渡って様々な人が渡来した。上五島が五島藩(福江藩)に属したのに対し小値賀は平戸藩(松浦藩)で歴史的にもかなり差異がある。訪れる前は「上五島」で一括りにしてしまっていたものが、地勢を目の当たりにして氷解していった。そう言えば現代でも航路は小値賀は佐世保・博多とつながり、上五島は長崎だ。ちなみに遣唐使は小値賀に寄港しているが朝鮮通信使の航路からははずれている。面積12.22 km²の小値賀島は、暑いので徒歩はあきらめて、軽のレンタカーで半日でまわった。お気に入りの伊是名島(14.12 km²)豊島(14.4 km²)とほぼ同じ大きさだ。橋で西側につながっている斑島では牛が放牧されていた。碧い海を背景に印象的な白い鳥居は玉石甌穴。波で浸食された岩穴の中に球状の石が収まっている。天然記念物。
fbのmichio kinoshitaアカウントに牛や玉石甌穴の写真をアップしています。
小値賀の鳥 6。小値賀から佐世保への船旅の景色は素晴らしかった。忽然と一羽で現れて暫し並走するカモメ。Jonathan Livingston。快晴で海は美しく穏やかだったがわずか1日半後に航路左の平戸沖で押し船が沈没し2人が亡くなっている。
小値賀の鳥 5。海辺ではやはりサギをよく見かける。珍しく飛んでいる姿がカメラに収まった。野崎島のダム池。
小値賀の鳥 4。なんだスズメかと思ってよく見るとわずかながら趣きが違うように見えなくもない。かわいい。
小値賀ぶらぶら 1。先ずは笛吹郷から。この小さな漁村は小値賀で最大の集落。古民家を改装した「先小路」から路地を抜けて、漁港の裏手を海沿いにまがったところで魚を燻しているのに行き当たった。特産のハガツオを3枚にして茹でたものを椿や山桃などの薪で入念に燻すのだそう。「あんたらも移住してこんとね」と声をかけられた。朝から一杯やりながら楽しそうで、とにかく旨そうだ。これが港で売られているのを見つけて迷わずお土産にした。あたり。周囲の16島を合わせた小値賀町の人口は1970年に7.5千人だったのが2.5千人を割っている。65歳以上の人口構成比が高いのに出生率は高い。「おぢかアイランドツーリズム」が始動したあたりから流れが少しずつ変わって来て移住者・来島者が増えつつあるようだ。
fbのmichio kinoshitaアカウントに別の写真を数枚アップしています。
photo by Isao Imbe
洗足池近くの中原街道に面して6層の集合住宅が竣工します。上層階はクライアント住居で最上階はエレベーターで直行するペントハウスになっています。クライアントのご厚意により8月26日13時〜17時にオープンハウスをします。興味ある方は ws@workshop-kino.comにメールをください。ご案内pdfをお送りします。
小値賀の鳥 3。これは東京では見たことがない。セキレイと似ているような気もするが幾分大きい。私の語彙の中ではシギに近いのだが、わからない。
小値賀の鳥 2。いきいきと生い茂るアコウ樹群を体験した後で出会った3羽の見慣れぬ白い鳥。サギの一種なのかな。
小値賀の鳥 1。野崎島の港で軽やかな鳴き声を楽しませてくれていたイソヒヨドリを超望遠で捉えた。これは雌で雄はもっと色鮮やか。2年前に
長崎の海辺で撮っている。南の鳥なのだろう。
小値賀の港町の古民家に2泊。見どころたくさんにつき詳細はあらためて。
小値賀の野崎島へは本島から1日2便の町営船で行く。旧野首教会の美しい建築が歴史を語っている。
日出を見るために5時に起きて8時からレンタカーで走り回っていて昨日のアップは遅くなりました。昨日からは小値賀島。とりあえず放牧の牛。
今年の夏休みは長崎。先ずは原爆死没者追悼平和祈念館。設計は栗生さん。
インターンシップの学生がかなり苦戦してやっと完成させた中目黒集合住宅の模型。いろいろな外的要因のおかげで上階がかなり込み入っている。フィギュアを置いたのは私。厚みのあるファサードが街からもユニットからも重要な意味を持つ。ここは特にディテールが重要。
2009年に竣工した[laatikko]から届いた暑中見舞いに添えられていた写真。撮影者は竣工時には生まれていなかったお嬢さん。とてもうれしい。朝顔が引き立っていますね。
tpoの20周年パーティーは前川事務所の前庭にrhizomatiksが構成した粋な空間。rhizomatiksオフィスを最近なにかと縁のある中川エリカさんが設計している。なにかの縁かな。高木さんの挨拶のなかのワークショップをめぐる昔話はいろいろな意味で薬になりました。
ふたたび習志野市森林公園に戻ってなかよしカモ。水中に餌を求めている様子は亀の甲羅のよう。
台湾、羅東で出会ったなかよしアマサギ。日本を含め世界各地に生息しているそうだが初めて見たから「台湾鷺」。
シチリア、ノートで出会ったなかよしハト。ヒトはいつまで白い鳩に平和の願いを託すのだろうか。
日大生産工学部デザインコースレヴュー前期最優秀は小野詩織さんの「とぎすます」。新宿御苑に付け加える新しいゲートとしての建築。3種の連続する小空間を独りで体験し五感を「とぎすます」ことで御苑が個々の舞台となるというプログラム。スマホ世代ならではの着想だと思うが未来の可能性を感じさせてくれる美しさがある。圧倒的な評価を得ることができたのもうれしい。
「ちいさいおうち」の絵の中にいるなかよしコマドリ(かな?)。子供の頃は気がつかなかった。
渡り鳥でいっぱいだった時節の洗足池で出会ったなかよしユリカモメ。こういう写真は時間をかけないと撮れない。
パーシモングリーンで出会ったなかよしオナガ。かなりの望遠なので断定はできないけれど餌をやっているよう。
粋な定期点検をセットしていただいて2年目の[enne]を楽しんできました。インターンシップの学生たちも同行。設計した建築でのお酒は何よりも旨い。幸せに酔って3年目は縁で宴にしようと盛り上がりました。クライアントが釣り上げたマゴチもいけました。
西新宿の品性のない外観の高層ビルの吉田博展に出かけて出会ったなかよしハト。仕草が愛らしい。
「ちいさいおうち展」で出会ったなかよしメジロ。鶯色がメジロでウグイスは茶色。
暑いので涼を求めて習志野市森林公園のなかよしカモ。中の方に隠れている羽根の青色が鮮やか。