バルコニー・アクセス

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六本木集合住宅の竣工が近づいてきました。投資用の建築だけれどもチャレンジ精神は忘れていません。20戸のうち6戸は半屋外の中間領域からアクセスするバルコニー・アクセスになっています。共用廊下の床仕上げに初めて使ってみたゴムタイルもよかった。

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ハナミドリで見つけた小さなリンドウが秋の夜長にかわいい。これは苦いので名高い生薬のセンブリの花。センブリGentianaceae swertia japonicaリンドウ科センブリ属。もう25年くらい普段は薬をまったく飲まない暮らしをしているのですが、禁酒期間中は医師の指導で毎食後に止血剤などを服用。忘れずに飲むためのいろいろがけっこう楽しい。一昨日ですべて飲み終え昨日から平常に戻りました。


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帰宅途中の住宅街の家の植栽。普段はライトアップされた後ろのオリーブを目にしているのだけれど、真横から西陽を受けた一瞬を捉えました。うちの息子は小さいころオコゼ、ヤマアラシなど棘のある生き物が好きだったなあ。ニューヨークのお土産にタテガミヤマアラシの棘を買ってきたこともありました。

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吉祥寺の「いせや」の裏で仕事の「気配」。何年か前にマンションに建て替わったけれど昔の風情をなんとか残しています。煙に纏われながらの立ち飲みがいいけれど、煙も香りも払いのけて、医者の決まり文句を墨守して、昨日でついに9日連続禁酒。21年間の記録史上初の快挙(愚挙?)。ま、おもしろかった。習慣というのは他愛のないもので、飲まないことが当たり前になってしまいました。からだや財布へのストレスは明らかに少ないし、乗り過ごし、忘れ物、ブラックアウトとは縁がなくなるし、少し考えてみましょう。さあ今日は何から飲もうかな。

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秋は栗。茹でるのは面倒だけれど分厚いフライパンで蒸し焼きにすると簡単。香ばしい焼き栗になりました。禁酒しているあいだはこういうおやつがうれしいですね。


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lunetteにさりげなく馴染んでいる皿は長崎の波佐見産。裏には鋏マーク。正方形の写真が4日続いていますがiPhoneの写真です。コンデジとは守備範囲が違っていて使い分けに慣れてきました。それぞれの特徴を活かしやすいようにこちらはスクエア設定にしていましたが、ブログはコンデジ、フェイスブックはスマホという棲み分けに落ち着きそうです。

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lunetteはハナミドリだけ。ハナミドリの永い夏休みのあいだ浮気しなかったのはえらい。これはロシアン・オリーブという名のグミ科の植物。店の雰囲気によく合っています。


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残暑抜きのあっという間の秋。ハナミドリにも秋がいっぱい。しばらく前に調達したミズヒキが意外にもっているので、枝ものはやめにして、小ぶりのリンドウのような花を選びました。ランチの帰りにちょっと寄るのも好きです。

9月のラーメン

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久しぶりの「製麺rabo」。8か月前に衝撃の出会いをした鳥出汁の「中華そば」をいただきました。やはり素晴らしい。うちのスタッフはたかだか歩5分の距離が遠いとか言って、感動を共有してくれないのですが、インターンシップの学生がトライしてくれたのがうれしい。新たに券売機が導入されて注文のタイミングを指導されてしまう可能性がなくなっていました。あいかわらず不思議な雰囲気ではあります。永続きしますように。

lighthouse

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夜霧の西新宿のパークハイアットは都会の灯台のよう。最上階のNew York Grillからの眺めは幻想的なんだろうなあ。


shooted

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photo by Yuri Motoi

夏のペントハウス・パーティで学生が撮った写真がフェイスブックに。私の知らないところで展開されていた楽しい場面を発見しました。そこから1枚拝借。面白い絵ですね。私には撮れません。


retriever

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街で出会ったレトリーバーは練習中の盲導犬。一人前になるためのハードルはかなり高いのだそうです。頑張ってね。フクを思い出すなあ。

EPSON IC53

EPSONプリンターが壊れて備蓄していたインクが全部で15本も無用になってしまいました。使ってくださる方に無料で差し上げます。ws@workshop-kino.comにご連絡ください。
ICBK53 5
ICGL53 4
ICR53 2
ICOR53 1
ICY53 1
ICM53 1
ICMB53 1

marucan

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都立大学駅前のワインバーmarucanは天気のいい日は開けっ放し。ここも自然派でとても居心地のいいところです。街との境に置かれているハーブはお店の女の子が育てています。

lunette

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カウンターで飲むのは久しぶり。真鯛のポワレ、鯖のマリネなど魚系も加わってメニューも充実。楽しくしっかり飲んで、目の前の神秘的な植物がぴったりの幸せな夜になりました。君の名は?

シンフォリカルポスという名前であることをハナミドリさんに教わりました。

ripples

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海の夕暮れが見たくて葉山の海辺を歩いて現場へ。5.6kmを70分かかったということは10分ちょっと立ち止まっていたということですね。いい時間になりました。

indigo

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週一での富士麓通いは高速バスの旅。下界の天気が良くても雲を纏い寄せていることの多い富士山が先週は低く棚引く雲からぬっと顔を出していました。

forging

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ある夜の[二軒家アパートメント]ペントハウス。2台のターンテーブルとミキサーが持ち込まれてアナログDJパーティ。パソコンから流れるBGMとは違った、1曲1曲選ばれてターンテーブルに乗る音はつい聴き込んでしまいます。かなりレアな南部のシングルたくさんとその他LPいろいろ。Dylanが収録されたDogfish/LegacyレーベルのLPがあったのはうれしい気遣い。たくさん飲んでタクシー時刻になってしまいました。右下の写真は参加者の手銭吾郎さんの鍛金の試作品。一枚の銅板から鍛ち出されているのだそうです。刺激的な夜でした。

ratio

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ピアニストの瀬川裕美子さんが送ってくれた鈴木治行さんの作品集CD[ratio]を聴いています。作曲者自身による解説を読むと、「微分音」という未知の単語が出てくる半面、「反復」「比率」「構造」「テクスチュア」といった馴染のある単語が少なくないのが不思議。Dylanばかりではない音楽との出会いもまた楽しいですね。写真は京町家の三和土に埋め込まれた石。相当の時間の経過が柔らかい形に表れています。「比率」というよりは「悠久」かな。

white

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ちょっとした縁で立ち寄ったオペラシティアートギャラリーの「鈴木理策写真展」。私のような写真愛好家と写真家とはまったく次元が違うことがよくわかりました。余分なものを削ぎ落とした写真はミニマリズム建築と相通じるところがあるような気もしますが、写真のほうには計り知れない抒情があります。写真の強い個性にぴったりと合った会場構成も斬新でした。うれしいことに写真撮影可だったので雰囲気をご紹介します。壁に並んでいるのがwhiteと題された一連の作品の一部です。漂白の印画紙のように見えるひとつひとつにも作品番号が振り充てられています。

riviera

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およそ40年ぶりの逗子マリーナには名前の前にrivieraが付いていました。別世界なのは昔と変わらないようです。打ち合わせはなんと新島から戻ったばかりのクルーザーの船内。40年前のマリーナの記憶は苦く塗りつぶされたままですが、それは遥かな過去、今度はいい仕事になる予感がします。Wikiによればrivieraはもともとイタリア語で「海岸」「湖岸」「川岸」を意味する普通名詞だそう。

dashboard

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日曜も仕事で柿の木坂から南千束まで歩40分を往復。行程のほとんどが呑川緑道で鳥花虫建築に気が散ることしきり。どんより曇った空の下の鮮やかな紫に戯れる蝶の黄色はかなりホワイトアウトしてしまっています。スマホになって変わったことの一つがdashboardアプリ。一日の歩数、歩行距離、昇階数を記録してグラフにしてくれます。データベースが好きな私には応えられないソフトで今まで以上に歩きにはまっています。エスカレーターで静止することは皆無になりました。今までの平均は一日9800歩24階。雨で大江戸線を使うと歩数が減るかわりに階数が飛躍的に上昇します。



[enne]

ホームページに[enne]の写真をアップしました。ご覧になってください。撮影は齋部功さんです。

polkadots

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池袋で鰻を楽しんだ勢いで、久しぶりのディラン・バーpolkadotsへ。たまたまopen mic dayで私以外はギター片手に歌うお客さんばかり。ディランの曲は少な目で、オリジナルもあればニール・ヤングやゆずもあり。かなり巧い人もいます。いずれにせよカラオケとは違って気持ちよく聴けました。こういうのなら自分でも演ってみたいなあとか思いながら、ハートランドで酔いを醒ましているところにディラン・コレクターの立見さんが現れ、楽しいディラン談義の始まり。おかげで牧野良幸さんとも知り合いになりました。縁は面白い。この日の私のTシャツが水玉模様だったのはまったくの偶然です。店主の「東京Bob」さんのロンドン公演のため、9月20日〜30日は休業だそうです。拍手!

水引 夜半

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ガラス屋根の下の夜半。ハロゲンの灯りに映える紅い小さな花。水引草はよくある間違いで正しくはミズヒキ(水引)。Persicaria filiformisタデ科イヌタデ属。

涼麺 涼絲

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秋の風が吹いて「山珍居」の涼麺もそろそろおしまい。去年までは山芋からつくった独特の麺で「涼絲」と名付けられていたのですが、製麺業者が廃業してしまったとのことで、麺が替わって「涼麺」になりました。とは言え、カンスイ少な目麺で巷の冷やし中華とは一線を画しています。好きです。

夏冬 建具

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神戸・京都の旅。京都では町家を見学。夏建具の仄暗い室内には静かに空気が流れて、夏日にもかかわらず涼やか。ふすまを簾戸に、障子を御簾に替える夏の建具替えは6月ころだそう。季節のある暮らし、いいなあ。

暖簾 路地

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神戸・京都の旅。路から暖簾を隔てて続く細長い路地の先には何が待ち受けているのでしょう。

廃墟 日常

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神戸・京都の旅。神戸から京都への移動は運転手付きのLexus。何十年ぶりかの六甲ドライブを楽しみました。立ち寄った六甲オリエンタルホテルがつぶれたままなのはさみしい。近くにある「摩耶観」廃墟のようにはなれないのだろうなあ。一方、時の積み重ねを感じさせてくれるケーブルカー駅はいい雰囲気でした。「日常派」もお誘いしたのですが、難波のラーメン屋に寄るとのことで別行動。固い決意がこれくらいのことで揺るがないことには十二分に共感できます。えらい。

周縁 常識

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神戸・京都の旅。島田陽の「六甲の家」を見学。激しい階段を上り詰めた先の周縁に敷地が在ることが、体験してみてわかりました。土地のハンディキャップを建築で解決した素直な住宅です。常識とラジカルに斗かっていく姿勢は、およそ40年前の私たちの「ワークショップ」に通じるところがあると感じました。

道具 光庭

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神戸・京都の旅。新神戸駅近くの竹中大工道具館。地上1階地下2階。光庭をうまく使っていい空間に仕上がっていました。展示も見どころたくさん。遺された建て替え前の邸宅の門もいい感じです。

此処から火祭り

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話は前後しますが「吉田の火祭り」は浅間神社から夕刻に始まります。鬱蒼と茂る樹木に囲われた境内に人々が参集し祭りは徐々に盛り上がっていきました。左下のバケツの中身はお神酒です。

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木下道郎 ・ 建築家
詳しくはworkshop-kino.com

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