ホリデー快速の待つ小淵沢に向かうころには夕日が稜線の向こうへ。甲斐駒を背景に野焼の煙。空はくっきりと澄み切って幾条もの飛行機雲。その昔、田中泯がいた白州に何度も来たのは高校の先輩でもある田村光男さんに惹かれたから。だから白州には田村さんの想い出がいっぱい。[from DANCE]で使ったガラスの温室はまだここにあるはずです。その田村さんが白州に来る前の日に急逝されていたことを私は知りませんでした。
requiescat in pace
長崎の荒木鰹節店で見つけた味付けイカの干物をご飯と一緒に炊きました。おいしい。
昨朝は中目黒での急病人介護による遅延で断続的に電車が停止。くっきり晴れて空も澄んでいたおかげで学芸大学祐天寺間で富士山を捉えることができました。冠雪しています。もう一枚は先週末の富士駅富士川駅間の車窓。駿河の人の話では海側は風が強くて雪が飛んでしまうとのことでした。表からも裏からも美しい。やっと渋谷駅にたどり着くと今度は日暮里駅の京浜東北線人身事故で山手線が運転見合わせ。乗客も慣れたもので多くは静かに待機。急病人介護と人身事故が日常になってしまった今日この頃です。
昨年10月の
[hisar]以降なかなか後が続かなかった「山田五郎が食べ歩く純情の男飯」2軒目。渋谷の旧東京電力館の向かいにある「天宝」までやっと足を伸ばし「特丼」をトライ。まかない飯の元祖と言われるだけのことはあって、豚と玉葱と卵を炒めてご飯にのせただけの、私でもつくれそうな一品。確かに男飯。ランチとして合格だけれど、わざわざ食べにはもう行かないな。
クラス会@長崎。おまけ。航空機内での電子機器利用規定が9月1日に変ってから初めてのフライトだったので、窓際で盛り上がりました。デジカメの使用が禁止されていた離着陸時は機窓の眺めがもっとも変化に富んでいて、感動の記録を脳だけにしか頼れないことを悔やむことが今までに幾度となくありました。残念ながら雲が多かったり暗かったりして満足に写真が撮れたのは帰路の着陸時だけでした。往き帰りの富士山も合わせてご覧ください。
photo by MI
-クラス会@長崎。長崎を深く味わってもらいたいので、クラス会前後の食事処は、知名度は棚に上げて行きつけの地の店から選びました。前夜祭はこのブログに何度も登場している
「武蔵」。ここの鯛の兜蒸しの旨さの秘訣は添えられた野菜にあることを確かめました。皿うどんは
「寿々屋」。坂路をひとしきり歩いた裏手の住宅街にさりげなく暖簾がでている、地元に愛されているお店。雰囲気だけでもおいしくなってしまいます。私だけの店だと思っていたのに、小山薫堂の「ふくあじ」に取り上げられているのだそうです。後夜祭は前にも載せた
内緒の店。いずれも持ち味を活かし切った宴になりましたが、極めつけは[ヴィッラ]。地魚刺し盛り、特製皿うどん、自家製野菜サラダにウィーンで買い付けた極上リースリング。海の幸が絡みついたぱりぱりの極細麺に金蝶ソース。皿うどんは家が一番と言われるわけです。最高のクラス会になりました。感動のあまり写真がほとんどなく、同級生から借りた皿うどん写真と翌日撮った夜景をアップします。
こちらは絶える寸前だった蘇鉄。元気いっぱいですが、秩序を失ってしまって百葉繚乱。どこかで扱いを間違えたようですが、これはこれで目を楽しませてくれています。
-絶えてしまったと思っていたトラノオが蘇りました。強い。水のやりすぎがいけないようなので慎重に間をおいて水をやっています。
-渋谷の東急プラザにあった昭和。東京駅は100年前で、こちらは50年前かな。小学校高学年の頃は確かにこんな感じでした。少年サンデーの「伊賀の影丸」が好きでした。
-山手線外回りの煉瓦色ラッピング車両。東京駅100周年記念だそう。このほかに寝台特急「富士」の復活運転も計画されているようです。
素敵な新宿区民からいただいた内藤とうがらしの赤がきれい。現在の新宿御苑から大久保にかけての内藤新宿で江戸時代に栽培されていたのだそう。内藤家が高遠藩になった縁で高遠で保存栽培されている。後期の4年生の課題に選んだ新宿御苑。内藤下屋敷、渋谷川、玉川上水など学生某のリサーチはかなり行き届いていましたが、とうがらしは出てこなかったなあ。砂漠のような東京にも熱い歴史あり。
サイトも立ち上がっています。
今月のラーメンは2か月続けて「みたか」。少し並んでやっとカウンターに着くと先ずラガー中壜とチャーシュー。葱をまぶしたシナチクとチャーシューを肴にビールで渇きを癒し、頃合を見てワンタンメンを頼み、ビールを飲み終えるや否やできたての麺。満足のひとときで残した思いを果たしました。
-35年経つ階段の手摺に座るデュプロもかなりの歳。
-いつになく距離を置いた番いのあいだに横たわる何か。
-陽を浴びた萩の華やぎを飛び交う蝶のひとときの静。