斎藤輝彦さんリサイタル

お知らせが直前になってしまいましたが、明日3月1日18時三鷹市芸術文化センターで斎藤輝彦さんのコントラバスのリサイタルが開かれます。斎藤さんの教則本MetodoTeruがイタリアで出版されたのを記念してのこと。練習曲を創ることで腕が飛躍的に向上したそうで、自信満々。楽しみです。で、突然、1985年のサンジミニアーノ。140228.jpg

ここにも春

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落ち葉のあいだから顔を出している新しい緑。

春よこい

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おぼろげな影に春の予感。少しずつ暖かくなってきました。

親仔

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先日のぬいぐるみ大集合のなかで我が家に残ったシェパードの赤ちゃん。前からいたシェパードの子供だったのですね。一緒になれてよかったね。かわいい。

[囲み庭]

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西荻の住宅には南北に小さな[囲み庭]があります。南側の大きい方で3.1×3.25m。壁の高さが2.2mなので囲われた感じが強調され、屋内空間との連続性がたかまっているように思います。この場所も犬にも喜ばれるだろうな。

「縁」空間の可能性

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「結び」の領域の内部。内法で1.9m幅で奥行きが8.3mの細長い空間です。どうしても写真が縦になります。部屋としては細長いけれど廊下というには広い不思議なスケール感。想像力を喚起する「縁」空間です。外側壁のPコンはすべて埋めずに残しました。床は600角のタイル。滑りにくいので犬も喜ぶはず。

「結び」の領域

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大雪でオープンハウスが中止になってしまった西荻の住宅。3層のRCの箱に寄り添っている白い部分は吹き抜けの土間になっています。玄関、廊下、階段が一か所に集まった「結び」の領域です。

烏合 一列

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統制のとれた一列。右から三番目が頭目かな。去年だったかな勝沼のワイナリーから歩いて勝沼ぶどう郷駅へ向かう途中の撮影。先日の大雪で何日も孤立状態に置かれた山梨。葡萄にも大きな被害がでたように聞いています。心配です。

United Nations

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日大生産工学部の卒業設計審査会。常ならぬ大雪の影響で議論の時間が短縮されてしまったのは残念。設計としては未熟で一次審査にさえ残らなかったこの作品はマンハッタンのUnited Nations Headquarters(連合国本部)ビルの対岸に戦死者慰霊モニュメントを対置させるというもの。戦線ごとのすべての戦死者の数を容積に置き換えた鉛色の直方体が群をなしています。鮮烈なメッセージだと思います。

雪 犬アルペン

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積み上げられた雪の山を敬遠していた犬たちも、鼠を捕まえるために勇気を振り絞りました。一度学習すると後は大丈夫。何度でも雪山登攀を楽しんでいました。

雪 犬走り

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やっかいな大雪も犬たちにとっては最高の遊び場。恒例の「鼠捕りごっこ」の舞台が面白くなっています。[doghouse]中庭に出現した雪の犬走り。

鉄路 一夜

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今度は湿った大雪。お茶の水で23時くらいに乗り換えた各停武蔵小金井行き。ズルズルと遅れを重ね24時40分に阿佐ヶ谷駅で「運転見合わせ」となってしまい、結局車内で夜明かしすることになってしました。そんなことになるのなら新宿駅あたりで可能性の示唆ぐらいしてほしかったと一瞬思いましたが、初めての体験を楽しむことにしました。想定外の事態への対応は実によくできていて、停車中は開いているドアが先ず締められ寒さ対策がとられます。10両のうち2両だけ手動でドアが開けられるように設定され、そこをこじ開けて飲み物を買いにホームに出たり、用を足しに下に降りたりします。食料を町で調達する人もいます。車中は1両あたり10人強が3人分程度の座席を専有して横になったりしています。写真に記録したかったのですが、若い女性の寝姿を撮るようなことはできません。文句も騒ぎもまったくなくみんなそれぞれの時間を静かに過ごしていることに感心。ドアの開閉に手間取る人には助けの手も伸びます。アジア系の若者は車内コンセントからちゃっかりスマホに充電しながら静かに音楽を楽しんでいました。中ではうすら寒いうえ、ドアが開けられる車両に人が移動したり、車掌が何度も点灯点検に来たり、点検停電があったり、落ち着いて眠ることはできません。時間つぶしにエスキスもしました。からだは疲れました。三鷹到着は翌朝の7時過ぎでした。写真で見ると雪が降り込んだホームを出発するただの231系のようですがこれが私の一夜の宿。貴重な体験でした。

大雪 一過

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[doghouse]にとって過去最大の大雪。必死の除雪融雪作業にもかかわらず一夜明けて中庭はほとんど雪に積り尽くされています。敷地全部の雪を中庭が受け止めているのですからこうなるのです。樹木ではフェイジョアとアロニエが大破。華奢なブルーベリーが無事なのが不思議なくらい。また水曜日に雪マークが出ていますが、この調子が続くとたいへんです。地球はヒトの過剰な消費活動で温暖化していると言われているのですが、ヒトが識らない自然がまだたくさんあるのでしょう。「想定外の異常気象」にとどまってくれることを願うばかりです。

オープンハウス中止のお知らせ

大雪のため本日午後に予定しておりました西荻窪のオープンハウスは申し訳ありませんが中止させていただきます。
事務所に出られないため案内状をご請求いただいた方に中止のメールをお送りすることができません。ご容赦ください。

散歩 一服

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犬たちとの散歩経路にはお店もいろいろ。ペットショップ[コア]以外は立ち寄ったことがありませんが、この[心泉茶苑沙羅舎] はしっかりした中国茶の茶房のようです。

上毛 蟷螂

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太田街歩きで民家の庭先で門柱のようなモノに鎮座していた蟷螂。作品なのかな。

時の棲

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井の頭公園を流れる玉川上水東にひろがる雑木林は犬たちの大好きなところのひとつ。差込始めた朝陽が冬の樹々と織りなす情景を切り取ろうとする気持ちは同じ。

縁の下の力持ち

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小田急新宿駅では縁の下の力持ちの各停と区間準急はひっそりと階下の地下ホームから発着しています。地上に向かっていく光の軌跡は味があるなあ。1977に出たサイデンステッカーと松本道弘の「日米口語辞典」では「縁の下の力持ち」をunsung heroとしているそう。この画期的辞書はいまだに絶版のままだそうです。

オープンハウスのお知らせ → 中止

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大雪のため中止になりました

木集まるところに鳥

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この鳥は井の頭公園。葉の落ちた冬は鳥が目立つのかなあ。距離を測る赤外線を感知されると逃げてしまうのですがこれはうまく撮れました。住まいの近くに小ぶりとは言え林があるのはいいですね。

選挙 大雪

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忘れていた大雪。[doghouse]としては初めての大雪。私たちが結婚したもう何十年も前の大雪。マスコミは大雪とソチでこれ幸い。選挙は大雪。取るものも取りあえず脱原発に一票。

粉雪 犬庭

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[doghouse]犬たちが走り回る中庭にも雪。軽く乾いた雪が風に煽られて美しい舞い。

枯芝 飯桐

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雪が降る前の光が丘公園の飯桐。最近は舗装路を離れてここの小さな起伏を通り超えるのがお気に入り。葉も実も落ちて枯芝に落ちる影に一息。

春は名のみの

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軽く雪化粧した光が丘公園。凛と冷えたところにさっと降った翌朝の快晴。こんな雪ならみんなに嫌われないのになあ。

二馬力の草屋根

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犬たちとの散歩でよく通る玉川上水添いの「風の散歩道」に架かるむらさき橋で撮った桜の木の向こうの進駐軍色の建物はあのスタジオジブリ商品企画部。屋根にずっしりと草が生えています。面白いことを考えるだけでなく、行動に移すところがいい。三鷹市内にある評判の美術館の方の建築ももう少しなんとかならなかったのでしょうか。

知らない街 続き

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昨日のつづき。太田にはプロポーザルの敷地見分を目的に出かけたわけですが、どこに出かけても食べるものにも拘ってしまう私は、真にさえ受けなければ意外に使える食べログ検索で、ランチはとあるうなぎに決めていました。どこの街にだってある寿司もてんぷらもある「うなぎ屋」とは違う専門店のようです。が、廃屋だらけの駅前飲み屋街の一角の廃れる寸前の建物に先ず怯みました。店の前に大書きされた「大正三年カイぎョウ」に気を取り直して暖簾をくぐった瞬間、「しまった!」。さびれた観光地の駅前食堂のような佇まいのうえ、12時だというのに客が一人もいないのです。小上がりで煙草を燻らせていた大将があたたかく迎えてくれて、もう戻るわけにはいきません。腹をくくって、太田に来た理由を話し新しい建築に期待することをうかがうことをきっかけに、同世代の長い話が始まりました。工場で働く教育熱心な親の子供たちが大学まで出してもらって東京に勤めに出て2,3年で戻ってくる町だそう。なるほど、居心地がいいんだ。「図書館?美術館?そんなのもういっぱいあるよ」。「新しいコトが始まるのに立ち会えるのはうれしい」。「俺が求めるのはインターナショナルだな」。お嬢さんは英語学校で出会った先生と国際結婚で今はオーストラリア在住。孫たちと英語で話すのを楽しみに英語を勉強されているそうですが、3・11以降孫たちが日本に来てくれないのが、さみしい。文字に書かれた大きな歴史とは別にそれぞれの小さな歴史がある。建築はそのひとつひとつのためのもの。街歩きの現実に意気消沈していた私に活を入れてくれた貴重な時間でした。捌きたての胆焼き、いけました。蒸さずに焼いた鰻に甘味をおさえたタレ。玉ねぎの入った大ぶりの味噌椀。唐辛子をまぶした木綿豆腐とキャベツなどの素朴な一皿。参りました。三人連れ来客の予告電話が入ったところで、話に区切り。再会を約束して店を後にしました。
I shall return。

知らない街

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浅草から東武の「りょうもう」に乗って群馬県太田へ出かけ、街のようすをちらっと眺めてきました。この日は朝方の曳舟近辺での「人身事故」でダイヤが乱れました。因果関係はありませんが沿線の館林市では殺人事件が発覚。特急で浅草から80分の太田市は富士重工の巨大な工場が市中心部に展開される関東平野有数の工業都市。工場のある一帯は地名がスバル町です。普通の地方都市以上に自動車依存が強いということもあってか、駅の周辺はひっそりとしてしまっていて、北側には空き地や廃屋、南側には夜だけの悲しい看板が目立ちます。軍需産業の中島飛行機が終戦により富士重工に姿を変えスバルとして成長、自動車産業の停滞に伴いGMに吸収され現在はトヨタ傘下という一企業の歴史が街に大きな影を落としているように思います。一時期急速に拡大した雇用をブラジルからの日系移民が埋めたのをきっかけに日系人居住者が増え、外国人比率は約5%。南東に隣接する大泉町は15%。ちなみに話題のアグリフーズ群馬工場は大泉町にあります。[doghouse]のある三鷹からは地理的距離以上に遠いところのようですが、中島飛行機の両拠点であったという妙な縁で繋がっています。2011年10月の小さな旅で登場した世良田も太田市。こちらの旧新田町には日野自動車の新工場が展開されています。帰りは久喜から湘南新宿ラインを選んで、乗り鉄満足の一日でしたが、車中のビールの供が太田焼きそばベビースターというのはちとさみしい。

国鉄車両色鉛筆

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東京新聞で「国鉄車両色鉛筆」の存在を知りました。色鉛筆も鉄道も両方好きな私のために作られたような商品です。カツミという鉄道模型メーカーの製品で文房具屋ではなく鉄道模型店に行かなくては入手できないのですが、ちゃんとあのアマゾンが扱っていて、速やかにゲット。151系のこだまは赤2号クリーム色4号のツートーン、山手線は黄緑5号、総武線は黄5号などと眺めているだけでワクワク。塗り絵素材がダウンロードできるのもうれしい。

カワセミ

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ここのところよく登場する光が丘公園。土日に近くの現場に行くときは平日は閉まっているバードサンクチュアリに立ち寄るのが楽しみ。久しぶりの鳥見物でついにカワセミをカメラに捉えました。

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kinoshita
木下道郎 ・ 建築家
詳しくはworkshop-kino.com

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