長崎で再開した上海航路。港の賑わいが街に伝わりみんな笑顔になるといいなあ。来るたびに東京に送っている米や野菜。大人気のせいか「とれとれ旬屋」が手数料を取り始めたので、よりマイナーだけれど徹底的に「地もの」にこだわっている「シュシュ」に乗り換え。今回は三鷹ではこわくて敬遠しているキノコ類をたくさん入れました。
フェルト細工の人形。[doghouse]にはこれくらいの大きさのやわらかめの物体に眼がない生き物がいるので置き去りにするのは危険ですがこうしてきちんと座っていると案外標的にはされないのかもしれません。かわいい。直美の作品です。
家族揃っての誕生会の帰り道、まだまだ飲み足りない息子を連れて
[tha barn]に寄りました。ギネスのパイントの後はシングルモルト。体育会系の流儀で鍛えられてしまった若者は大人の酒の世界の一端を学習できたでしょうか。それはそれとして、楽しいお酒でした。アヴィさんがBryan FerryのIf Not For Youビデオを流してくれました。写真はふと眼に止まったanCnoc 12。スコットランドの小さな蒸留所でアンノックと読むそう。荒れ地に吹きすさぶ風を感じました。
[doghouse]にも可憐な水仙が加わりました。小ぶりの喇叭水仙Narcissus pseudo-narcissus、かな。長崎の敷地に風にも負けず咲き誇っていたのは日本水仙Narcissus tazetta、といっても原産地は地中海だそうです。西洋では喇叭水仙が主流でdaffodilというのはこちらを指すようです。PPMに出会った頃ブラザース・フォアの持ち歌にWeaversのLee Hayesが作ったSeven Daffodilsというのがあったなあ。メロディ、好きでした。学名を直訳すると水仙属偽水仙。
愛宕山の
フェルミエにやっとイタリア製マグロ缶が入荷しました。tonno all’olio di olive。キハダマグロの中落ちのオリーブオイル漬けで、シーチキンと言われるようなツナ缶とは別物です。tunaという英語はカツオ等を含む広義のマグロ族を意味していて、日本製のツナ缶にはカツオ缶も含まれています。早速アンナマリアさんに教わった
ツナクリームソースのパスタに挑戦。もう二歩という出来でしたが、それなりに満足。好評でした。
長崎でお世話になっている長崎電鉄の路面電車。車両も外装もたくさんのヴァリエーションがある中でこれが「純正」の旧くからの車両。「鳥獣持込禁止」というのがおもしろいですね。きっと昔の名残なのでしょう。行き先の「石橋」が私たちの現場の最寄り駅です。
猫はいまだにうちの長女が怖い。だっこされるとこんな風に瞳孔が全開してしまいます。犬はいまだに猫の挙動に興味津々。だっこから脱出するのを待ちうけていてじゃれかかります。だから猫の眼はよけいに見開いてしまいます。これも我が家の団欒の一こまではあります。猫、えらい。
週刊東洋経済2月18日号表紙「東京電力偽りの延命」、頑張ってるなと思っていたら、2月17日東洋経済編集長「痴漢で逮捕」。どこにいても自殺させられてしまう機会もあるし、混んでいる電車に乗れば痴漢で挙げられる機会もある。そんな社会になってしまっているのですね。
寒さももうそろそろ緩み始めるはずの雨水。なんだかいい語感で、ほんとうに暖かくなっていきそうな気もします。七十二候では雨が降って土が湿り気を含む、霞がたなびき始める、草木が芽吹き始めると続いていきます。[doghouse]の「外家(そとなか)」のシマトネリコはいつも青々。向こうの落葉樹の新芽の準備が進んでいるのはきっと確かです。
久しぶりに吉祥寺まで買物がてらの散歩。高知県と北海道の野菜が目当て。必ず一緒だったフクがいないのは初めてだけれども、ハヤは大はしゃぎでスイスイ。おかあさんのちょっと長い買物のあいだ外で待っている時に一匹だとさみしいかな。しっかりしなくちゃいけないと思ったわけではないだろうけれどいつもよりいいコにしていました。
長崎。「武蔵」はすっかり馴染みになってしまって、そろそろ腰を上げようとする頃に、まあこれでもと思わぬものが出てくることが多くなっています。これは漁師が舟の上でつまんだという「きびな鍋」。白菜だけが入った熱々の昆布出汁にきびな(キビナゴのことです)を放り込み、頭をつまんで柚子でも橙でもない長崎特有の柑橘類を絞った醤油をちょいとつけ、歯で身をこそぎ食べます。すっと身が骨から剥がれる頃合いが食べ頃。すぐに慣れましたが、ちょっとコツがいります。おいしくて焼酎がひととき止まりました。
コントラバスの斎藤輝彦さんの3月のリサイタルは三鷹芸術文化センターで開かれます。終演後に
[calvet]でワインというのも楽しそうだな。演目は今までとはかなり違うようです。詳しいことはピアノ伴奏の
吉岡裕子さんのブログを見ていただくほうがいいと思います。
フクが逝って1か月。時は今までと変わらずに過ぎて行きます。節分にやってきたフクだから福。お悔やみにいただいた桜の盆栽。暖かくなって花が開くのが楽しみです。
長崎、魚の町の朝陽の中を走り抜ける市電。長崎は海が荒れていて天然ジゲモンの「武蔵」は店を閉めていて、ちょっと慌てましたが、気持ちを切り替えて初めての長崎鮨を探訪しました。思案橋の「志乃多」。握り一人前松竹梅なく千円。カウンター数席のみのちいさな居心地のいい店。いい街だなあ。
大村湾の朝。長崎空港はバスで30分ほどの大村にあります。激安割引運賃で帰える時は朝8時くらいに空港への橋を渡ります。橋の陸地側には昔からある自衛隊用の飛行場があります。ここは戦前には海軍航空廠があったところで、今は大村入国監理センターになっているかつての大村収容所もここにあったはずです。
長崎ランタンフェスティバルの舞台裏。高校生の時に英語の授業で読んだAnimal Farmをちょっと思い出しました。まだ純真だったあの頃は興味深く読みましたが、今思えば副読本としてはなかなかしたたかな選択。まあ英単語の勉強にだけはなったような気がします。予備校でサマセット・モームに出会うまでは英文学の面白さに目覚めませんでした。
ウィーンのお土産にいただいたホットワインの素。20種類近い香辛料がホールで混ぜられていて、見ているだけでも鼻が刺激され、楽しくなってしまいます。とびきり寒い日を選んでvin chaudをつくってみました。ワインとは趣がまったく違う、心温まる飲み物で、家族全員で温まりました。
英語国民の友人からPalindrome Birthday Partyの招待メールが届きました。palindromeとは回文のことで、今日2012年2月12日は英語で12.02.2012と書くと回文のようになるのだそうです。厳密にとらえると、違うような気もしますが、気のきいたネーミング、楽しいですね。単語の勉強にもなりました。写真は休みの日の朝。デイベッドで新聞を読んでいるとハヤが膝の上に。いつも目の前のクッションの上にいたフクはもういません。
[doghouse]のどうぶつたち。生まれたのも我が家に来たのも、フク、クウ、ハヤの順でしたから、序列はほぼ自動的に決まっていました。従って今はクウが筆頭。家の中でのシマがぐっと拡がって、私たちの日常の視野の中に猫が占める割合が大きくなっています。だから猫籠も今は食卓の下。よくここで眠っています。
長崎はフルーツの街。左は定宿から現場への路の途中で売られているカップ入りカット・フルーツ。お手頃価格です。飲み過ぎの翌朝はヨーグルトにフルーツがさわやか。右はヤクルト方式で売り歩かれているフルーツ・ジュース。ヤクルトのような工業製品ではなく手作りのようです。おいしそうだなあ。
2008年竣工の自由が丘の
[baoli]へ。もう日が暮れていて、広場は湿り気を帯びた夜気の中、凛としていました。非日常の静寂の周囲にひろがる住宅街の屋並みの暗い影の上に橙色の満月が霞んでいました。今度入るテナントの社長が建築を気に入ってくださり一緒に記念撮影。階段前のブリッジ、いい舞台になったと思います。
還暦を過ぎたおっさんが連れて歩くには幾分不似合いなパピヨンとの「お散歩」はずっと習慣だった2頭立ての街歩きとはかなり趣が違います。一対一の関係の中ではハヤの自己主張はより鮮烈です。もう帰る。動かなくなったらとりあえず家の方向に向かうしかありません。
15年前。節分に我が家にやってきたので長男にそう命名されたフクは「福の神」でもありました。あのコがいてくれたおかげで、我が家は幸せでした。
寒いけれどきりっと晴れ渡った冬の朝。部屋に差し込む柔らかい陽に目も心も緩やかに。この家ができてからずっとここにはあの大きな生き物がいたのだなあ。フク専用ソファの位置も少し変りました。
三鷹の
[calvet]も楽しい処。縁がつながるといのとは違うのだけれど、いつ行っても知り合いがいる感じで、初めての人とでもすぐ仲良くなってしまいます。今年の皮きりに一杯だけと思ってブラッククィーンのグラスを手にしたのですが、ついついワイン談義が盛り上がり、じゃあ甲州ということで、甲斐ワイナリーの「かざま甲州」もいただいてしまいました。「藍茜」と「萌黄」が定番の座を守っているのはうれしい。
長い里帰り休暇を終えて
cochin nivasが戻ってきました。そして待望の冬の季節メニューが登場。タマネギ、ピーマン、シメジの入ったキーマカレー。やっぱりここのカレーはおいしいなあ。随分人気が昂まっているようで、今日のバスマティ・ライスは私がラスト。ラッキー。