[doghouse]中庭の睡蓮鉢、この季節特有の湿り気、低く重く垂れこめた雲、そこにひとつの華。
霧のような雨の中を現場まで歩きました。傘はいらない感じ。山並み、空、ブドウ畑、鳥、植物、花・・・。勝沼ぶどう郷駅から現場への道程には、思わず足を止めてしまうところがたくさん。
2泊3日で通り過ぎた建築の旅の一行の視野から「基地」は抜け落ちていました。美ら海水族館で遊ぶ子供たちの少なからずが外国人なのも東京の日常では珍しいこと。水族館の建つ海浜公園のスケールの広大さも「基地」の代償のひとつなのでしょう。
昨日は勝沼へ。雨だったはずが勝沼に着く頃には晴れ。ぶどう畑も周りの山々も夏でした。元気いっぱいのブドウ畑の中を、ゆっくりと歩いて現場に向かいました。
沖縄と言えばシーサー。これは那覇の牧志公設市場裏にある壺屋やちむん通りで作られていたものです。
沖縄から戻ったのは昨晩深夜。写真の整理は後回しにして、那覇からは取りあえず、錆びたトタン屋根の上の猫とタイヤとブロック。猫の多い街でした。
沖縄は昨晩は誰も予想しなかった、晴れ。フェリーで伊是名島へ渡りました。珊瑚の浜には海鼠もいました。
沖縄に来ました。梅雨を迎えに来てしまったかのような雨、雨。晴れ男形無しですが、沖縄の建築には雨のほうが似合っているようにも思います。先ずは中村家での一枚。
New York,1982年。マンハッタン南端のおそらくバッテリー・パークからの自由の女神。Simon & Garfunkelの秀逸な組曲Bookendsがその頃の私の脳裏に形成していたイメージがこのような情景を切り取らせたのかもしれません。寒い冬だったなあ。
朝起きた時は雨。6時前には起きていて、高校生の娘を送り出し、小止みになるのを見計らって素早く「お散歩」を済ませ、三鷹駅から大好きな各駅停車で勝沼に向かいました。トンネルを抜けると晴れ。現場打ち合わせまでにはかなり時間があったのでフルコースを歩きました。いっぱい撮った写真の中からまずはブドウ畑の雉。向こうは警戒しているので写真はこれがせいいっぱいでした。
高校放送部のOBOG会準備で母校の「如蘭会大会」へ。あの頃の校舎は資料館を残してすっかり建て替わっています。その資料館にはあの頃使っていた38-2トラのテープデッキ。懐かしい。模型の手前の建物が資料館。手前の急な坂道は「遅刻坂」と呼ばれていて、坂の下には今でも2カ月に3回はお世話になっている「パーコー麺」の店がありました。
日曜夕刻。ちょっとした仕事を終えた後の上高田「きよし」。爽やかな初夏の一日の心地よい火照りが開け放された扉の向こうの薄暮にゆっくりと吸い取られていきます。小上がりの座敷は3組のご近所さん。13歳になる店猫。常温のお銚子。いい時間でした。
ジューンベリーは豊作。鈴なりの真っ赤な実を求めて数種類の鳥が中庭を訪れます。晴れている時は特に賑やかで、囀りを聞いているだけでも気持ちまで晴れてきます。警戒心が強いので手持ちで写真におさめるのは一苦労。ガラス越しにやっと雀一羽が写りました。
三匹の平和なひととき。ロフトからのショットです。誰かがロフトに上がるとハヤは下で大騒ぎ。よほど眠たかったのか、すぐに定位置におさまってくれました。流れている音楽は、高校同級生が旅先で手に入れてきてくれたロマの音楽4枚組CD。Dylanが現在ツアー中の地域の音楽です。
[doghouse]のオリーブに花が咲いていました。モクセイ科オリーブ属Olea europea。一本だけだから実は生らないのかな。
New York,1982年。エンパイア・ステート・ビルの次には貿易センタービルにも登りました。そこから望遠で捉えた自由の女神には行きませんでした。Paul SimonのAmerican Tuneを連想します。
勝沼の若ぶどう。もう少し成長した程度の摘果した青いブドウを絞って、その酸っぱい液体を料理の仕上げに使うのだそうです。ヴェルジュ。初夏の旬の風味。いいなあ。
鍋島千恵さんと武井誠さんのJIA新人賞受賞を祝って居住空間コースの仲間が
「百人町酒房」に集まりました。あらためて、おめでとう。サックスの建築家が空間にぴたっと決まっているのをカメラで捉えたのは設計者の渡辺康さんです。
photo by Yasushi Watanabe