久しぶりの長崎出張。先ずはランチの定番ちゃんぽんのヴァリエーション。長崎では具の種類が多いことを「ソボロ」と呼んでいるとのこと。調べてみると「そぼろ」は細かくしたことを意味する「おぼろ」に「粗」がついた「そおぼろ」が語源のよう。無理に漢字にすると「粗朧」ということになるのかな。
旨いもの好きの隣人がいる幸せ。今年も釧路のサンマを共同購入しました。2本は酢で〆て4本を炭火で塩焼き。久しぶりの炭火は楽しかったなあ。ペルー産ということに惹かれて買ったホワイトアスパラ、おき火で焙って塩と酢橘、お酒に合いました。
来日公演中のボローニャ歌劇団のAさんご夫妻が[doghouse]で本場の料理を作ってくださいました。我が家の子供たちもみんなでお手伝いしながら総勢9人と犬2匹が厨房のサービステーブルを囲んで大賑わい。楽しくおいしい国際交流になりました。
パスタは(シーチキンではない)マグロ缶を使ったクリームソースのフズィリfuzilli。ソースの仕上げにサフランを使うところがにくい。全員に大好評で相当な量があっという間に売り切れ。
セコンドは鳥胸肉のスキャロッピーニscallopini。薄く切った胸肉をガンガン叩いて伸ばし、レモン風味でソテーしていたようです。おいしい。
ワインもたくさんいただいて片言のイタリア語が飛び交う楽しい夜になりました。我が家の子供たちも最後までしっかり溶け込んでいたのがうれしい。Aさんは首席コントラバス奏者。こんな経験ができるのはお隣の斎藤輝彦さんのおかげです。
八雲の実家[ビッグドッグ・ハウス]と同じ町内に2年前に開業した
八雲茶寮で昼の懐石。住宅街のお屋敷を巧みに改装した隠れ家的佇まい。料理もサービスも雰囲気も申し分なし。長崎の板前さんによる佐賀料理だそうです。人生の先輩の方々からいろいろなお話をうかがって、いい時間を過ごしました。長崎産のアマダイを赤味噌で焼き上げた「ぐじ茶漬け」をお土産に実家まで歩いて、暫しのんびり。晴れているのに時々細かい雨が降る湿っぽい空模様も吹き飛んでしまいました。写真は我が家で再現した「ぐじ茶漬け」。一緒に竹籠に入っていた京番茶を淹れてレシピーどおり。これだけで十分な昼になりました。津々浦々いろいろと旨いものがあって、いい国だなあ。
長崎新地の生麺でつくった皿うどん。もちろん
金蝶ソースをかけていただきました。おいしかった。からしは使わないのが長崎流だそうです。Wikiでは英語とスペイン語にSara udonの項目があります。
山珍居ランチメニューから。ラーメンとはかなり違う独特のうまみのあるスープに入ったビーフン。玉ねぎ、モヤシもはいってトッピングは叉焼とゆで卵。油をほとんど使わない疲れた胃にも優しい一品です。