[doghouse]にも秋の陽射し。秋空の下は気持ちがいいなあ。音楽はDavid CrosbyのアンソロジーVoyage。CSNYもいいけれどもCrosby名義の曲の中にいくつもお気に入りがあります。左上にぶらさがっているニンニク。そこいらにあるものとは違うスペイン土産です。ajoアホ、青森産より一回り大きい。
また虫々熟語。読めませんよね。「まくなぎ」、なんとも言えない語呂あいの言葉。「うたの動物記」が初見でしたが、夏の季語で、ヌカカなどと呼ばれるような小さな蚊のことなのだそうです。蠓、蠛あるいは蠛蠓と漢字で表すと確かに虫ですが、目の前に確かにいるのだけれども捉えようのない存在ということなのでしょう。日本語は面白いなあ。寒かった曇り空に陽がさして気持ちのいい秋の午後になりました。風に揺れる儚げな葉影。「まくなぎ」とは違うけど。
読めるかな?二週前の日曜の「うたの動物記」に登場したヒキガエル。蟇蛙なら読めそうだけれども蟾蜍はねぇ。ヒキガエル科ヒキガエル属Bufo japonicus。三鷹の家の近所でも西新宿の事務所の近所でも姿をよく見かけます。動きが遅くて動物として認識されないのか、犬や猫とは仲良しですが、自動車は苦手で無残な姿になってしまうことも少なくありません。しっかり雨が降って喜んでいるだろうなあ。
暫くウェグナーを寝床にします。背もたれを上に持ち上げると座面が拡がり、そこそこの寝床に変身。寝心地は悪くありません。ハヤをお腹のところにかかえてPeter,Paul & Maryを聴きながらぐっすり。夜中にお腹をすかせたクウに起こされたほかは熟睡。フクは自分のソファで眠ります。中庭がゆっくり明るくなり始めた頃、目覚め。いい夜でした。
久しぶりの雨に[doghouse]の不喰芋Alocasia odoraもいきいき。気温もぐっと下がって、ほっと一息の九月の一日でした。くわずいも。漢字ではこう書くのですね。たまたま朝日にも日経にも載っていた田中一村の奄美を描いた絵「不喰芋と蘇鐵」で学習しました。
[doghouse]中庭の睡蓮鉢、この季節特有の湿り気、低く重く垂れこめた雲、そこにひとつの華。