海に向かう階段

160728a.jpg
160728b.jpg
由比街歩きから。海に向き合った街では神社も同じ向きのようで、旧東海道を東西に歩いていると山側の道の先に直階段がいくつもあり大概はその先に神社。境内から振り返ると階段と海への道が一文字に続きその先の家並み超しに大海原。東名の存在もどこかに消えて由比の本来の良さがしみじみわかります。海に向かうなだらかな傾斜の中に島のような小山もいくつかあってっそれもまたよし。こんないい街までの電車賃は東京から往復\7,340と安くはないので18きっぷ(1回分\2,370相当)がうれしい。この夏にまた行くかな。


鷺に思う

160727a.jpg
大学生の娘が清水にいるおかげですっかり馴染になった街、由比。駿河湾に臨む小さな漁港で江戸時代は東海道の宿場町の一つで、昔日の面影がそこここに残る。背ろには山がせまり東西に走る道とそれに直行する海に向かう小坂が街の基本構成。1968年に海辺に東名ができあがるまではのどかな東海道本線が海辺を走っているだけで駿河湾と街が視覚的にも一体であったに違いないが今の街歩きでは鼻だけが海の存在を知る。川には鳥がたくさんやってくるので橋の上でカメラを構えているのが好きなのだが海を背景にはできない。この日は鷺が東海道線の橋梁に悠然と。向こうには東名を走る大型車の姿と空。河口に架かる二つの橋をくぐれば砂浜なのだろうが、ほんものの犬でもない限りそれは叶わない。どうしてこんなことをしてしまったのだろう。お気に入りの寿司屋の大将は「人がいないよな」と街訪れるヒトの減少を嘆くが、経済成長優先の浅知恵のツケであることは間違いない。すぐ脇を列車が通り過ぎまもなく鷺は山の方に飛び去った。
160727b.jpg
160727c.jpg

mokichi

160725.jpg
湘南の旅の終点は熊澤酒造。相模線のローカルな駅歩10分というロケーションながら多くの人で賑わっています。外形も中身もよくできています。ここのクラフトビールの高評価が賑わいの背景にあるようです。

蝶の夏 続

160724.jpg
湘南の旅から。茅ヶ崎から相模線2駅目の香川にある熊澤酒造の大谷石の舗道に佇むアオスジアゲハ。

threshold

160723.jpg
湘南の旅から、七里ガ浜。川が海に変わる境界での波と流れのせめぎ合い。刻々と変わる水の模様がおもしろい。

蝶の夏

160722.jpg
湘南の旅から、羽化したばかりシリーズ。そういう時節なのかな、蝶も出てきたばかりの感じでした。これはアカボシゴマダラアゲハですね。


[enne] revisited

160721.jpg
一年点検で高円寺の[enne]へ。カーテンと家具が入ってゆっくりと空間が成長していました。スタッフとスタッフ予備軍も一緒に行ってワインで乾杯。幸せな宴。スクリーン越の灯が美しい模様をつくっていました。

Profile

image
kinoshita
木下道郎 ・ 建築家
詳しくはworkshop-kino.com

New Entries

Comment

Categories

Archives(4185)

Link

Search

Library