
富士吉田から富士急行・JRを乗り継いで勝沼の[chateau mercian]へ。こちらは竣工7年になり商業施設としても順調に成長している。細かいところはいろいろと気になることもあるのだが放っておいても大丈夫。成長著しい日本のワインをしっかり楽しんできました。

インターンシップの学生たちを連れて富士ミネラルウォーター[aqua gallery]に。私にとってはギャラリーのインターネット予約による一般公開の初体験でもある。「大自然の中に建つ工場に突き刺さる一直線のギャラリー」という空間特性を活かした、富士山の水への思いを伝えることを主眼にした展示に仕上がっていた。目立った告知をしていないのでまだ来訪者は多くはないそうだが先ずはこれでいいと思う。

[洗足池の集合住宅]が竣工して8月末引渡。高校同期との仕事の縁に感謝。ペントハウスは屋上テラス付のパーティールームになっているから同期で集まれるとうれしいな。自宅から40分緑道を歩いての現場通いも楽しかった。近くの洗足池には鳥もたくさん。

小値賀ぶらぶら 2。[長崎のヴィッラ]のプロジェクトで長崎に足繁く通って、海の先にある五島列島にも興味を持ち福江島までは訪ねていた。上五島の北の端の小値賀に惹かれたのは「おぢかアイランドツーリズム」を主導するAlex Kerrの「方法」に興味を持ったのがきっかけである。上五島が隆起によってできたリアス式海岸線が特色であるのに対し小値賀は海底火山の噴火でできた島で高い山はなく平坦である。小値賀本島では古くから米作が行われ港が発達し海を渡って様々な人が渡来した。上五島が五島藩(福江藩)に属したのに対し小値賀は平戸藩(松浦藩)で歴史的にもかなり差異がある。訪れる前は「上五島」で一括りにしてしまっていたものが、地勢を目の当たりにして氷解していった。そう言えば現代でも航路は小値賀は佐世保・博多とつながり、上五島は長崎だ。ちなみに遣唐使は小値賀に寄港しているが朝鮮通信使の航路からははずれている。面積12.22 km²の小値賀島は、暑いので徒歩はあきらめて、軽のレンタカーで半日でまわった。お気に入りの伊是名島(14.12 km²)豊島(14.4 km²)とほぼ同じ大きさだ。橋で西側につながっている斑島では牛が放牧されていた。碧い海を背景に印象的な白い鳥居は玉石甌穴。波で浸食された岩穴の中に球状の石が収まっている。天然記念物。
fbのmichio kinoshitaアカウントに牛や玉石甌穴の写真をアップしています。

小値賀の鳥 6。小値賀から佐世保への船旅の景色は素晴らしかった。忽然と一羽で現れて暫し並走するカモメ。Jonathan Livingston。快晴で海は美しく穏やかだったがわずか1日半後に航路左の平戸沖で押し船が沈没し2人が亡くなっている。

小値賀の鳥 5。海辺ではやはりサギをよく見かける。珍しく飛んでいる姿がカメラに収まった。野崎島のダム池。

小値賀の鳥 4。なんだスズメかと思ってよく見るとわずかながら趣きが違うように見えなくもない。かわいい。