「中心のある家」

171106.jpg
171106a.jpg171106b.jpg
阿部勤さんの「中心のある家」2度目の訪問。台風に伴う激しい雨だったのだが阿部さんの「雨が似合う家なんですよ」の一言で雨が私のメモリーから消えた。2人とも晴れ男なのだ。家の中心にある正方形の平面の空間をほどよく分節された小空間がぐるりと取り囲んでいる。不思議な回遊性があるから見て回るのが楽しい。ところどころに吹き抜けもあるので家中に散らばった私たちに一つのまとまりができる。宴が進んでくるといくつもの小さな集まりが物陰にある。チベットの寺院と空間構成の共通点があるのだそうだ。彼方では大日如来が鎮座している中心に此方ではメキシコの太陽神の絨毯が敷かれている。空間の魅力もさることながらそこに場所を占めているさまざまなモノが重要な役割を果たしている。川崎毅の陶芸の街、レゴのサヴォア邸、田中潤作のぶらさがり棒、専用台に据え付けられたハモンセラーノ、トルコで駱駝の背に掛ける布袋。私も29年前の旅でこれを買って[doghouse]に置き忘れてきた。好きなモノに囲まれた暮らしは居心地がよく空間は楽しい。今回は居住の学生たちもアルテックOGも一緒でひときわ楽しかった。早く[bigdog house]を片付けよう。fbのmichio kinoshitaアカウントにほかの写真を8枚アップしています。

雄鶏稲藁

171105.jpg
勝沼ぶらぶら 9。甲斐ワイナリーの小さなワインバーに置かれていたさまざまな鳥のオブジェの一つ。

線線線鳥

171104.jpg
集合住宅を見学に行った先に犬がいることはまずないけれど鳥はどこにでもいる。コンデジでそれを捉えるのもまた愉し。

鳥鳥鳥鳥

171103.jpg
近江八幡の駅から船着き場までうっかり歩いてしまったのは距離の読み違い。途すがら出会ったおそらく椋鳥のシルエット。

飯男魚猫

171102.jpg
西山卯三が描いた漫画の一コマ。かなり犬的な猫。大昔の「アッちゃん」とか「クリちゃん」とかはこんなタッチだった。仕事至上主義で頭をのほほんとしているうちにこんなに道を外れてしまった。

床格子猫

171101.jpg
「二軒家アパートメンツ」の階段は私たちが専有して使っている。屋外だけれども屋根はかかっていて猫にとっては居心地の良い空間なのだろう。

遠足柴犬

171031.jpg
勝沼ぶらぶら8。雨の予報を覆したのがうれしかったのか、勝沼ぶどう郷駅からメルシャンを越えて勝沼醸造そしてルミエールまで遠足。途中の民家で明らかにポーズをとる甲斐犬ならぬ柴犬。車だったら見落としていただろう。

Profile

image
kinoshita
木下道郎 ・ 建築家
詳しくはworkshop-kino.com

New Entries

Comment

Categories

Archives(4185)

Link

Search

Library