


心優しい差し入れの招待券の1枚は息子に渡して「ボッティチェリとルネサンス」へ。若者でごったがえす渋谷の片隅でこんな時間を過ごせる幸せ。10分のNHKビデオもよくできていました。気持ちは15世紀のフィレンツェに飛んで行っていしまって、うっかりイタリアのチョコレートや鮪の瓶詰を買ってしまいました。お上手。帰り道に1992年にワークショップとして設計したBEAMを覗いてみました。1階角につくった「街に開かれた劇場」は今は吉本になっていて扉のほとんどがつぶされています。富の集積の結果として都市をながめると、彼の地とは大きな違いがあります。
Sandro Botticelli,1445 – 1510。

-家とパン屋のあいだに戸袋の中に鳥の巣がつくられているのを発見。餌をくわえた親鳥をカメラにおさめました。

-仕事の帰りの駅前にある1時まであいているスーパーに立ち寄るのもちょっとした楽しみ。半額になっている魚を主とした生鮮食品を物色して、肴や朝の一菜に備えます。食べ方を考えながら素材を選ぶのは刺激的な頭の体操。最近は産地も考慮しなくてはならないので意外に複雑です。イサキの刺身は神奈川産ではなくかなり高く且つ立派な関ものを選択。こうして見事なカルパッチョになりました。飾りで付いていた頭半分でスープをつくってみたら、そのおいしいこと。いい魚を選んで大正解でした。

三田のお稲荷さんの近くで出会った黄色い花はヒメキンシバイ(姫金糸梅Hypericum calycinumオトギリソウ科オトギリソウ属)のよう。花びらの小さな切れ込みが点対称になっています。大自然の造形は奥深い。wikiによれば英名はrose of sharon。


鳥たちは今が子育ての季節。巣作り、餌遣りに余念がありません。普段より気がたっていますから、寄るも見るもそっとね。busy being bornはDylanの1965年の作品It's Alright, Ma (I'm Only Bleeding)から。この激烈な詩を書いた若者が今はシナトラのカバーを歌っています。