美術館

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但馬・丹後の旅。宮脇檀の出石町2作目は町立伊藤清永美術館(1989年竣工)。ここも黒い瓦屋根と土地の色の壁。風土への馴染を先に立たせてここでも建築家の個人的表現は抑えられている。ここでも私たち一行は館長とキュレーターに出迎えられ説明を聴く。企画展開催中の造形作家稲葉猛さん自らの解説で空き缶を使った平面構成を鑑賞している傍らを含め館内あちこちで青木尚哉グループによる身体表現が繰り広げられている。堅苦しさのまったくない楽しい雰囲気は町に根を張った美術館の証だろう。建築の柔らかさもあってのことに違いない。竣工の2年後1991年に居住空間デザインコースが創立されている。

出石町

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但馬・丹後の旅。現在は豊岡市の一部になっている出石町は豊岡盆地の片隅にあり三方を山に囲まれている。出石川沿いに水田がひろがる豊かな土地で出石城の城下町が起源になっている。標高差310mの城山から町が一望できる。建築の写真のうち上2枚の設計が宮脇さん。左が出石町庁舎、右が出石中学校。下2枚がいるか設計集団。左が文化会館ひぼこホール、右が弘道小学校。遥か彼方からの映像でも街並みへの溶け込み方の違いがわかる。弘道小学校は土曜の朝の散歩に訪ねてみた。山裾の斜面に分棟で教室群が連なる斬新な小学校。都会と違って街から仕切られていないので敷地内に入って見学させてもらった。たまたま居合わせた先生から解説していただけたのはラッキー。先生方にとっては運動量が多いなど使いにくい面もあるようで称賛は聞けなかったが、生徒には間違いなく楽しい学校空間だろう。いい建築だと思う。

5mm

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ozのプルマン5mmカット。これをカリッと焼いてつまみを乗せるのが好き。レジに長い行列があっても平気でカットをお願いできなくては「主夫」は務まらないのだろうが、気の弱い私は運よくすいている時を見計らって頼んでいる。「12枚切りよりもっと薄く」とか「できるだけ薄く」とかの試行錯誤の末「5mm」に落ち着いた。16枚切りよりも薄い。これだと慣れない店員さんでもなんとかなる。

katsukare

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梅里に現場があった頃に食いしん坊のTさんから教わった「かつ源」は好きなとんかつ屋だ。丸ノ内線南阿佐ヶ谷駅近なので今でもメトロ24時間券を手にするとつい行きたくなってしまう。ここには本格的とんかつ屋にはないはずの「かつカレー」があって気にはなっていたのだが、ついに思い切って食べてみた。カツもカレーもそれぞれ美味しいのだけれどやはり私の好きな「かつカレー」とはかなり違う。「日常派」には内緒にしておこう。

taliesin2

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居住空間コースの新入生歓迎会のゲストは長岡勉さん。レクチャーの後製図室で開かれる懇親会は4年生が準備する。部屋に宮脇さん設計の立派な厨房があるので料理も手製。もちろんメニューも。この体験は彼女たちのおおきな財産になるだろう。製図室にあるライトのこの照明taliesin2はNHKの小道具庫にもあるようで、「ひよっこ」の島谷君の下宿によくわからないまま置いてしまって失笑を買ったあと、「半分、青い」の秋風羽織の趣味の部屋になんとか居場所を見つけていた。taliesin、懐かしいなあ。

宮脇檀

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但馬・丹後の旅。主題は宮脇檀。建築家人生の最後の18年間に4つの作品を遺している出石を居住空間コースの学生たちと訪ねた。彼はこの町で1981年に「斎藤隆夫記念館」の設計依頼を受けている。1983年に竣工し「静思堂」と名付けられた建築で「静思塾」が開かれ、彼も講師として参画するなどして町づくりにかかわっていく。その成果を踏まえて出石町に提案された冊子「出石らしさをつくりだすために」が彼と出石町とのつながりを深める基礎となっているように思う。竣工後35年経った建築を訪れた私たちはここで町の人たちからたいへんな歓待を受ける。お話しをうかがったあとの交流会でごちそうになったのは近くの山で獲れた鹿と猪。お酒も入っておおいに盛り上がり楽しく興味深い時を過ごした。学生たちにとってもいつも遠くにいる宮脇さんのことを深くからだで理解する貴重な体験だったと思う。「静思堂」の発端となった斎藤隆夫は出石町出身の政治家で衆議院議員当選13回、戦前に「粛軍演説」「反軍演説」をし議員を除名処分になったあと選挙で返り咲いた硬骨漢。現在の私たちが必要としている政治家は彼のような人なのだろう。

[staedtler]

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お気に入りの[staedtler]0.9mmシャープ、プラム・フィニッシュを大切に使っています。お揃いなのがなおうれしい。手で描く書くことの大切さをひしひしと感じる今日このごろです。おとなは[kakimori]より[staedtler]、ではないかも。背景は丹波美山の藍染。

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kinoshita
木下道郎 ・ 建築家
詳しくはworkshop-kino.com

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