[二軒家アパートメント]のペントハウスでオーナーも一緒にスライド会。仕事に追われて解禁できなかたボージョレ・ヌーヴォーも合わせて楽しみました。築地場外の鮪を炭火で炙っているところです。おいしいものがあふれた一夜でした。みなさんありがとう。

081114に登場した重森三玲邸書院の裏手に潜んだ坪庭です。円弧、斜めの線など垂直水平に軽く破調を与えるのが流儀のようです。簾が効いていました。

昨日留守中にハヤが脱走しました。中庭裏側の木戸が少し開いていたようです。運よくお隣の斎藤さんが捕獲してくださり、お向かいの小林さんに一時預かりをお願いして、事なきを得ました。隻眼ハヤ、やるな。

新しい住まいの設計2009年1月号に
[金沢文庫の家]が載っています。「家を建てるなら外を取り込むプランが大正解」特集の事例としてウッドデッキの中庭を中心に紹介されています。
訪れた11月15日は柳川の鴨場での狩猟解禁日。ハンターに仕留められた野鴨は39羽。これがその夜の食卓に並びます。宮内庁の鴨猟では胸肉をぶつ切りにするのだそうですが
「御花」では薄くスライスしたものをバターを塗った鉄板で、葱のほか酸味の強いリンゴの薄切りも一緒に焼きます。今までに経験したことのないおいしさでした。まず鴨そのものが、今まで食べてきた合鴨とは色も含めてかなり異なったものなのです。しかも飛来したばかりなので脂が少なく臭みも少ないとのことでした。写真は「御花」特製の鴨焼鉄板です。焼き方も付け合せも永い年月のあいだに研鑽されたもののようです。もうこの一品に圧倒されて、有明海の珍味や舌平目や名物の鰻せいろ蒸しは、この夜は、霞んでしまいました。障子が開け放たれ「松濤園」の夜景が向こうに広がっているのですがカメラには捉えきれませんでした。

翌朝は雨が上がって薄い靄の中に朝の陽が姿を現しました。「松濤園」の幸せな野鴨はまだ眠っています。下駄をつっかけて、「犬抜き」で、しっとりと濡れた庭園を散歩。アップしている写真の大半はこの小一時間で撮影しています。泊まりは熊本でという手もあったのですが、ここにいてよかったと感じられる濃密な時間でした。日曜の朝8時少し前、人の気配のほとんどない石の舗道を掃き清める人の姿がありました。掘割ではどんこ舟の仕度のようすを鷺が一羽見守っていました。

時の流れを大切にした街並みに、しなやかに根付いた伝統・文化。情けないことばかりの日本だけれども、こんないいところもあるのだなあとしみじみ感じました。店頭の床几に猫が居眠りをしていて思わず足をとめてしまったおせんべい屋さんでは、景気の影響か急激に観光客が減っている様子をありありと聴かせていただきました。がんばらないとなあ。

今日でフクは12歳。ハヤも一緒に元気に散歩しました。
川下りのどんこ舟は沖端川から掘割に入り込んで進んでいきます。掘割が整備されたのは江戸時代が始まる頃。それ以来立花藩の城下町として栄えてきた柳川では掘割が「表」で護岸には随所に舟よせや水面に降りていく階段があります。あいにくの雨模様で暗かったためカメラには捉えきれませんでしたが、水辺には野鴨、鷺などの姿もありました。何故か野良猫も多く、開かれた傘の中におさまっている猫までいたのですが、このショットも大ブレでした。水面と橋梁の裏面との距離は座っている私の手が簡単に届くところもあるほどで、船頭さんは身をかがめてたいへんです。1時間ほどでどんこ舟は鬱蒼と木が茂った
「御花」に到着。ここがその舟よせです。

周囲を掘割で囲われた7000坪の敷地に松島を模したという庭園「松濤園」があり、すでに野鴨も飛来しています。そこに面した100年前建造の木造建物が料亭として使われ、宿泊施設や史料館とともに
「御花」として別世界をなしています。

旅の始まりはかつてはライオンズのオーナーであった西鉄の福岡天神駅で、天神大牟田線を走る特急が単線区間に入って間もなく停まる柳川市は最近の町村併合で人口7万になった小都市。画一化されて個性を失いがちな地方都市が多い中で、しっかりと個性を発揮しています。ここまで来て良かったと先ず感じました。

町中にはりめぐらされた掘割を船で下っていきます。西鉄柳川駅から先ずは沖端川をすべりだし橋下のこんなに狭いところをくぐって掘割に入っていきます。

「建築技術」12月号の北山恒さん監修の特集「密集市街地につくる住まいのデザインと技術」に「アクセス・バルコニーによる緩衝領域」ということで
[代官山の集合住宅]が取り上げられました。

そう言えばCasaBrutus10周年記念号には
[二軒家アパートメント]が載っています。

柳川は有明海に面した町。いろいろな珍味をいただきました。お土産は干しわらすぼ。ハゼ科で日本では有明海のみに生息、藁素坊と綴るそうです。
ところで真弓監督は柳川高校出身。何かのご縁ですね。

九州柳川では15日が鴨猟解禁。ひょんなことから柳と川の街まで飛んで初鴨の宴を楽しんできました。先ずは第一報。
