新雪足跡建築


ダイダロスツアー 5。二日ともに完璧な快晴でしっかりと冷え込み八ヶ岳美術館のまわりは雪が積もっていました。名も知らぬ動物の足跡がくっきりと残っていました。いいところですね。肝心の建築は緊張感が希薄で、特徴的なドーム屋根も内部空間で活かされているとは思えません。1980年、村野藤吾設計。1972年にはカーンのキンベルができあがっていたと思うとさみしい気持ちになってしまいました。71歳のカーンと89歳の村野。富裕な財団と原村の経済力の差というより、やはり歳なのでしょうか。








-ダイダロスツアー _4。1泊2日で山梨県の建築とワインを巡る旅。メルシャンのほかにはルミエールのワイン醸造庫を見学。垣根式の葡萄畑が美しいzelcovaでディナー。土地の素材にこだわったメニューがぴったりワインに合っていました。畑の脇で見つけた縁石に刻まれた「1954.5.作業中ニ放射雨ガ降ツタリ」。調べてみたら1954年には合州国の水爆実験がビキニ環礁などで6回行われていました。第五福竜丸の被曝はこの一連の核実験の第1回目が原因。この件だけは報道されましたが、その後も継続された核実験の第5回目による放射能汚染が日本にまでも及んでいたことが今では明らかになっています。







-吉田研介さんの「ダイダロスツアー」に行ってきました。中型バス定員いっぱいの28人の建築と食べ物の旅。主題は土地との繋がり。シャトーメルシャンでは一番気に入っている地下のセラーバーで年代物を試飲させていただきました。さすがにおいしい。









