静かに流れる空気 090628

昨日の夏日が一転して梅雨曇り。昨日はこの写真のようにアッラペルトへ全開でした。アルミサッシを使わずに木製のガラス戸にして、このように戸袋にすっかり収まってしまうようにしたおかげで、外がよどみなく内に続いているわけです。網戸も同じように収まっているのですが、こちら側ではほとんど使うことがありません。昨日の程度の暑さなら冷房は不要。風が気持ちよく抜けていきます。高気密の家がエネルギー効率がよいと政府は喧伝していますが、間違いですね。ハヤはいつものように私のお腹の上では暑いのでしょう、ひとりでお昼寝モード。結局一つも花が咲かなかった檸檬の木に珍しくアゲハがやってきていたのを、ウェグナーのデイベッドに横たわって活字を追いながら眺めていました。こんな気だるい時間にはここのところはまっているLeonard Cohenがぴったり。ロンドンでのライブでのロマの音楽で使われるような弦楽器の爪弾きが特に気に入っています。こころもからだもゆっくりとしたついでにお昼は隣町上連雀の蕎麦屋まで足を伸ばしました。傍八、「はたや」と読みます。ここと同じ完璧な住宅街の中の住宅を改装したお店。気になっていたのですがやっと訪ねることができました。「つけとろせいろ」合格。とろろが摺りたてでした。
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2009/06/28(Sun) 09:27:00 | doglog
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kinoshita
木下道郎 ・ 建築家
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