ボルドー シャトー 090612

メドックの5つのグランヴァンの中からシャトーマルゴーを訪れました。日本では雲の上のようなワインなので、正直なところ、銀座や表参道に並んでいる「ブランドものの箱」のような悪趣味の世界を覚悟していました。迎えてくれたのは長い一直線の並木道とその突きあたりに佇む落ち着いた館。案内してくださったのは穏やかで趣味の良いオーストリア生まれの老婦人。今回訪れたたくさんのシャトーやドメーヌのなかでも、ワインに対する思い入れの深さをもっとも強く感じさせられる、感動のひとときになりました。
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一年目の赤の貯酒庫です。樽の中央部は汚れやすいのでワインで着彩されています。この空間の体験は今進めている設計に決定的影響を与えました。
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ウィスキーの樽とは違ってすべてが新樽。ここには樽をつくる工房もあります。
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レセプションの中央を占めていたのはシャトー周辺の巨大な模型。ブドウの葉まで再現されていました。壁には建築家のドローイングによる平面図やサイトプラン。商品のディスプレーは一切ありません。記念にいただいた美しい小冊子の中身は2008年の詳細な栽培記録でした。ワインを育む大地への愛情。自然の恵みとしてのワインに対する誇り。こちらまでもが幸せな豊かな気持ちになってしまうほどの見事なプレゼンテーションでした。
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ブドウの大地の中の美しい幾何学としての並木。完璧な美しさを心に刻んでシャトーを後にしました。
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2009/06/12(Fri) 07:35:06 | doglog

Re:ボルドー シャトー 090612

エコミュゼ、知らなかったなあ。面白そうですね。しっかり体験してきてください。
[doglog](2009/06/12(Fri) 17:16:54)

Re:ボルドー シャトー 090612

素晴らしい!シャトーものとそうではないものの差を認識させられました。このように美しくたくさん整然と並べられた”美しい樽”は、見たことがありません。色どりも最高!いつか行ってみたい。
明日は、アルザスのエコミュゼへ行く予定。民家がたくさんあって、1日では回りきれないかも・・・
上野ぱんだ(2009/06/12(Fri) 13:12:40)
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木下道郎 ・ 建築家
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