上総 090519

今回の旅は房総半島は上総の国の東側。宿泊は北の山武郡、目的の建築二つは真ん中の長生郡にあります。長生郡の水田の中を走っていていくつも目に留まったのがこの写真のような直方体の構造物。日よけの葦簀(よしず)のようなモノで四周だけでなく上部も囲ってあります。直射日光を嫌う花の栽培なのか、バスの運転手さんに聞いてみましたが、「水田だからウナギかな」など、よくわかりません。
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as it isにも同じようなモノがあります。見事なスケールの窓から囲まれた小庭を眺めた写真です。
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「上総の家」で設計者の中村好文さんにお会いして謎が解けました。畑の中の囲いは千両栽培のためのもので、この地方特有のものだそうです。ヴァナキュラーな素材が見事に建築化されています。地域に特有な環境要素で構成された柔らかい半透過の被膜です。環境と建築を繋げる重要な仕掛けになっているわけですね。おみごと。
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2009/05/19(Tue) 07:11:17 | doglog

Re:上総 090519

コメントありがとう。キノコですか。そう言えば横芝の夜、暗闇の浜で北の方にほんの微かに灯りが見えて、そうだ近くにいるな、と思いました。
[doglog](2009/05/22(Fri) 09:19:34)

Re:上総 090519

ご無沙汰しております。
例のヨシズばりのもの、こちらの方ではキノコ栽培に使っています。
今年は集まりがありませんでしたが、またいつか、お会いしたいです。

直子(2009/05/22(Fri) 00:07:44)
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木下道郎 ・ 建築家
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