house M

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1月20日houseM。福井通さんのスライドレクチュア「異空間へのヴァーチャル・トリップ 聖と俗のカオスモス」その1。日本とイスラム世界の建築空間の対比からそれぞれの特質を明らかにしようとする試みは興味深い。一神教であることがイスラム空間の特質に大きく影響しているという指摘に納得。福井さんが挙げるイスラム空間の特質が近代建築にも通用しているのが面白い。そう言えばキリスト教も一神教だ。レクチュアの後は素晴らしい中庭空間で焚火を囲んで中国茶菓をいただきながら談論風発。いい建築だ。ところがたまたま出席されていた元駐シリア大使の元外務省官僚から豊富な実体験に基づくイスラム教観の提示があって場はひととき不穏な空気に包まれた。イスラム教の敗色濃厚だったのを救ったのは野沢正光さんの洒脱な穏やかな反論や北山さんからのwaqfというイスラム世界の共有概念の提示など。キリスト教もイスラム教もそしてユダヤ教も一神教はどれも良くないと私は思う。
 
2019/02/04(Mon) 08:00:01 | doglog
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kinoshita
木下道郎 ・ 建築家
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