最後の授業
1月29日は日大生産工学部非常勤講師としての最後の授業だった。2004年に谷内田さんに誘われて居住空間コースを教え始めて15年になる。建築設計は他の建築家とペアを組んで教えることになっていて学生の設計を講評するなかで自分自身が学ぶことも少なくない。年を経るに従って学生たちの立ちどころが見えやすくなってきたのは私の息子と娘が同じ年頃を通りぬけて行くのを体験したからかもしれない。自分で言うのもどうかとは思うが教え方は15年間でかなり成熟したと思う。後半は通年で週一日通っていたから大学で教えることが日常の一部になっていて、実はこの3月は意外に大きな「切断」であることは確かなので、去年の後半くらいから心の準備を徐々に進めて来た。卒業後も大学でのイベントなどを訪ねる機会はあるはずなので街に縁がなくなってしまうわけではないと自分に言い聞かせている。
2019/01/31(Thu) 08:00:02 | doglog