dogwalk
「北嶺町の家」にお招きいただいた時にふと頭をよぎったのが遠くはないはずの「森山邸」だった。穴のあくほど図面を読んだ西沢立衛さんの傑作が実在していることをこの眼で確認したかった。するとメモリー不足気味の記憶装置が引き金になって一目を置く講師仲間が推すとんかつ屋「燕楽」が界隈にあることがわかった。当日は池上本門寺のお会式だと言うので寄ってみたくもなった。地図を見ると本門寺は呑川沿いにあるということは柿の木坂の我が家から坂を下りたところにある呑川緑道とつながっているということだからこれは歩くしかないと思った。6.3kmの道程にはカラスに襲われた傷ついたハトやまだ残っている渡り鳥が少しはいたけれど、風景の変化量が距離の割には少なく、歩き飽きてしまう寸前だった。そのあとにさまざまな感動が嵐のように訪れたので歩いたことはもうどうでもいいと思っている。
2018/10/22(Mon) 08:00:02 | doglog