1968
grutto pass #14。歴史的建造物を鞘堂方式で保存する大谷幸夫の千葉市美術館で「1968年 激動の時代の芸術」。ネオルネッサンス様式を抱え込む前時代的建築の中で体験する激動の時代の芸術。17歳だった、よく覚えている。受験勉強の外のものには一瞥もせず歩んできた私は日比谷高校闘争を機に自分の周りを見始めた。都市・建築に目覚めたのもこの頃だ。その「切断」の証拠を細やかにかつ多面的に収集した展示は見応えがあった。あの熱さがなにものだったのか50年が経ってますます分からない。思わず閉館までいて、カタログを買おうかと迷ったが、記憶だけに留めておくのもまたよし。写真は浜野安宏プロデュースのmugen以外はNGなので新宿御苑の帰りに出会ったささやかなデモの記録。こんなことでいいはずはない。
2018/10/10(Wed) 08:00:03 | doglog