二軒家penthouse
設計した[二軒家アパートメンツ]に事務所を移してもう15年が過ぎた。日影規制の隙間をぬって屋上の芝生を歩いてアクセスする不思議なペントハウスを作ってオーナーの趣味の空間としたのが効いている。日常生活と切り離された空間なので人が集まる格好の場となっていて、そこを舞台にさまざまの縁が生まれた。そんな縁の仲間が集まってフィレンツェ仕込みの肉焼きの達人が仕切ってほぼTボーンだけでトスカーナを飲んだ。炭火だから厚さ5pがかりかりのレアで焼ける。一人500gがぺろっとなくなり追加のワインも何本も空けて楽しい時間を過ごした。おいしいものも酒もたいせつだが結局は人。幸せな夜だった。写真はオーナーの息子さんのかつての宝物のシルエット。部屋には私と音楽の趣味の重なり合いが深いオーナーのLPが並んでいて、エンドレスで流れている音楽にアーサー・アレクサンダーが混ざっていたりするのも居心地の良さの理由かも。
2018/10/06(Sat) 08:00:03 | doglog