隙間の家
comma佐野ももさん設計の「隙間の家」。設計の途中で「新たな防火規制区域」の制限が加わったハンディを逆手にとった不思議な木造耐火住宅。外壁耐火の白い壁とそのほかの軸組小屋組が併存していることによって生じる外壁周りの隙間がテーマになっている。閉鎖的な外壁に開けられた2つの大きな縁側開口が住宅街の4m道路に直面しているところが興味深い。斜め向かいにある完全に閉じた平屋住宅に触発された結果ではないとのこと。木造で耐火がかかると面白くないという常識は怠け者の言い訳に過ぎないということがわかった。
2017/07/12(Wed) 09:45:54 | doglog